【不妊治療に鍼灸は効果がない?】専門家が徹底解説!

2024-04-03  不妊治療

不妊治療の一環として鍼灸を検討されている方の中には、「本当に効果があるのか?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の記事では、不妊治療における鍼灸の効果について、

  • 最新の研究結果
  • 当院の意見

を踏まえながら、詳しく解説します。

また、

  • 鍼灸の効果を高める方法
  • 注意点

についても紹介します。

不妊治療における鍼灸の効果

近年、不妊治療における鍼灸の効果に関する研究が盛んに行われています。

これまでの研究結果によると、鍼灸は以下のような効果があるとされています。

  • ホルモンバランスの調整:
  • 血流改善
  • ストレス軽減

これらの効果により、妊娠率が向上する可能性があるとされています。

ホルモンバランスの調整

鍼灸は、ツボを刺激することで、脳下垂体や卵巣などのホルモン分泌に関わる器官に働きかけます。

女性ホルモンの分泌を促進します。

女性ホルモンのバランスが整うことで、排卵が正常に行われます。

つまり、妊娠しやすい体質になります。

血流改善

鍼灸は、ツボを刺激することで、血行を促進します。

子宮や卵巣の血流が改善されると、卵子の質が向上します。

よって、受精しやすくなります。

また、子宮内膜の血流が改善されると、着床しやすくなります。

ストレス軽減

ストレスは、

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 免疫力の低下

など、不妊の原因となる可能性があります。

鍼灸は、ツボを刺激することで、自律神経を整えます。

ストレスを軽減します。

ストレスが軽減されると、心身がリラックスします。

妊娠しやすい体質になります。

 

鍼灸の効果を高める方法

鍼灸の効果を高めるためには、以下の点に注意すると良いでしょう。

  • 信頼できる鍼灸院を選ぶ
  • 定期的に通院する
  • 生活習慣の改善

適切な鍼灸院を選ぶ

効果を高めるためには、まず適切な鍼灸院を選ぶことが重要です。

以下のポイントを参考に、自分に合った鍼灸院を選びましょう。

  • 不妊治療に精通した鍼灸師がいる
  • 清潔な院内環境
  • 料金体系が明確
  • 患者からの口コミ評判が良い

事前にホームページなどで情報収集しましょう。

実際にカウンセリングを受けてみることも大切です。

複数の施設でカウンセリングを受けてみましょう。

その上で、自分に合った鍼灸院を見つけることが大切です。

定期的に通院する

鍼灸の効果は、継続することで徐々に現れます。

そのため、週に1~2回程度の頻度で定期的に通院することが重要です。

治療頻度や期間は、症状や体質によって異なります。

そのため、医師や鍼灸師と相談しながら決めることが大切です。

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生活習慣の改善

鍼灸の効果を高めるためには、生活習慣の改善も重要です。

以下の点に注意して、健康的な生活習慣を送りましょう。

  • 十分な睡眠をとる
  • 栄養バランスの良い食事を摂る
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めない

生活習慣の見直しが重要な理由

  • 睡眠不足
  • 栄養バランスの偏り
  • ストレス

などは、鍼灸の効果を妨げる可能性があります。

日頃から健康的な生活習慣を送りましょう。

体調を整えることで、鍼灸の効果を最大限に引き出すことができます。

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体外受精・人工授精との併用

鍼灸は、体外受精や人工授精などの不妊治療と併用することで、より効果が期待できるとも言われています。

鍼灸によって、ホルモンバランスを整えたり、血流を改善したりすることで、体外受精や人工授精の成功率を高めることができます。

不妊治療専門のクリニックと連携している鍼灸院もあります。

そのため、医師と相談しながら、自分に合った治療法を選択することが大切です。

当院でも医療機関と柔軟に対応しながら、患者様のご要望に合わせて、最適な方法をご提案しております。

その他

  • 治療前後は、十分な水分補給をする
  • 治療後は、激しい運動や入浴は避ける
  • 体調の変化があれば、すぐに鍼灸師に伝える

これらの点に注意することで、安心して鍼灸治療を受けることができます。

 

また、体外受精や人工授精などの不妊治療と併用することで、より効果が期待できます。

 

鍼灸の注意点

鍼灸は副作用が少なく安全な治療法です。

しかし、以下のような場合には注意が必要です。

  • 妊娠中: 安定期に入るまでは避ける
  • 持病がある: 事前に医師に相談

また、治療中に痛みや体調の変化を感じた場合は、すぐに鍼灸師に伝えることが大切です。

効果には個人差があります

医療でも鍼灸でも効果には個人差があります。

よって、必ず効果が保証されている行為ではありません。

まずは、カウンセリングを受けて、自分の状態を知ることから始めましょう。

参考資料

日本生殖鍼灸標準化機関

妊活の許可書