デスクワーク中にできる!秋の気の巡りを整える座ったままストレッチ【柏市の季節養生の鍼灸院】

2025-10-23  季節の養生法

デスクワークで座ったままストレッチをする女性のイメージ、秋の気の巡りケア、柏市の鍼灸院

秋にデスクワーカーの体調が崩れやすい理由

デスクワークを続けていると、肩や首がガチガチになったり、なんとなく体が重く感じたりすることはありませんか?

特に秋は季節の変わり目で、体の巡りが滞りやすい時期なんです。

ここでは、なぜ秋にデスクワーカーの体調が崩れやすいのか、東洋医学の視点も交えながらお伝えしていきますね。

秋は「気の巡り」が滞りやすい季節

東洋医学では、秋は「肺」の季節とされています。

肺は呼吸だけでなく、体全体に気を巡らせる大切な役割を担っていると考えられているんです。

秋は気温が下がり始め、空気も乾燥してきますよね。

この時期は、夏の暑さで消耗した体力が回復しきれず、「秋バテ」として不調が現れやすいと言われています。

また、気温の変化が自律神経に影響を与え、体のバランスが崩れやすくなることも知られています。

特にデスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、この「気の巡り」がさらに滞りやすくなってしまうんです。

長時間の座位が気・血・水の流れを妨げる

東洋医学では、体の健康は「気・血・水」の3つがスムーズに巡ることで保たれると考えられています。

デスクワークで長時間座っていると、筋肉が硬直し、これらの流れが妨げられてしまうんです。

特に下半身は、重力の影響で血液が滞りやすくなります。

ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしているのですが、座ったままだとこの機能が十分に働きません。

また、肩や首周りの筋肉も緊張し続けることで、上半身の巡りも悪くなってしまいます。

東洋医学的には、これを「気滞」や「血瘀」と呼び、様々な不調の原因になると考えられているんですよ。

秋の乾燥と冷えがダブルパンチに

秋は乾燥の季節でもあります。

空気が乾燥すると、肌や喉だけでなく、体全体の潤いが失われやすくなります。

さらに、オフィスの空調による冷えも加わると、体はますます巡りが悪くなってしまうんです。

朝晩の寒暖差も大きくなり、体温調節がうまくいかなくなることもあります。

このように、秋という季節の特性とデスクワークという生活習慣が重なることで、体調が崩れやすくなってしまうんですね。

でも、大丈夫です!

座ったままでできる簡単なストレッチで、この巡りをサポートすることができますよ♪

季節の不調でお悩みの方へ

季節の変わり目や特有の不調でお困りではありませんか?当院では、東洋医学の観点から体質改善をサポートし、季節に負けない体づくりのお手伝いをさせていただいています。

もし東洋医学の季節養生に興味がおありでしたら、お気軽にご相談ください。

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東洋医学から見た「気の巡り」とデスクワークの関係

ここからは、東洋医学の視点で「気の巡り」について、もう少し詳しくお伝えしていきますね。

難しく感じるかもしれませんが、できるだけ分かりやすく説明していきます!

気・血・水とは?東洋医学の基本概念

東洋医学では、体を構成する基本要素として「気・血・水」という概念があります。

気(き)とは、体のエネルギーや生命活動の源のことです。

目には見えませんが、体を動かしたり、内臓を働かせたりする原動力と考えられています。

血(けつ)は、栄養を全身に運ぶものです。

西洋医学の血液とは少し異なる概念で、栄養だけでなく潤いも運ぶと考えられています。

水(すい)は、体液全般を指します。

体に潤いを与え、体温調節にも関わっていると言われています。

この3つがバランスよく、滞りなく巡ることが健康の基本という考え方なんです。

デスクワークで長時間同じ姿勢を続けると、この巡りが妨げられてしまうんですね。

デスクワークで滞る経絡と関連する不調

東洋医学には「経絡(けいらく)」という概念もあります。

経絡とは、気・血が通る道のようなもので、全身を巡っていると考えられています。

デスクワークで特に滞りやすいのは、以下の経絡です:

  • 胆経・膀胱経:肩や首周りを通る経絡。ここが滞ると肩こりや首こりが起こりやすいと言われています
  • 胃経・脾経:下半身を通る経絡。滞るとむくみや冷え、消化不良などが現れやすいとされています
  • 肺経:腕の内側を通り、肩周りにも関連する経絡。呼吸の浅さや肩の重だるさと関係があると考えられています

