血中循環を促進!妊活中の有酸素運動ガイドライン【松戸・流山・我孫子から10分の不妊鍼灸院】

2025-05-05  不妊治療

妊活中の女性が有酸素運動をしている様子。血流促進で妊娠率アップが期待できる。

こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。妊活中、「運動は必要?」「どんな運動がいいの?」と悩んでいませんか?適切な有酸素運動は血中循環を促進し、妊娠しやすい体づくりをサポートします。運動が苦手な方にもできる簡単エクササイズもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!

妊活中の有酸素運動の重要性

血流改善と妊娠率の関係

有酸素運動を行うと、全身の血管が広がり血流が促進されます。これにより、卵巣や子宮に十分な酸素や栄養素が届きやすくなり、卵子の質向上や子宮内膜環境の改善につながります。

アメリカ生殖医学会の研究では、適度な有酸素運動を定期的に行っている女性は、そうでない女性と比べて妊娠率が約15%高いというデータもあります。

また、妊活に効果的な運動:妊娠しやすい体づくりをサポートする方法でも詳しく解説していますが、運動によって分泌される「エンドルフィン」は、ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を抑制し、ホルモンバランスの改善にも役立ちます。

運動不足がもたらす妊活への影響

長時間座りっぱなしの生活は、下半身の血流を滞らせ、子宮・卵巣周辺の血液循環を悪化させます。これが「冷え」を引き起こし、新陳代謝も低下してしまうのです。

運動不足は肥満リスクも高め、脂肪細胞からの過剰なエストロゲン分泌によって排卵障害につながることもあります。さらに、自律神経のバランスも崩れ、ストレスに弱い体になってしまいます。

妊活中のストレスを撃退!でも解説していますが、ストレスと不妊には密接な関係があります。適度な運動は「体を温める」「血流を良くする」「ホルモンバランスを整える」「ストレスを減らす」という4つの点で妊活を強力にサポートするのです!

東洋医学から見た血中循環と妊活の関係

気・血・水の観点からの血流の重要性

東洋医学では、体内を巡る「気」「血」「水」の3つが健康の基本とされています。「気」は生命エネルギー、「血」は血液やホルモン、「水」は体液を意味します。

特に「血」の巡りは妊活において非常に重要です。東洋医学では「血」が滞ると、生殖機能に直接影響すると考えられています。

「気が血を生み、血が気を運ぶ」という言葉があるように、気と血は密接な関係にあります。適度な運動は「気」の流れを活性化し、結果として「血」の巡りも良くなるのです。

冷えやむくみ解消に!自宅で簡単にできるツボ押し&鍼灸で血行促進でも紹介していますが、東洋医学では特に下半身の「血」の巡りが妊活に重要だと考えられています。

冷えと血流停滞が引き起こす妊活への悪影響

東洋医学では、体の冷えを非常に重視します。特に下半身の冷えは「血」の流れを滞らせ、生殖機能を低下させる大きな原因と考えられています。

冷えにより「気」の流れが鈍くなると、「血」の巡りも悪くなります。すると子宮や卵巣に十分な栄養が届かず、卵子の質や子宮内膜環境に悪影響を及ぼします。

また、東洋医学では「腎」が生殖と深い関わりを持つとされています。腎の機能が低下すると生殖能力も低下するため、腎を温め、活性化することが大切です。

冷え性改善で体の中から温活!妊活を成功させるためのヒントにも詳しく書いていますが、冷えの改善は妊活の第一歩なのです。

妊活に最適な有酸素運動ガイドライン

おすすめの運動種類と頻度

妊活中におすすめの有酸素運動と頻度は以下の通りです:

  1. ウォーキング: 最も手軽で効果的。1日30分、週3〜4回を目安に行いましょう。少し息が上がる程度の早歩きが理想的です。
  2. 水泳・水中ウォーキング: 関節への負担が少なく全身の血流を促進。週1〜2回、30分程度がおすすめです。
  3. ヨガ: 呼吸法と組み合わせることで血流改善とリラックス効果が期待できます。特に骨盤周りの血流を促進するポーズが効果的です。

運動の頻度としては、週3〜4回、1回20〜30分が理想的です。毎日無理にハードな運動をする必要はなく、適度な休息日を設けることが大切です。

運動強度の目安は「会話ができる程度」。これは「中強度」と呼ばれる強さで、激しい息切れがなく、汗ばむ程度の運動です。

避けるべき運動と注意点

妊活中は以下の運動を避けるのが望ましいでしょう:

  1. 高強度インターバルトレーニング: 短時間で激しく体を動かす運動は、ホルモンバランスを乱す可能性があります。
  2. 長時間の激しいランニング: マラソンのような長時間の高負荷運動は、体に過度なストレスをかけることがあります。
  3. 極端な筋力トレーニング: 重量挙げなどの極端な筋力トレーニングも、ホルモンバランスを乱す可能性があります。

注意点としては、生理中や排卵日前後は強度を抑え、常に水分補給を心がけ、体調が優れないときは無理をしないようにしましょう。

誰でもできる!自宅で簡単血流改善エクササイズ

朝の10分間ルーティン

朝は体が冷えている状態なので、血流を促進するエクササイズが特に効果的です:

  1. 深呼吸(1分): ベッドの上で深呼吸を10回行います。
  2. 全身ストレッチ(2分): 両手を頭上に伸ばし、体全体を大きく伸ばした後、上体を左右に倒して脇腹を伸ばします。
  3. 骨盤回し(2分): 足を肩幅に開いて立ち、手を腰に当て、骨盤を大きく円を描くように回します。時計回りと反時計回りを各10回行います。
  4. スクワット(3分): 足を肩幅に開いて立ち、膝を曲げて腰を落とします。膝がつま先より前に出ないよう注意しましょう。10回×3セットを行います。
  5. 足首回し(2分): 椅子に座り、足首を時計回りと反時計回りに各10回ずつ回します。下半身の血流促進に効果的です。

夜の冷え対策ストレッチ

夜は特に下半身が冷えやすい時間帯です。就寝前のストレッチで、温かい状態を保ちましょう:

  1. 足裏マッサージ(2分): テニスボールなどを使って足裏を刺激します。足裏のツボは全身の血流に影響します。
  2. 足首から太ももへのマッサージ(3分): 足首から太ももに向かって、両手で優しくマッサージします。血流を心臓に戻すイメージで行いましょう。
  3. 股関節ストレッチ(2分): 仰向けに寝て片膝を胸に引き寄せます。20秒キープして反対側も同様に行います。
  4. 蝶のポーズ(3分): 座って両足の裏を合わせ、膝を外側に開きます。骨盤底の血流改善に効果的です。

むくみと不妊の関係性とは?鍼灸で体質改善し、妊娠しやすい体へでも触れていますが、就寝前のケアは翌朝のむくみ防止にも効果的です。

妊活と運動の両立:無理なく続けるコツ

生理周期に合わせた運動調整法

女性の体は生理周期によって大きく変化します。この変化に合わせて運動を調整しましょう:

月経期(生理中): 体力が低下しやすい時期です。軽いウォーキングやストレッチ程度にとどめましょう。

卵胞期(生理後〜排卵前): エストロゲンの影響で体力が回復する時期です。積極的に有酸素運動を行うのに適しています。

排卵期: 排卵日前後3日間は激しい運動を避け、ヨガなどの穏やかな運動がおすすめです。

黄体期(排卵後〜生理前): プロゲステロンの影響で体温が上がり、疲れやすくなります。強度を抑えた運動を心がけましょう。

自律神経を整えて、妊娠しやすい体へ!女性のための不妊ケアでも解説していますが、生理周期に合わせた生活は自律神経のバランスを整え、妊活に大きく貢献します。

仕事で忙しい方向けの時短エクササイズ

忙しい方でも取り入れられる時短エクササイズをご紹介します:

  • 通勤時間の活用: 一駅分歩く、階段を使うなど、日常生活で意識的に体を動かします。
  • デスクワーク中の「椅子エクササイズ」: 座ったままできる簡単なエクササイズです。太ももの上げ下げや足首の回転運動を行いましょう。
  • 3分間の「運動休憩」: 仕事の合間に3分だけ立ち上がって、スクワットや軽いストレッチを行います。1日に3〜4回行うだけでも効果があります。

鍼灸で血流改善をさらに促進する方法

血流促進に効果的なツボとその働き

妊活に効果的な血流促進のツボをいくつかご紹介します:

三陰交(さんいんこう): 足首の内くるぶしから指4本分上にあるツボです。女性の生殖器系全般に作用し、ホルモンバランスの調整にも効果的です。

関元(かんげん): おへその下約3cmにあるツボで、生命エネルギーの源とされています。子宮の機能を高め、全身の気の流れを活性化します。

血海(けっかい): 太ももの内側、膝のお皿の上端から指4本分上にあるツボです。血の巡りを良くするツボです。

自宅でできるツボ押しの方法と注意点

基本的なツボ押しの方法:

  1. リラックスした状態で行います
  2. 親指や人差し指の腹で、ツボをゆっくりと押します
  3. 3〜5秒押して、2〜3秒緩めるリズムで行います
  4. 各ツボ1〜2分程度、気持ちよいと感じる強さで押しましょう

注意点:

  • 強く押しすぎないこと(痛みを感じるほど強く押すのはNG)
  • 空腹時や食後すぐは避ける
  • 体調の悪いときは無理をしない

妊娠力を高める!鍼灸で叶える夢|不妊治療のサポートでも説明していますが、鍼灸による血流改善は、専門家による施術がより効果的です。

まとめ

妊活中の有酸素運動は、適切な頻度と強度で行うことで、血流改善、ホルモンバランスの調整、ストレス軽減など、様々な効果が期待できます。

週3〜4回、20〜30分程度の中強度の有酸素運動を心がけ、生理周期に合わせて運動強度を調整しましょう。東洋医学的には、「気・血・水」の流れを整えることが妊活の鍵となります。

忙しい毎日でも短時間の運動を取り入れ、自宅でのツボ押しなどのセルフケアも活用することで、効果的に血流を改善できます。

スタジオシュカ鍼灸治療院では、一人ひとりの体質や生活リズムに合わせた血流改善のアドバイスと、鍼灸による直接的な血流促進を組み合わせたアプローチをご提案しています。初回トライアルでは、東洋医学の専門家による個別カウンセリングで、あなたに合った妊活サポートをご提案いたします。

適切な運動と東洋医学の知恵を組み合わせて、妊娠しやすい体づくりを始めてみませんか?

不妊治療の鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/infertility