12月の飲みすぎで疲れた胃腸をいたわる!東洋医学が教える白湯ルーティン【柏市の季節養生の鍼灸院】
2025-12-04 季節の養生法

こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。
12月に入り、忘年会やクリスマスパーティーなど、お酒を飲む機会がぐっと増える季節ですね🎄
「朝起きても胃が重だるい…」
「飲み会の翌日、なんだか食欲がわかない…」
「胃薬に頼りたくないけど、どうケアすればいいの?」
そんなお悩みを抱えていませんか?
実は、東洋医学では昔から「白湯(さゆ)」が胃腸をいたわる養生法として大切にされてきました。特別な道具も材料も必要なく、今日から誰でも始められるのが白湯の魅力なんです。
この記事では、12月の飲みすぎで疲れた胃腸をやさしくケアする「白湯ルーティン」をご紹介します。
この記事を読むとわかること:
- 東洋医学から見た胃腸疲れの背景
- 白湯が胃腸をいたわると言われている理由
- 朝・飲み会前・翌朝の白湯ルーティン
- 白湯のちょい足しアレンジ法
- 鍼灸で胃腸をケアする方法
この記事はこんな方におすすめ:
- 忘年会続きで胃腸がお疲れ気味の方
- 胃薬に頼らず自然にケアしたい方
- 年末年始を元気に過ごしたい30代〜50代の女性
年末の胃腸疲れでお悩みの方へ
忘年会シーズン、胃腸の調子が気になっていませんか?当院では、東洋医学の観点から胃腸のケアをサポートし、年末年始を元気に過ごせる体づくりのお手伝いをしています。
もし東洋医学の養生法に興味がおありでしたら、お気軽にご相談ください。
東洋医学から見た12月の胃腸疲れの背景
「脾胃(ひい)」とは?体のエネルギーを生み出す大切な臓腑
東洋医学では、胃腸のことを「脾胃(ひい)」と呼びます。
脾胃は食べ物を消化し、体のエネルギー(気)を生み出す源と考えられています。「元気の源は胃腸から」という考え方は、東洋医学の基本的な養生観なんですよ。
つまり、胃腸が元気であれば、体全体も元気でいられるということ。だからこそ、胃腸をいたわることはとても大切なのです。
冬の冷えとアルコールが胃腸に与える影響
冬は外気が冷え、体が縮こまりやすい季節です。
さらに冷たいビールや日本酒、ワインなどのアルコールは、東洋医学では体を冷やす性質があると言われています。
冷えは脾胃のはたらきを弱め、消化力の低下につながると考えられています。忘年会シーズンに胃腸の不調を感じやすいのは、このためかもしれません。
アルコールが体に与える影響については、厚生労働省 健康日本21アクション支援システム「アルコールによる健康障害」でも詳しく解説されています。
胃腸が弱ると現れやすいサイン
こんな症状、心当たりはありませんか?
- 朝起きても胃が重だるい
- 食欲がわかない、食べても美味しく感じない
- お腹が張る、ガスがたまりやすい
- 軟便や下痢になりやすい
- 疲れやすい、だるさが抜けない
これらのサインは、東洋医学では「脾胃の弱り」として捉えられています。思い当たる方は、ぜひ白湯ルーティンを試してみてくださいね!
白湯が胃腸をいたわると言われる理由
体を内側からじんわり温める白湯のはたらき
白湯は、沸騰させたお湯を飲みやすい温度まで冷ましたシンプルな飲み物です。
東洋医学では、温かい飲み物は脾胃を温め、消化のはたらきをサポートすると言われています。何も加えない、ただのお湯。でも、その「シンプルさ」こそが胃腸に優しいのです。
消化のはたらきをサポートする東洋医学的な考え方
東洋医学では「脾は温を好み、冷を嫌う」という言葉があります。
つまり、胃腸は温かい環境を好み、冷えると本来のはたらきが発揮しにくくなると考えられているのです。白湯を飲むことで、内側から優しく温め、脾胃のはたらきをサポートすることが期待されています。
体を温める食材選びについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
体を温める食材選び
白湯と冷たい水の違い
同じ水でも、冷たい水と白湯では体への影響が異なると言われています。
冷たい水は一時的にスッキリしますが、胃腸を冷やしてしまう可能性があります。一方、白湯はゆっくりと体に染み渡り、じんわりと温めてくれます。
特に冬の朝は、冷たい飲み物よりも白湯がおすすめですよ✨
12月におすすめの白湯ルーティン【実践編】
朝の白湯習慣—胃腸を優しく目覚めさせる
白湯の作り方:
- やかんや鍋に水を入れ、沸騰させる
- 沸騰したら火を止め、50〜60度程度に冷ます
- マグカップ1杯(200ml程度)を用意
飲み方のポイント:
- 起床後、まず一杯の白湯から始める
- 10〜15分かけてゆっくりすする
- 朝食は白湯を飲んでから30分後を目安に
朝の習慣についてはこちらの記事もおすすめです。
朝食をとる習慣の意外な効果とは??
