生理痛を改善する鍼灸|柏市の不妊症専門スタジオシュカ鍼灸治療院

このサイトは千葉県柏市の鍼灸院による生理痛に関する情報ページです。

生理痛の症状について

生理痛とは、子宮内膜が剥がれ落ちることで生じる痛みです。生理痛の症状は様々ですが、女性の約7~8割の割合で経験していると言われています。

代表的な症状には以下のものが挙げられます。

腹痛や下腹部痛

お腹の痛みは約6割の女性にみられる症状です。具体的な症状としては、お腹周りの鈍い痛み(鈍痛)です。

頭痛や吐き気

身体を動かしたりすると起こるズキズキとした痛みが特徴です。頭痛持ちの場合は、生理周期によって起こりやすいことがあります。頭痛の症状と生理周期の関係性を知っておくといいですね。

腰痛や関節痛

生理痛を訴える女性の約4割は腰痛を経験しています。生理後に徐々に楽になるというケースが多いようです。

食欲不振や胃のムカムカ

生理中に胃のムカツキを訴えたり、食欲不振になったりすることがあります。

イライラ、怒りっぽくなる

月経前症候群に良く見られる症状です。ちょっとしたことでイライラしてしまい、他人に迷惑をかけてしまうというケースも良くあります。

だるさ、倦怠感

生理痛の中でもこのだるさや倦怠感は多くの女性に経験があるようです。やる気が出ず、情緒不安定になり、精神的にマイナス思考になりやすくなります。

めまい

めまいは生理痛が重い人に出やすい症状です。立ち上がった時に、ふらふらと回転するようなめまいが特徴です。

生理痛の特徴とは?

生理痛の特徴としては、個人差が大きいということです。起きる時期や症状によって以下のように原因が異なってきます。

①月経直前から前半に起こる症状

●プラスタグランジンの過剰分泌

生理前に分泌量が増えるホルモンです。プロスタグランジンは子宮を収縮させる作用があるため、過剰すぎると陣痛に似た強い痛みを引き起こします。他にも、頭痛や腰痛、だるさ、吐き気などを訴えることがあります。

②月経中または後半に起こる症状

●血行不良

血流が良くないと、骨盤の血行も悪くなり、下腹部周りの鈍い痛みを生じやすくなります。

●冷え

身体が冷えていると血流は滞りやすくなり、血行不良に繋がります。お腹周りを冷やさないように心がけましょう。

生理痛は以下のように分類されています

①月経困難症

一般的に生理中に起きる症状はこの月経困難症に分類されます。腹痛や腰痛、体のだるさなどの症状を訴える女性が多いです。

②月経前症候群(PMS)

生理前に起きる症状はこの月経前症候群に分類されます。訴える症状の多くは生理3日前~10日前から起こることが多いようです。イライラやむくみ、吐き気などの症状が多いとされています。

生理痛の応急処置について

お腹周りを温めましょう。温めたり、薬を使っても症状が良くならない場合は、婦人系の病気の可能性もあるので、一度病院に行ってみてもらいましょう。

  • 骨盤周り(仙骨回り)にホッカイロを貼る
  • 温かい飲み物を飲む
  • ゆっくり湯船につかる
  • 骨盤歩きをして血行を良くする
  • ゆっくり腹式呼吸をする

鍼灸と生理痛について

生理痛に効くとされるツボは以下の通りです。セルフケアとしてお灸やドライヤーで温めたり、指で刺激を入れたりすると効果的です。

三陰交

内くるぶしから指4本分上にあるツボです。

足三里

膝のお皿の外側の下面から指4本下にあるツボです。

太衝

足の指の親指と人差し指の間で指の骨が合わさる場所にあるツボです。

外関

手の甲側の手首の線から指3本分上にあるツボです。

関元

お臍から指4本分下にあるツボです。

生理痛のための生活習慣はどうすればいいの?

生理痛の人が生活習慣の中で避けるべきことは?

①服装はだ丈夫ですか?血行が悪くなる服装は生理痛の悪化に繋がります。

  • 足首や手首を出した服装
  • 締め付けの強い下着
  • 小さめのサイズの服
  • 薄着

②偏った食事をしていませんか?以下の食べ物は生理痛を悪化させる因子になってきます。

  • 乳製品
  • チョコレート
  • コーヒーや紅茶などのカフェイン
  • 白砂糖や小麦粉などの精製されたもの
  • アイスクリームなどの冷たい食べ物
  • 肉類
  • 貝類

生理痛の人が生活習慣に取り入れることは?

①骨盤周りの血流を良くしましょう。

  • ヨガやストレッチ
  • 骨盤歩き
  • ホッカイロなどで仙骨回りを温める

②以下の食材を意識的に摂るようにしましょう。

  • ビタミンE(ゴマアーモンドアボカドオリーブオイルうなぎカボチャなど)
  • DHAやEPA(まぐろさばかつおイワシなどの青魚)
  • イソフラボン(豆製品全般)
  • 鉄分(ほうれん草ひじきプルーンレバーなど)
  • ハーブティー(ラズベリーリーフカモミールローズペタルなど)
  • 身体を温めるもの(ショウガシナモンなど)

病院では何科を受診?

症状が重い場合は、婦人科で一度検査してもらうといいでしょう。