これらの経絡の流れが滞ることで、様々な不調が現れるというのが東洋医学の伝統的な考え方なんです。

もちろん、個人差がありますし、すべての不調がこれで説明できるわけではありません。

でも、経絡を意識したケアをすることで、体の巡りをサポートできる可能性があるんですよ。

秋に特に影響を受ける「肺経」のケアが重要

先ほどもお伝えしましたが、秋は東洋医学で「肺」の季節です。

肺経は、腕の内側から肩、胸にかけて通っていると考えられています。

デスクワークで前かがみの姿勢を続けていると、胸が閉じて肺経が圧迫されやすくなります。

すると、こんな症状が現れやすくなると言われているんです:

  • 肩や首の重だるさ
  • 呼吸が浅くなる
  • 皮膚の乾燥
  • だるさや疲れやすさ

だからこそ、秋のデスクワーカーには、肺経を意識したケアが大切なんです!

次のセクションでは、具体的なストレッチ方法をご紹介していきますね♪

季節の変わり目の自律神経については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

座ったままできる!秋の気の巡りストレッチ【実践編】

お待たせしました!

ここからは、デスクワークの合間にできる具体的なストレッチをご紹介していきます。

どれも1~2分でできる簡単なものばかりなので、ぜひ今日から試してみてくださいね。

上半身の巡りをサポートするストレッチ3選

まずは、肩や首、胸周りの巡りをサポートするストレッチからです。

① 肩甲骨回し(所要時間:1分)

このストレッチは、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、胸を開くことで呼吸もサポートしてくれます。

手順:

  1. 両手を肩に置きます
  2. 肘で大きく円を描くように、前回しを10回行います
  3. 同じように後ろ回しも10回行います

ポイント:肩甲骨を大きく動かすイメージで、呼吸を止めないようにしましょう。

東洋医学的には、小腸経や三焦経への刺激になると考えられています。

② 首のゆっくり回旋(所要時間:1分)

首の筋肉の緊張をゆるめ、頭部への巡りをサポートするストレッチです。

手順:

  1. 首を右にゆっくり倒して5秒キープします
  2. 中央に戻します
  3. 左も同様に行います
  4. 前後も同じように行います

ポイント:痛みのない範囲で、ゆっくり優しく動かしてください。

急に動かすと筋を痛める可能性があるので、注意してくださいね。

胆経や膀胱経への刺激になると言われています。

③ 胸を開く深呼吸(所要時間:1分)

肺経を広げ、呼吸をサポートする大切なストレッチです。

手順:

  1. 背もたれから少し体を離します
  2. 両手を後ろで組んで、胸を大きく開きます
  3. 鼻から3秒かけて息を吸います
  4. 口から5秒かけてゆっくり息を吐きます
  5. これを3回繰り返します

ポイント:肩甲骨を寄せるイメージで、胸を大きく開きましょう。

このストレッチは、秋に特に大切な肺経への直接的なアプローチになります!

下半身のむくみと冷えをサポートするストレッチ3選

続いて、下半身の巡りをサポートするストレッチです。

座りっぱなしで特にむくみやすい部分をケアしていきましょう。

① 足首回し(所要時間:片足30秒×2)

ふくらはぎの筋肉を動かし、下半身の巡りをサポートするストレッチです。

手順:

  1. 右足を少し浮かせます
  2. 足首を内回しに10回ゆっくり回します
  3. 外回しも10回行います
  4. 左足も同様に行います

ポイント:足先まで意識を向けて、できるだけ大きく回しましょう。

脾経、胃経、肝経への刺激になると考えられています。

② 膝の上げ下げ(所要時間:1分)

腰回りや太ももの巡りをサポートするストレッチです。

手順:

  1. 座ったまま、右膝をゆっくり持ち上げます
  2. 5秒キープします
  3. ゆっくり下ろします
  4. 左膝も同様に行います
  5. 左右交互に5回ずつ行います

ポイント:太ももの前側の筋肉を意識しながら行いましょう。

胃経や脾経への刺激になると言われています。

③ かかと上げ下げ(所要時間:1分)

ふくらはぎのポンプ機能をサポートし、むくみケアに役立つストレッチです。

手順:

