年末の気忙しさを和らげる！呼吸で心に余白を作る3つの習慣【柏市の鍼灸院】
2025-12-22 季節の養生法
こんにちは！スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です😊
12月に入ると、なんだか気持ちがソワソワ…。
「あれもやらなきゃ」「これも終わらせなきゃ」と、頭の中がいっぱいになっていませんか？
年末は誰もが忙しい時期ですよね。
でも、気持ちが急いているときほど、呼吸が浅くなりやすいと言われています。
実は東洋医学では、呼吸は「気」の巡りと深く関わっていると考えられているんです。
この記事では、忙しい12月でも簡単に取り入れられる「呼吸で心に余白を作る3つの習慣」をお伝えします。
この記事を読むとわかること：
- なぜ年末は気持ちが焦りやすいのか（東洋医学的な視点から）
- 呼吸が心と体に与える影響
- 今日から実践できる3つの呼吸習慣
- 呼吸と一緒に取り入れたいツボケア
こんな方におすすめです：
- 年末の忙しさで気持ちが落ち着かない方
- 呼吸が浅くなっている自覚がある方
- 夜になっても頭がグルグルして眠れない方
- 穏やかな気持ちで新年を迎えたい方
季節の不調でお悩みの方へ
年末の気忙しさや、心身の疲れでお困りではありませんか？当院では、東洋医学の観点から体質ケアをサポートし、季節に負けない体づくりのお手伝いをさせていただいています。
もし東洋医学の季節養生に興味がおありでしたら、お気軽にご相談ください。
年末に気持ちが急いてしまう理由とは？
「なんでこんなに焦ってしまうんだろう…」
そう感じること、ありませんか？
実は、年末に気持ちが急いてしまうのには、東洋医学的な理由があると言われています。
東洋医学から見た12月の体の特徴
東洋医学では、冬は「腎」の季節とされています。
「腎」とは、生命エネルギーを蓄える大切な場所のこと。
本来、冬は静かにエネルギーを蓄える時期なんです。
ところが、年末は仕事の締め切りや忘年会、大掃除など、やることが盛りだくさん。
本来は休息すべき時期に、たくさん動き回ることで「気」を消耗しやすくなると考えられています。
この「気」の消耗が、焦りやイライラとして現れやすいと言われているんです。
「気」の滞りが心身に与える影響
東洋医学では、「気」が滞ることを「気滞（きたい）」と呼びます。
気滞の状態になると、こんな症状が出やすいとされています。
- 肩や首がこわばる
- 胸がつかえた感じがする
- ため息が多くなる
- イライラしやすくなる
- 呼吸が浅くなる
呼吸が浅くなると、さらに気の巡りが悪くなる…という悪循環に陥りやすいんです。
でも、ご安心ください。
呼吸を意識することで、この悪循環から抜け出すサポートができると言われています。
ストレスと呼吸の関係について、詳しくはこちらの記事もご参考ください。
ストレスと呼吸の関係性
呼吸が心と体をつなぐ理由
「呼吸を変えるだけで、本当に気持ちが変わるの？」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、呼吸には不思議な力があるんです。
東洋医学における「息」の意味
「息」という字をよく見てみてください。
「自らの心」と書きますよね。
東洋医学では、呼吸は心と体をつなぐ架け橋のような存在と考えられています。
そして呼吸は、私たちが意識的にコントロールできる数少ない自律神経へのアプローチ方法なんです。
心臓の動きや消化は自分の意思では動かせませんが、呼吸は自分で調整できますよね。
つまり、呼吸を通じて、自律神経に働きかけることができると一般的に言われています。
腹式呼吸について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
腹式呼吸について
「吐く息」がリラックスをサポートする仕組み
呼吸と自律神経の関係を簡単にご説明しますね。
- 吸う息＝交感神経（活動モード）に関わる
- 吐く息＝副交感神経（休息モード）に関わる
忙しいときは、知らず知らずのうちに「吸う」ばかりになりがち。
肩で息をしたり、呼吸が浅くなったりしていませんか？
意識的に「吐く息」を長くすることで、副交感神経が優位になりやすいと言われています。
体がふわっとゆるむ感覚を、ぜひ体験してみてくださいね。
自律神経について詳しくは、厚生労働省 e-ヘルスネットもご参考ください。
呼吸で心に余白を作る3つの習慣
それでは、今日から実践できる3つの呼吸習慣をご紹介します！
どれも簡単で、忙しい方でも取り入れやすいものばかりです。
習慣①｜朝起きたら「3回の深呼吸」から始める
朝、目が覚めたらすぐに起き上がっていませんか？
ぜひ、布団の中で3回の深呼吸をしてみてください。
やり方：
- 仰向けのまま、お腹に手を当てる
- 鼻から4秒かけてゆっくり吸う
- 口から8秒かけてゆっくり吐く
- これを3回繰り返す
所要時間は約1分。
「今日も急がなくていいよ」というメッセージを、体に送ってあげましょう。
朝の過ごし方について、こちらの記事もおすすめです。
自律神経バランスを整える！朝の5分ルーティンで一日の疲れを軽減する方法
冬の朝は特に、ゆっくり起きることが大切です。
冬の朝は無理に動かない！体をいたわる「ゆっくり起床法」のすすめ
