夏バテと冷房病のダブルパンチを撃退!乱れた自律神経を正常化する簡単セルフケア【松戸・流山・我孫子から10分・柏市の鍼灸院】

2025-07-31  季節の養生法

8月の自律神経の乱れで疲れた女性が冷房と猛暑の温度差で体調不良を感じている様子

こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。

連日続く猛暑と冷房の効いた室内を行き来する8月。「なんだか体がだるい」「夜眠れない」「イライラしやすい」そんな症状でお悩みではありませんか?

毎年この時期になると同じような不調を感じる方、とても多いんです。それは決してあなたの気のせいではありません。

この記事を読むと、なぜ8月に自律神経が乱れやすいのか、そして簡単にできる対処法がわかります。東洋医学の視点から見た根本原因と、今すぐ始められるセルフケア方法をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧くださいね♪

8月の自律神経の乱れ、あなたも当てはまりませんか?

夏バテと冷房病の代表的な症状

8月は一年で最も自律神経が乱れやすい時期です。こんな症状に心当たりはありませんか?

  • 朝起きても疲れが取れない
  • 食欲がなく、冷たいものばかり欲しくなる
  • 夜なかなか寝付けない、または夜中に目が覚める
  • 些細なことでイライラしてしまう
  • 肩こりや首こりがひどくなった

これらの症状は「夏バテ」と「冷房病」が同時に起こることで生じるんです。

なぜ女性に多いのか?ホルモンバランスとの関係

女性は男性よりも自律神経の乱れを感じやすいと言われています。

その理由は、女性ホルモンと自律神経が密接に関係しているから。月経周期による女性ホルモンの変動に加えて、暑さのストレスが重なると、体のバランスが崩れやすくなるんですね。

特に30代後半からは、女性ホルモンの分泌量も徐々に減少するため、より影響を受けやすくなります。詳しくは自律神経を整えて、妊娠しやすい体へ!女性のための不妊ケアの記事もご参考になさってください。

東洋医学から見た自律神経の乱れの原因

気・血・水のバランスが崩れるメカニズム

東洋医学では、体の不調を「気・血・水」の3つの要素で考えます。

気の乱れ:急激な温度変化により、体のエネルギーの流れが滞る
血の巡りの悪化:冷房による冷えで血管が収縮し、血流が悪くなる
水の代謝異常:暑さによる発汗と冷房による冷えで、体内の水分バランスが乱れる

この3つが同時に起こることで、自律神経の働きが不安定になってしまうんです。

夏の五行「心」への影響と体の反応

東洋医学の五行説では、夏は「心」の季節とされています。

心は血液を全身に送るポンプの役割だけでなく、精神活動も司っています。猛暑と冷房の激しい温度差は、この「心」に大きな負担をかけ、動悸やイライラ、不眠などの症状を引き起こすんですね。

西洋医学が教える自律神経と体温調節の関係

交感神経と副交感神経の切り替えが乱れる理由

自律神経には、活動モードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」があります。

通常、この2つは自動的に切り替わりますが、急激な温度変化により、体温調節中枢である視床下部が混乱してしまいます。その結果、適切なタイミングで切り替えができなくなってしまうんです。

急激な温度変化が体に与えるストレス

外気温35度の屋外から、設定温度24度の室内に入ると、体は11度もの温度差に対応しなければなりません。

この時、体はストレスホルモンのコルチゾールを大量に分泌します。このホルモンが長期間分泌され続けると、自律神経のバランスが崩れ、様々な不調が現れるんですね。

自律神経失調症については、厚生労働省などの公的機関でも詳しい情報が提供されており、東洋医学のアプローチについては日本東洋医学会などで専門的な知見を得ることができます。

自律神経を整える3つの簡単セルフケア

朝の太陽光リセット法

まずは体内時計をリセットすることから始めましょう♪

朝起きたら、カーテンを開けて5分間太陽の光を浴びてください。この光が視神経を通じて脳に届くと、体内時計がリセットされ、自律神経のリズムが整いやすくなります。

曇りの日でも効果はありますので、毎日続けてみてくださいね。

3つの首を温める温活術

「首」「手首」「足首」の3つの首には、太い血管が皮膚に近い場所を通っています。

ここを温めることで、効率よく全身の血流を改善できるんです。オフィスでは薄手のカーディガンやレッグウォーマーを活用し、お家では湯船にゆっくり浸かって温めましょう。

冷房で冷えた体を芯から温めることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。冷え性でお悩みの方は冷え性改善で体の中から温活!妊活を成功させるためのヒントも合わせてご覧ください。

