冷たい飲み物が招く内臓冷えを解消!体の芯から温める食材選び【松戸・流山・我孫子から10分・柏市の鍼灸院】
2025-07-28 季節の養生法
こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。
暑い夏だからこそ、冷たい飲み物が美味しく感じますよね。でも「手足が冷たい」「お腹の調子が悪い」「疲れが取れない」といった症状はありませんか?
実はそれ、冷たい飲み物による「内臓冷え」が原因かもしれません。
このブログを読むと、夏の内臓冷えの仕組みがわかり、体の芯から温める食材選びと調理法をマスターできます!東洋医学の視点から見ると、内臓冷えは「脾胃の陽気不足」という状態。つまり、消化器系のエネルギーが不足している状態なんです。
今年の夏こそ、内側から温かい体で元気に過ごしませんか?最後まで読んで、あなたの体質に合った温活術を見つけてくださいね!
夏なのに手足が冷たい!内臓冷えのサインとは
内臓冷えが引き起こす7つの症状
「暑いのに手足が冷たい…」そんな経験はありませんか?
内臓冷えは様々な不調を引き起こします。こんな症状に心当たりがある方は要注意です!
- 手足の末端が冷たく感じる
- お腹の調子が悪い(下痢・便秘を繰り返す)
- 朝起きても疲労感が残る
- 夕方になると足がむくんでパンパンになる
- 生理不順や生理痛がひどくなった
- 食欲がないのに体重が増えやすい
- 集中力が続かず、ぼーっとしてしまう
これらの症状は、内臓の温度が下がることで消化酵素の働きが悪くなり、血液循環が滞ることが原因なんです。
冷たい飲み物が体に与える影響
冷たい飲み物を飲むと、胃腸が直接冷やされます。
胃の温度が下がると、消化に必要な酵素の活動が鈍くなってしまうんです。さらに、冷たい刺激で血管が収縮し、血流が悪くなります。
この状態が続くと、栄養の吸収が悪くなり、老廃物も溜まりやすくなってしまいます。まさに悪循環ですね。
東洋医学から見た内臓冷えの原因
脾胃の働きと消化力の関係
東洋医学では、消化器系を「脾胃(ひい)」と呼びます。
脾胃は食べ物を消化吸収し、気血を作り出す大切な臓腑です。この脾胃の「陽気」というエネルギーが不足すると、消化力が低下してしまいます。
五行説では、脾胃は「土」の性質を持ち、他の臓腑を支える土台的な役割を担っています。つまり、脾胃が弱ると全身の不調につながるということなんです。
気・血・水の循環不良が招く冷え体質
東洋医学では、体の中を「気・血・水」が巡っていると考えます。
内臓冷えは、この3つの循環に影響を与えます:
- 気の不足:体温を保つエネルギーが不足し、冷えやすくなる
- 血の滞り:血液循環が悪くなり、手足の末端まで温かい血液が届かない
- 水の停滞:余分な水分が溜まり、むくみや重だるさを感じる
この3つのバランスを整えることが、根本的な冷え改善につながるんです。
体の芯から温める食材選びの基本
温性・涼性・平性食材の見分け方
食材には「温性」「涼性」「平性」という性質があります。
温性食材は体を内側から温めてくれる食材です:
- 生姜、にんにく、ねぎ、らっきょう
- シナモン、胡椒、山椒などのスパイス
- 鶏肉、羊肉、海老
- もち米、栗、くるみ
涼性食材は体の熱を取る食材で、夏野菜に多く含まれます:
- きゅうり、トマト、なす、レタス
- スイカ、メロン、梨
- 豆腐、緑茶
平性食材は体を温めも冷やしもしない、バランスの良い食材です。
夏野菜を温性に変える調理テクニック
夏野菜も調理法次第で体を温めてくれるんです!
涼性の夏野菜を温性に変える方法:
- 加熱調理:生のままではなく、炒める・煮る・蒸すなどで温性に
- 温性食材と組み合わせ:トマトに生姜を加える、なすをにんにくで炒めるなど
- 温性の調味料を使用:味噌、醤油、胡椒、山椒を効果的に活用
これだけで、夏野菜が体を温める味方に変身しますよ♪
内臓冷え解消!実践的な食材活用法
生姜を使った温活レシピ3選
生姜は最強の温活食材です!毎日の食事に取り入れてみましょう。
①朝の生姜白湯
- すりおろし生姜小さじ1/2をカップに入れる
- 熱湯200mlを注いで3分蒸らす
- 起床後30分以内に飲むと効果的
②生姜入り野菜スープ
- キャベツ、人参、玉ねぎを一口大に切る
- 生姜のすりおろし大さじ1と一緒に煮込む
- 味噌で味を整えて完成
③生姜と夏野菜の温サラダ
- トマト、きゅうりを軽く湯通しする
- 生姜のみじん切りとごま油でドレッシングを作る
- 温かいうちに和えて召し上がれ
根菜類で内臓機能をアップする方法
根菜類は大地のエネルギーをたっぷり含んだ温性食材です。
おすすめの根菜類とその効果:
- 人参:β-カロテンが豊富で血流改善効果
- ごぼう:食物繊維で腸内環境を整える
- れんこん:ビタミンCとでんぷんで胃腸をいたわる
根菜の煮物(作り置きレシピ)
- 人参、ごぼう、れんこんを乱切りにする
- だし汁、醤油、みりん、砂糖で甘辛く煮込む
- 生姜の薄切りも一緒に煮ると温め効果アップ
- 冷蔵庫で3日間保存可能
冷蔵庫から出したら、必ず常温に戻してから食べるのがポイントです!
