ホルモンバランスを整える!季節の変わり目に効く食材3選【松戸・流山・我孫子から10分の不妊鍼灸院】
2025-05-20 不妊治療
こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。季節の変わり目、特に春から夏、夏から秋への移行期に体調を崩しやすくなったり、生理周期が乱れたりすることはありませんか?😔
実はこの時期、自律神経の乱れからホルモンバランスが崩れやすくなっています。このブログでは、東洋医学の視点から見た季節の変わり目のホルモンバランスへの影響と、それを整えるのに役立つ食材3選をご紹介します。
毎日の食事に取り入れるだけで、体の内側から妊娠しやすい環境づくりをサポートする方法が分かりますよ!
季節の変わり目とホルモンバランスの関係
自律神経の乱れがホルモンに与える影響
季節の変わり目は気温や気圧の変化が激しく、自律神経が乱れやすい時期です。これが女性ホルモンの分泌をコントロールする視床下部にも影響を与えるのです。
視床下部から下垂体、そして卵巣へと連なる「視床下部-下垂体-卵巣軸」は、女性ホルモンの分泌を調整する重要な経路。この経路が自律神経の乱れの影響を受けると、エストロゲンやプロゲステロンのバランスが崩れてしまいます。
その結果、生理不順や排卵障害が起こり、妊活に影響が出ることもあるのです。多くの女性が季節の変わり目に体調不良を感じるのは、こうした理由からなんです。
現代女性に多い「季節の変わり目症候群」
エアコンの効いた室内と屋外の温度差、急な気圧の変化、日照時間の変化…。これらすべてが体にストレスとなり、いわゆる「季節の変わり目症候群」を引き起こします。
特に妊活中の女性は、この時期にホルモンバランスの乱れを感じやすいことが不妊とストレスの関係|妊活中の心のケアも紹介の記事でも触れています。
症状としては以下のようなものが挙げられます:
- 疲れやすさや倦怠感
- 生理周期の乱れ
- イライラや気分の落ち込み
- 肌荒れ
- むくみや冷え
これらの症状が妊活に影響しないよう、ホルモンバランスを整えることが大切です。
東洋医学から見た季節の変わり目の体調変化
五行説と「土用(どよう)」の考え方
東洋医学では、季節を春(木)、夏(火)、土用(土)、秋(金)、冬(水)の五行に分けて考えます。「土用」とは季節の変わり目のこと。特に夏から秋への変わり目である「立秋」前の土用は「夏土用」と呼ばれ、体調が崩れやすい時期とされています。
この時期は「脾胃(ひい)」の働きが特に重要です。脾胃とは消化吸収を担う臓器のこと。土用の時期は脾胃の機能が低下しやすく、それがホルモンバランスの乱れにもつながるのです。
脾胃の機能が低下すると、食べ物からの栄養吸収が悪くなり、体に必要な栄養素が行き渡らなくなります。ホルモンは栄養素から作られるため、栄養不足はホルモンバランスの乱れを招きます。
気・血・水のバランスと女性ホルモン
東洋医学では、人の体は「気・血・水」のバランスで成り立っていると考えます。「気」はエネルギー、「血」は血液やホルモンを含む栄養素、「水」は体液を表します。
季節の変わり目は特に「気」の巡りが滞りやすい時期。気の流れが悪くなると血の巡りも悪くなり、ホルモンの分泌や運搬にも影響が出ます。また、水の代謝も乱れてむくみやすくなります。
女性ホルモンと気・血・水の関係は深く、ホルモンバランスを整えるツボと鍼灸:女性特有の悩みを解消する効果的な施術でも詳しく解説しています。
ホルモンバランスを整える3つの食材
【食材1】根菜類:脾胃を強化し基礎体温を安定させる
根菜類には、ごぼう、人参、大根、れんこん、山芋などがあります。これらは地中に根を張り、大地のエネルギーを蓄えた食材です。東洋医学では、根菜類は「脾胃」の機能を強化するとされています。
特にごぼうには食物繊維が豊富で腸内環境を整え、人参にはβカロテンが含まれており卵子の質の向上に役立ちます。また、山芋には「ジオスゲニン」というホルモンに似た成分が含まれており、女性ホルモンのバランスを整えるのに役立ちます。