腹式呼吸で副交感神経を活性化

深い呼吸は、副交感神経を優位にしてリラックス状態を作り出します。

腹式呼吸の方法:
1. 鼻から4秒かけてゆっくり息を吸う
2. お腹を膨らませるように意識する
3. 口から8秒かけてゆっくり息を吐く
4. これを5回繰り返す

イライラした時や寝る前に行うと、心がスーッと落ち着きますよ。

効果的なツボ押しで自律神経をサポート

神門(しんもん)- 心を落ち着かせるツボ

神門は手首の内側、小指側にあるくぼみにあるツボです。

このツボは「心の門」という意味があり、心を落ち着かせ、自律神経を整える効果があると言われています。親指で優しく30秒間押してみてください。

仕事中でも目立たずにできるので、イライラした時にぜひ試してみてくださいね♪

百会(ひゃくえ)- 自律神経の司令塔を整える

百会は頭のてっぺん、左右の耳を結んだ線と眉間から頭頂部への線が交わる場所にあります。

ここは「百の経絡が会う場所」とされ、全身の気の流れを調整するとても重要なツボです。中指で軽く押しながら、小さく円を描くようにマッサージしてください。

頭がスッキリして、集中力も高まりますよ!他にも効果的なツボについては冷えやむくみ解消に!自宅で簡単にできるツボ押し&鍼灸で血行促進で詳しく解説していますので、ぜひご活用ください。

8月の生活習慣で気をつけたいポイント

冷房との上手な付き合い方

冷房は必要ですが、使い方を工夫することで体への負担を減らせます。

冷房設定のコツ:
・設定温度は外気温との差を5度以内に
・風向きは直接体に当たらないよう調整
・1時間に1回は外の空気を吸いに出る
・就寝時はタイマー機能を活用

こまめな調整で、体への負担をグッと減らすことができますよ。夏の体調管理について詳しくは夏の妊活で気をつけたい5つのポイント!暑さに負けない体質づくりの秘訣もご参考ください。

夏の睡眠環境を整える工夫

質の良い睡眠は、自律神経回復の要です。

寝る1時間前からスマホを見るのをやめ、部屋を暗くして体を休息モードに切り替えましょう。また、寝具は吸湿性の良い素材を選び、枕元に保冷剤をタオルで巻いて置くと、頭部を適度に冷やして眠りやすくなります。睡眠でお悩みの方は眠りが浅い原因と改善法!今日から試せる東洋医学的アプローチもぜひご覧ください。

鍼灸治療で根本的な体質改善を

セルフケアとプロケアの違い

セルフケアは日々の体調管理にとても有効ですが、根本的な体質改善には限界があります。

鍼灸治療では、お一人お一人の体質や症状に合わせて、より深い部分にアプローチできるんです。特に自律神経の調整には、専門的な知識と技術が必要な場合が多いんですね。

スタジオシュカでの施術アプローチ

スタジオシュカでは、まずじっくりとお話を伺い、あなたの体質や生活習慣を詳しく分析します。

その上で、東洋医学の診断法を用いて根本原因を見つけ出し、自律神経を整える特効ツボへの施術を行います。また、季節に合わせた養生法もお一人お一人にアドバイスさせていただいています。

毎年この時期に同じような症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

まとめ:自律神経を整えて快適な夏を

8月の自律神経の乱れは、決して我慢する必要はありません。

今回ご紹介したセルフケアを毎日の習慣に取り入れることで、夏バテや冷房病に負けない体づくりができます。特に朝の太陽光を浴びることと、3つの首を温めることは、今日からでも始められる簡単で効果的な方法です。

そして、根本的な体質改善をお考えの方は、東洋医学の力を借りることも選択肢の一つです。あなたの体が本来持っている自然治癒力を引き出し、季節の変化に負けない強い体を作っていきましょう♪

暑い夏もあと少し。体を大切にしながら、元気に乗り切ってくださいね!

鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/