発酵食品との効果的な組み合わせ術
発酵食品は腸内環境を整え、免疫力をアップしてくれます。
味噌汁に温性食材をプラス
- わかめと生姜の味噌汁
- 根菜とねぎの味噌汁
- 豆腐とにらの味噌汁
納豆と根菜の組み合わせ
- 納豆に細かく刻んだ長ねぎをたっぷり混ぜる
- すりおろし生姜を少し加えると更に効果的
発酵食品の酵素と温性食材の温め効果で、腸内環境と体温の両方がアップします♪
飲み物の温度管理で内臓をいたわる習慣
段階的な温度調整法
急に冷たいものから熱いものに変えるのは体に負担をかけます。
無理なく続けられる温度調整のステップ:
- 第1週:冷たい飲み物を常温に変更
- 第2週:ぬるま湯(人肌程度)を取り入れる
- 第3週:温かい飲み物の割合を増やす
- 第4週:基本は温かい飲み物、冷たいものは特別な時だけ
どうしても冷たいものが飲みたい時は、その前後に温かいものを一口飲むと胃腸への負担が軽くなりますよ。
こちらの記事「夏の冷房冷えを防ぐ!体の芯から温める3つの生活習慣」でも詳しく解説しています。
薬膳茶・ハーブティーの選び方
体質に合わせたお茶選びで、内臓冷えを優しく改善できます。
内臓を温める薬膳茶
- 生姜茶:消化機能アップ、血流改善
- ウーロン茶:脂肪燃焼促進、代謝向上
- プーアル茶:腸内環境改善、体脂肪減少
温性ハーブティー
- シナモンティー:血行促進、体温上昇
- カモミールティー:リラックス効果、消化促進
- ルイボスティー:抗酸化作用、ミネラル補給
体質チェックについては、妊活中の冷え性を根本改善!足首から始める血流アップの温めテクニックの記事でも詳しくお話ししています。
鍼灸で内臓冷えを根本改善
内臓機能を高める主要なツボ
東洋医学では、特定のツボを刺激することで内臓の働きを高められます。
関元(かんげん)
- 位置:おへその下約3寸(指4本分下)
- 効果:下腹部を温め、内臓全体の機能を高める
- 刺激法:両手で円を描くように優しくマッサージ
中脘(ちゅうかん)
- 位置:おへそとみぞおちの中間
- 効果:胃腸の働きを活性化、消化機能向上
- 刺激法:指で時計回りに軽く押しながらマッサージ
足三里(あしさんり)
- 位置:膝下外側のくぼみから指4本分下
- 効果:消化機能と免疫力の向上
- 刺激法:親指で3秒間押して離すを10回繰り返す
詳しいツボの位置や刺激方法は、子宮を温める関元ツボの正しい刺激法!妊娠力アップのセルフケア術の記事でもご紹介しています。
セルフケアと専門治療の使い分け
セルフケアでも一定の効果は期待できますが、専門治療にはそれ以上のメリットがあります。
セルフケアの効果
- 表面的なツボへの刺激
- リラックス効果
- 日常的な体調管理
専門治療の特徴
- 深部組織への的確な刺激
- 個人の体質に合わせた施術
- 複数のツボを組み合わせた相乗効果
- 継続的な体質改善サポート
毎年同じような不調でお悩みの方は、根本的な体質改善を目指すことが大切です。
体質に合わせた温活については、夏の妊活で気をつけたい5つのポイント!暑さに負けない体質づくりの秘訣でも詳しく解説しています。
また、睡眠と内臓冷えの関係については、質の高い睡眠を手に入れる!寝る前の温活習慣もぜひ参考にしてくださいね。
まとめ:今日から始める内臓温活習慣
内臓冷えは体の芯から温める食材選びで改善できます!
今日からできる内臓温活のポイント:
- 生姜を毎日の食事に1品加える
- 冷たい飲み物から段階的に温かい飲み物へ移行
- 夏野菜は加熱調理で温性に変える
- 根菜類と発酵食品を積極的に摂取
- 関元、中脘、足三里のツボを日常的に刺激
ただし、毎年同じような不調を感じている方は、個人の体質に合わせた根本改善が必要かもしれません。
東洋医学では、一人ひとりの体質や症状に合わせて「気・血・水」のバランスを整えていきます。鍼灸治療では、内臓機能を高めるツボを刺激することで、体の内側から温める力を引き出すことができるんです。
「セルフケアも試しているけれど、なかなか改善しない…」
「自分の体質に合った対策を知りたい」
そんな方は、ぜひ一度東洋医学的な体質チェックを受けてみませんか?
スタジオシュカでは、初回トライアルで丁寧にカウンセリングを行い、あなたの体質に最適なアプローチ方法をご提案しています。もし鍼灸や東洋医学に興味をお持ちでしたら、こちらのページで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
あなたの体が本来持っている「温める力」を一緒に取り戻していきましょう。今年の夏は、内側から温かい体で元気に過ごしてくださいね!
参考文献:
– 厚生労働省「食事バランスガイド」について
– 日本東洋医学会
鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/