  1. 両足を床につけた状態で座ります
  2. 両足のかかとを同時に上げて3秒キープします
  3. ゆっくり下ろして3秒休みます
  4. これを10回繰り返します

ポイント:ふくらはぎに力を入れる意識で行いましょう。

膀胱経や腎経への刺激になると考えられています。

呼吸と姿勢で全身の巡りをリセット

ストレッチと合わせて、姿勢と呼吸を整えることも大切です。

骨盤を立てる座り直し

デスクワークをしていると、だんだん姿勢が崩れてきますよね。

定期的に姿勢をリセットすることで、気の巡りもサポートできます。

手順:

  1. 椅子に深く腰掛けます
  2. 骨盤を立てるイメージで、背筋を伸ばします
  3. お腹に軽く力を入れて、その姿勢を保ちます

正しい姿勢は、気の巡りの基本なんです。

腹式呼吸

呼吸は、気の巡りに直接関わる大切な要素です。

デスクワークで呼吸が浅くなりがちな方は、意識的に深い呼吸を取り入れましょう。

手順:

  1. お腹に手を当てます
  2. 鼻から4秒かけて息を吸い、お腹を膨らませます
  3. 口から6秒かけてゆっくり息を吐きます
  4. これを3~5回繰り返します

東洋医学では、下腹部の「丹田(たんでん)」という場所を意識することが大切だと言われています。

腹式呼吸は、副交感神経をサポートし、リラックス効果も期待できるんですよ。

呼吸法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

実践のベストタイミングと頻度

ストレッチは、いつやればいいの?と思いますよね。

おすすめのタイミングをご紹介します!

推奨スケジュール:

  • 午前10時頃:肩甲骨回しと深呼吸(2分)
  • 昼食後:足首回しと膝の上げ下げ(2分)
  • 午後3時頃:首のストレッチと腹式呼吸(2分)
  • 夕方:全体を通して実践(5分)

もちろん、この通りでなくても大丈夫です。

体が固まってきたな、と感じたときに、気軽にやってみてください。

継続のコツ:

  • スマホのタイマーで時間を設定する
  • デスクに付箋で「ストレッチ」とメモを貼る
  • 同僚と一緒に実践して習慣化する

毎日少しずつでも続けることが、秋を元気に過ごす秘訣なんです♪

秋バテ予防については、こちらの記事もぜひご覧ください。

一人ひとりに合わせた季節養生を

体質は人それぞれです。当院では、東洋医学の観点からあなたに最適な季節ケアをご提案いたします。

季節養生について詳しく知りたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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デスクワーク中にできるツボ押しケア

ストレッチに加えて、簡単にできるツボ押しもご紹介しますね。

デスクワークの合間に、気軽に試してみてください!

肩こりをサポートする「肩井(けんせい)」

肩井は、肩周りの不調に用いられる代表的なツボです。

位置:首の付け根と肩先のちょうど中間点にあります。

触ってみると、少しくぼんでいる場所です。

押し方:

  1. 反対の手で肩井を見つけます
  2. 中指で3秒ゆっくり押します
  3. 3秒かけてゆっくり離します
  4. これを5回繰り返します

伝統的な意味:肩周りの気の巡りをサポートすると言われています。

注意:妊娠中の方は避けてください。

目の疲れをケアする「太陽(たいよう)」

パソコン作業で目が疲れたときに役立つツボです。

位置:こめかみの少しくぼんだ場所にあります。

眉尻と目尻の中間から、やや後ろに指一本分ずれた位置です。

押し方:

  1. 両手の人差し指で左右の太陽を見つけます
  2. ゆっくり円を描くように5回マッサージします
  3. 逆回しも5回行います

伝統的な意味:頭部の気の巡りをサポートし、目の疲れのケアに用いられてきました。

ポイント:強く押しすぎないように注意してください。

全身の巡りをサポートする「合谷(ごうこく)」

合谷は「万能のツボ」とも呼ばれ、全身の気の巡りをサポートすると言われています。

位置:手の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分から、やや人差し指側にあります。

押すと少し痛気持ちいい場所です。

押し方:

  1. 反対の手の親指で合谷を見つけます
  2. 3秒ゆっくり押します
  3. 3秒かけて離します
  4. これを10回繰り返します
  5. 反対の手も同様に行います

伝統的な意味:全身の気の巡りをサポートし、様々な不調に用いられてきました。

タイミング:いつでもどこでも気軽に押せるので、気がついたときに実践してみてください。

ツボ押しは、セルフケアとして手軽にできる東洋医学的なアプローチです。

ただし、強く押しすぎたり、痛みを我慢したりする必要はありません。

気持ちいいと感じる程度の刺激で十分なんですよ。

個人の体質により体験には個人差があります。

スタジオシュカの季節養生サポート

ここまで、セルフケアの方法をたくさんご紹介してきました。

でも、一人で続けるのは難しいな、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときは、ぜひスタジオシュカにお任せください!