根菜類を毎日の食事に取り入れることで、基礎体温が安定し、排卵周期も整いやすくなります。特に夕食に温かい汁物で根菜を摂ることで、深部体温を上げ、質の良い睡眠にもつながります。
【食材2】きのこ類:血流を促進し子宮環境を整える
しいたけ、まいたけ、エリンギ、しめじなどのきのこ類には、血流を促進する効果があります。血流が良くなると、ホルモンの運搬がスムーズになり、子宮や卵巣への栄養供給も改善します。
特にしいたけに含まれる「エリタデニン」は、コレステロールを下げる効果があり、血管の健康を保つのに役立ちます。また、まいたけには免疫力を高める「β-グルカン」が含まれており、体の防御力を高めます。
きのこ類にはビタミンDも豊富に含まれており、これが卵巣機能をサポートします。妊娠を希望する女性必見!ビタミンDが妊活に与える効果とは?でも詳しく解説しているように、ビタミンDは妊活に欠かせない栄養素なのです。
【食材3】旬の緑黄色野菜:抗酸化作用で卵子の質をサポート
季節の変わり目には、その時期に旬を迎える緑黄色野菜を積極的に摂取しましょう。旬の野菜には、その季節に必要な栄養素が豊富に含まれています。
夏から秋にかけては、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜などが旬を迎えます。これらには抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンC、葉酸が豊富に含まれており、卵子の質の向上に役立ちます。
特に葉酸は、妊活中の女性にとって重要な栄養素。葉酸は細胞分裂を助け、卵子の発育や子宮内膜の形成をサポートします。厚生労働省も、妊娠を希望する女性に対して葉酸の摂取を推奨しています。
食材の効果的な取り入れ方
一日のうちで摂取するベストなタイミング
食材の効果を最大限に引き出すには、摂取するタイミングも重要です。東洋医学的な観点から見た最適なタイミングをご紹介します。
朝食:きのこ類を取り入れましょう。代謝を上げる効果があり、一日のエネルギー消費を高めます。キノコ入りのお味噌汁や炒め物がおすすめです。
昼食:旬の緑黄色野菜を中心に。日中は消化力が最も高まる時間帯。生野菜サラダよりも軽く蒸すか茹でることで、消化吸収率が上がります。
夕食:根菜類を温かい料理で。体が冷えやすい夕方から夜にかけては、根菜を使った温かいスープや煮物で体を温めましょう。特に季節の変わり目は冷えに注意が必要です。
このように時間帯によって食材を変えることで、体のリズムに合わせた栄養補給ができます。自律神経バランスを整える!朝の5分ルーティンで一日の疲れを軽減する方法も合わせて実践すると、より効果的です。
調理法の工夫とホルモンバランスへの影響
同じ食材でも、調理法によって体への効果が変わってきます。季節の変わり目に特に意識したい調理法をご紹介します。
根菜類:長時間じっくり煮ることで甘味が増し、「気」を補う効果が高まります。根菜のポトフやけんちん汁がおすすめです。
きのこ類:軽く炒めることで、うま味成分が増し、血流促進効果が高まります。バター炒めや醤油炒めが簡単でおいしいですよ。
緑黄色野菜:蒸すか軽く茹でることで、栄養素の損失を最小限に抑えつつ、消化吸収率を高めることができます。生で食べるよりも体に優しい調理法です。
また、調味料にも注目しましょう。生姜、にんにく、ねぎなどの薬味を加えることで、血流促進効果がさらに高まります。特に生姜は体を温める作用があり、季節の変わり目の冷えに効果的です。
一週間の簡単献立例
毎日の食事に3つの食材をバランスよく取り入れるための、簡単な一週間の献立例をご紹介します。
月曜日
- 朝:きのこ入りお味噌汁、玄米ごはん、納豆
- 昼:小松菜と鶏肉の炒め物、雑穀ごはん
- 夜:根菜たっぷり味噌汁、鮭の塩焼き、ひじきの煮物
火曜日
- 朝:しめじと卵のスクランブルエッグ、全粒粉トースト