飲み会前の白湯習慣—胃腸を温めて備える
飲み会の30分〜1時間前に白湯を一杯飲んでおくと、胃腸を温めた状態でお酒を迎えられます。
いきなり冷たいビールを飲むよりも、胃腸への負担がやわらぐと言われています。
「これから飲み会だ!」というとき、ぜひ試してみてくださいね。ちょっとした準備が、翌朝の体調を左右するかもしれません。
飲み会翌朝の白湯習慣—疲れた胃腸をいたわる
飲みすぎた翌朝は、胃腸がお疲れ状態です。
翌朝のポイント:
- いつもより少しぬるめ(40〜50度)でもOK
- 無理に食事をとらず、白湯だけでも大丈夫
- 少しずつ何回かに分けて飲む
- 体の声を聴きながら、ゆっくり過ごす
胃腸と休息の関係については、こちらも参考になりますよ。
身体を休めると、消化がよくなる理由とは?
一人ひとりに合わせた胃腸ケアを
体質は人それぞれです。当院では、東洋医学の観点からあなたに最適な胃腸ケアをご提案いたします。
白湯習慣や季節養生について詳しく知りたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
白湯をもっと楽しむ!ちょい足しアレンジ3選
生姜プラスで体ぽかぽか
生姜は東洋医学で「温性」の食材とされ、体を温めるはたらきがあると言われています。
白湯に薄くスライスした生姜を1枚入れるだけで、さらに温め効果がアップ!ピリッとした風味もアクセントになって、飽きずに続けられますよ。
梅干しプラスでスッキリ
梅干しに含まれるクエン酸は、疲労感をやわらげると言われています。
白湯に梅干し1粒を入れて、つぶしながら飲むとスッキリした味わいに。飲みすぎた翌朝にもおすすめです😊
はちみつプラスでほっと一息
はちみつは東洋医学では胃腸を潤すと言われている食材です。
白湯に小さじ1杯のはちみつを加えると、やさしい甘みでほっとリラックスできます。
※60度以下に冷ましてから入れるのがおすすめです。
他の温活ドリンクについてはこちらもチェック!
白湯だけじゃない!東洋医学が教える体質タイプ別・秋冬の温活ドリンクガイド
白湯習慣を無理なく続けるコツ
朝のルーティンに組み込むポイント
習慣化のコツは、すでにある習慣とセットにすることです。
- 歯磨き→白湯→着替え
- 保温ポットを枕元に置いておく
- 前夜にやかんに水を入れておく
「特別なこと」ではなく、「当たり前のこと」にしてしまうのがポイントですよ。
職場や外出先でも続けられる工夫
- マイボトルに白湯を入れて持参する
- コンビニでホットの水やお湯を購入する
- 完璧を求めず、できる日だけでもOK
「毎日やらなきゃ」と思うと続かないもの。できる日に、できる範囲で続けていくことが大切です。
冬の温活習慣についてはこちらも参考になります。
冬に向けて体を整える!妊娠しやすい体づくりの温活習慣3選
鍼灸で胃腸をケアする方法
胃腸に関係するツボとセルフケア
東洋医学では、胃腸に関係するツボがいくつかあります。ご自宅でのセルフケアとしておすすめのツボをご紹介しますね。
足三里(あしさんり)
膝のお皿の下から指4本分下、すねの外側にあるツボです。「胃腸の万能ツボ」とも呼ばれ、昔から養生に使われてきました。
中脘(ちゅうかん)
おへそとみぞおちの真ん中あたりにあるツボです。胃の不調を感じたときに、やさしく温めたり、さすったりするのがおすすめです。
セルフケアの方法:
- 指の腹でやさしく押す(痛気持ちいい程度)
- カイロや温タオルで温める
- 入浴中にやさしくさする
※強く押しすぎないよう注意し、体調に合わせて行ってください。個人差がありますので、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。
鍼灸院での施術で期待できること
鍼灸院では、専門家があなたの体質や状態に合わせた施術を行います。
胃腸の疲れだけでなく、全身の気・血・水の巡りを整えることで、体全体のバランスをサポートします。
スタジオシュカでは、お一人おひとりのお話をじっくりお聴きし、その日の体調に合わせた施術をご提案しています。
鍼灸について詳しくは公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトもご参考ください。
※施術の効果には個人差があります。
白湯習慣と鍼灸の組み合わせ
毎日の白湯習慣でセルフケアを続けながら、定期的に鍼灸でプロのケアを受けることで、より体のバランスをサポートしやすくなると言われています。
「自分でできること」と「専門家に任せること」を上手に組み合わせていくのがおすすめですよ✨
冷え性と温活についてはこちらも参考になります。
冷え性改善で体の中から温活!妊活を成功させるためのヒント
冬の食養生についてはこちらもどうぞ。
冬支度は食事から!旬の食材で作る体を温める薬膳レシピ
まとめ—白湯ルーティンで年末年始を元気に過ごそう
12月は楽しいイベントが多い反面、胃腸に負担がかかりやすい季節です。
白湯ルーティンは、特別な道具も材料も必要なく、今日から始められるシンプルな養生法。朝の一杯から始めて、飲み会前後にも取り入れてみてください。
無理なく、自分のペースで続けていくことが大切です。
年末年始を元気に過ごせるよう、白湯で胃腸をやさしくいたわってあげてくださいね。あなたの体を大切にする、その小さな一歩を応援しています😊
専門家と一緒に冬の養生を始めませんか?
胃腸のケアは継続が大切です。一人で続けるのが難しい場合は、プロのサポートを受けることをお勧めします。スタジオシュカ鍼灸治療院で、あなたの体質に合わせた養生プランを一緒に考えていきましょう。
個人の体質により体験には個人差があります。施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
季節養生を実践されている方の声もご紹介しております。