鍼灸でデスクワーク疲れをケア

セルフケアも大切ですが、専門家による鍼灸施術は、より深い経絡へのアプローチができます。

鍼灸は、東洋医学の伝統的な施術法として、長い歴史があります。

スタジオシュカでは、デスクワーカーの方に多い肩こり、首こり、眼精疲労、腰痛などの不調に対して、鍼灸によるケアを行っています。

経絡の流れを整え、気・血・水の巡りをサポートすることで、体全体のバランスを整えるお手伝いをさせていただいています。

もちろん、効果を保証するものではありませんが、多くの方が「体が軽くなった」「呼吸がしやすくなった」とおっしゃってくださいます。

一人ひとりの体質に合わせたアプローチ

東洋医学では、同じ症状でも、人によって原因が異なると考えます。

たとえば、同じ「肩こり」でも、ある方は「気の巡りの滞り」が原因で、別の方は「血の不足」が原因かもしれません。

スタジオシュカでは、丁寧なカウンセリングを通じて、あなたの体質や生活習慣を把握します。

そして、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの季節養生プランをご提案しています。

体質診断では、舌の状態や脈の状態なども確認し、東洋医学的な視点から総合的に判断していきます。

継続的なサポートで秋を快適に

季節養生は、継続が大切です。

一回の施術で劇的に変わるわけではありませんが、定期的にケアを続けることで、体は少しずつ変化していきます。

スタジオシュカでは、施術だけでなく、日常生活でのアドバイスもさせていただいています。

食事のこと、運動のこと、ストレッチのこと、何でもお気軽にご相談ください。

秋から冬への季節の変わり目も、一緒に乗り越えていきましょう!

私たちが、あなたの健康をサポートさせていただきます。

秋の乾燥対策については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

また、東洋医学についてさらに詳しく知りたい方は、日本東洋医学会の公式サイトもご参照ください。

まとめ:座ったままストレッチで秋を元気に過ごそう

ここまで、デスクワーク中にできる秋の気の巡りケアについてお伝えしてきました。

最後にポイントをおさらいしますね。

秋はデスクワーカーにとって体調が崩れやすい季節です。

季節の変わり目で気温差が大きく、乾燥もあり、体の巡りが滞りやすくなります。

座ったままできる簡単なストレッチで、気の巡りをサポートできます。

肩甲骨回し、首のストレッチ、足首回しなど、1~2分でできる簡単なケアを、1日数回取り入れるだけで違いを感じられるはずです。

1日数分の積み重ねが、大きな変化につながります。

最初は忘れてしまうかもしれませんが、タイマーや付箋を活用して、少しずつ習慣にしていきましょう。

セルフケアと専門的なサポートの組み合わせが理想的です。

自分でできることは続けながら、時には専門家の力を借りることも大切です。

スタジオシュカが、あなたの秋の養生をお手伝いします!

一人で悩まず、どんなことでもお気軽にご相談くださいね。

秋は実りの季節です。

体の巡りを整えて、実り多い秋を一緒に過ごしましょう♪

あなたの毎日が、少しでも快適になりますように。

応援しています!

専門家と一緒に季節養生を始めませんか?

季節の養生は継続が大切です。一人で続けるのが難しい場合は、プロのサポートを受けることをお勧めします。スタジオシュカ鍼灸治療院で、あなたの体質に合わせた季節養生プランを一緒に考えていきましょう。

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【免責事項】

※個人の体質により体験には個人差があります。

※施術効果を保証するものではありません。

※鍼灸は医療行為の代替ではありません。体調に不安がある場合は、医療機関への受診をお勧めします。

季節養生を実践されている方の声もご紹介しております。

【季節養生体験レポート】