- 昼:ほうれん草とツナのパスタ
- 夜:大根と鶏肉の煮物、玄米ごはん、わかめサラダ
水曜日
- 朝:きのこ入りオートミール
- 昼:かぼちゃのポタージュスープ、全粒粉パン
- 夜:れんこんと豚肉の炒め物、雑穀ごはん、小松菜のお浸し
このように、3つの食材を意識して毎日の食事に取り入れることで、自然とホルモンバランスを整えていくことができます。
食事だけでは対応しきれない体の変化もあります。そんな時は専門家のサポートも検討してみてくださいね。
鍼灸治療でホルモンバランスを整える
季節の変わり目に効果的なツボとその作用
東洋医学では、ツボを刺激することで体のバランスを整えることができると考えられています。季節の変わり目のホルモンバランスを整えるのに効果的なツボをご紹介します。
足三里(あしさんり):膝の下、すねの外側にあるツボです。脾胃の機能を高め、消化吸収を助ける効果があります。自律神経のバランスを整え、ホルモン分泌の安定にも役立ちます。
三陰交(さんいんこう):足首の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。肝・脾・腎の三つの陰経が交わる場所で、女性ホルモンのバランスを整える重要なツボです。特に生理不順や排卵障害に効果があると言われています。
関元(かんげん):へその下約3cm(指3本分)にあるツボです。下腹部を温め、子宮の血流を促進する効果があります。子宮内膜環境の改善や着床しやすい環境づくりに役立ちます。子宮を温める!関元ツボの刺激で妊娠力を高めるでも詳しく解説しています。
これらのツボは、初夏のホルモンバランスを整える!女性の不調を予防する養生法でも紹介されている重要なツボです。鍼灸治療では、これらのツボに適切な刺激を与えることで、自律神経を整え、ホルモンバランスを調整していきます。
自宅でできるセルフケア方法
鍼灸院に通えない日でも、自宅でできるセルフケアがあります。ツボ押しやストレッチなど、簡単にできる方法をご紹介します。
足三里のセルフケア:椅子に座り、膝の下、すねの外側にある足三里を親指で押します。3秒押して1秒離す、これを10回ほど繰り返します。朝晩2回行うと効果的です。
三陰交のセルフケア:足首の内くるぶしから指4本分上の三陰交を、反対の手の親指で優しく押します。特に生理前や排卵期に行うと良いでしょう。
温熱療法:下腹部(関元周辺)を温めることで、子宮の血流が改善します。蒸しタオルや、市販のホットパックを使用すると便利です。就寝前の20分程度、温めるのがおすすめです。
これらのセルフケアは、女性ホルモンを整えるセルフケア術!冷え性改善と妊活でも紹介されている方法です。日常的に取り入れることで、季節の変わり目の体調不良を予防し、ホルモンバランスを整えることができます。
しかし、セルフケアには限界もあります。特に症状が強い場合や、長期間改善が見られない場合は、専門家による適切な施術が必要です。スタジオシュカ鍼灸治療院では、あなたの体質や症状に合わせた個別の施術を行っています。
まとめ:毎日の食事で妊活を成功させるために
季節の変わり目は、自律神経の乱れからホルモンバランスが崩れやすい時期です。特に妊活中の方は、この時期のケアが重要になります。
今回ご紹介した3つの食材、根菜類、きのこ類、旬の緑黄色野菜を毎日の食事に取り入れることで、東洋医学的な観点からホルモンバランスを整えることができます。
さらに効果的なのは、食事療法と鍼灸治療を組み合わせることです。スタジオシュカ鍼灸治療院では、季節の変化に合わせた体質改善と妊活サポートを行っています。初回トライアルでは、あなたの体質や生活習慣を丁寧にカウンセリングし、季節に合わせたアドバイスをご提案します。
季節の変わり目を上手に乗り切り、健やかな体で妊活を続けていきましょう。小さな工夫の積み重ねが、大きな変化につながります。あなたの妊活が実を結ぶことを、心から願っています。
不妊治療の鍼灸について詳しくはこちら
体験者の声もご紹介しております。