習慣②｜忙しい合間に「ため息呼吸」を取り入れる
「ため息をつくと幸せが逃げる」なんて言われることがありますよね。
でも実は、ため息は体が自然に行うリセット動作なんです！
罪悪感を持たずに、むしろ意識的にため息をついてみましょう。
やり方：
- 「ふぅ〜」と声を出しながら息を吐く
- 吐き切ったら、自然に息を吸う
- 肩の力が抜けるのを感じる
デスクワークの合間、家事の区切り、電車の中など…。
1日3回を目安に取り入れてみてください。
忙しい毎日の呼吸法について、こちらもご参考に。
忙しい女性必見！日常に取り入れる簡単な呼吸法
習慣③｜夜寝る前の「4-7-8呼吸法」
夜、布団に入っても頭がグルグル…。
明日のことを考えて眠れない、という方におすすめの呼吸法です。
やり方：
- 鼻から4秒かけて吸う
- 7秒息を止める
- 口から8秒かけてゆっくり吐く
- これを3セット繰り返す
この呼吸法は、副交感神経を優位にし、眠りへの準備を整えると言われています。
最初は7秒止めるのが難しいかもしれません。
無理のない範囲で、自分のペースで行ってくださいね。
マインドフルネスについてはこちらもどうぞ。
自律神経を整える！5分でできる簡単マインドフルネス
一人ひとりに合わせた季節養生を
体質は人それぞれです。当院では、東洋医学の観点からあなたに最適な呼吸ケアや養生法をご提案いたします。
季節養生について詳しく知りたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
呼吸と一緒に取り入れたいツボケア
呼吸習慣に加えて、ツボ押しも取り入れると、さらに心地よいケアになりますよ。
ここでは、気の巡りをサポートするツボを2つご紹介します。
気の巡りをサポートする「膻中（だんちゅう）」
場所：胸の中央、両乳頭を結んだ線のちょうど真ん中
東洋医学では「気会（きえ）」と呼ばれ、気の巡りに深く関わるツボとされています。
ケア方法：
- 深呼吸をしながら、人差し指と中指で優しく押す
- 円を描くようにさするのもおすすめ
- 胸がつかえた感じがするときに試してみてください
心を落ち着かせる「内関（ないかん）」
場所：手首の内側、手首のシワから指3本分ひじ寄り
伝統的に、気持ちの安定をサポートするツボとして知られています。
ケア方法：
- 深呼吸をしながら、反対の手の親指で優しく押す
- 左右両方を行う
- イライラしたとき、緊張したときに
セルフケアの注意点
ツボ押しは心地よい程度の強さで行いましょう。
強く押しすぎる必要はありません。
また、体調が優れないときは無理をしないでくださいね。
効果には個人差がありますので、ご自身に合った方法を見つけていくことが大切です。
鍼灸について詳しくは、公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトもご参考ください。
鍼灸で呼吸をサポートする方法
「セルフケアだけでは物足りない」
「もっと深いリラックスを体験したい」
そんな方には、専門家によるケアもおすすめです。
スタジオシュカでの施術アプローチ
スタジオシュカ鍼灸治療院では、呼吸がしやすい体づくりをサポートしています。
- 首や肩のこわばりをゆるめて、胸が開きやすい状態へ
- 気の巡りに関わる経絡へのアプローチ
- 一人ひとりの体質に合わせた養生アドバイス
施術を受けた後、「呼吸が深くなった」「体が軽くなった」というお声をいただくことが多いです。
※施術の効果には個人差があります。
セルフケアと専門家のケアを組み合わせるメリット
セルフケアと専門家のケアを組み合わせることで、こんなメリットがあります。
- 自分では気づきにくい体のクセを発見できる
- より深いリラックスを体験できる
- 継続的なサポートで習慣化しやすくなる
一人で頑張りすぎず、時にはプロの手を借りることも大切ですよ。
ストレスが溜まりやすい方は、こちらの記事もご参考に。
ストレスの怖さ
呼吸法とストレス軽減についてはこちらもどうぞ。
心と体を整える呼吸法！妊活ストレスを軽減する方法
まとめ｜穏やかな気持ちで新年を迎えるために
今回は、年末の気忙しさを和らげる「呼吸で心に余白を作る3つの習慣」をお伝えしました。
3つの習慣をおさらい：
- 朝起きたら「3回の深呼吸」から始める
- 忙しい合間に「ため息呼吸」を取り入れる
- 夜寝る前の「4-7-8呼吸法」
年末の忙しさは、誰にでもあるもの。
でも、ほんの少し呼吸を意識するだけで、心にふわっと余白が生まれます。
どれも今日から始められるものばかりです。
まずは1つ、気になったものから試してみてくださいね😊
穏やかな気持ちで、新しい年を迎えましょう。
あなたの心と体が、ゆるやかに整っていくことを願っています。
専門家と一緒に季節養生を始めませんか？
季節の養生は継続が大切です。一人で続けるのが難しい場合は、プロのサポートを受けることをお勧めします。スタジオシュカ鍼灸治療院で、あなたの体質に合わせた季節養生プランを一緒に考えていきましょう。
※個人の体質により体験には個人差があります。
※施術効果を保証するものではありません。
※医療行為の代替ではありません。
季節養生を実践されている方の声もご紹介しております。