黄体機能を強化する経絡調整法!妊活サポートの最新エビデンス【松戸・流山・我孫子から10分の不妊鍼灸院】

2025-04-22  不妊治療

黄体機能を強化する経絡調整法と妊活サポート

こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。妊活中の「黄体機能」の弱さでお悩みの方は多いのではないでしょうか?高温期が短い、体温が上がらない、着床しにくいなど、お悩みの声をよく耳にします。このブログでは、東洋医学の視点から黄体機能を強化する経絡調整法と科学的根拠をご紹介します。

黄体機能の弱さが妊娠に与える影響

黄体機能とは、排卵後に形成される黄体から分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)の働きのことです。このホルモンは着床環境を整え、妊娠を維持する重要な役割を担っています。

黄体機能が弱いと、以下のような症状が現れることがあります:

  • 高温期が10日以下と短い
  • 高温期の体温上昇が0.3~0.4℃程度と低め
  • 着床しづらい状態になりやすい
  • 生理前の症状(PMS)が強く出る

西洋医学では、黄体機能低下の原因としてホルモンバランスの乱れ、卵胞の質の低下、自律神経の乱れなどが挙げられます。不妊とストレスの関係|妊活中の心のケア方法も紹介でも解説していますが、ストレスは黄体機能に大きく影響します。

東洋医学から見た黄体機能低下の原因

東洋医学では、黄体機能の弱さを主に「腎陽虚」と「脾気虚」という概念で説明します。

腎陽虚は、体を温める「陽気」が不足した状態です。症状としては、手足の冷え、腰の冷え、疲れやすさなどが挙げられます。

脾気虚は、消化吸収機能とエネルギー生成に関わる「脾」の働きが弱まった状態です。症状としては、消化不良、倦怠感、むくみなどが見られます。

東洋医学では身体の機能を「気・血・水」という3つの要素で捉え、これらが西洋医学におけるホルモンバランスとも関連しています。黄体機能の低下は、これらのバランスが崩れた結果として現れるのです。

経絡調整による黄体機能強化の最新エビデンス

近年、鍼灸治療が黄体機能に与える影響について、科学的な研究が進んでいます。日本東洋医学会の研究では、特定の経絡刺激が内分泌系に作用し、ホルモンバランスを整える効果が示されています。

特に注目すべきは、鍼灸治療が視床下部-下垂体-卵巣軸に作用するメカニズムが解明されつつあることです。女性ホルモンに影響を与える主要な経絡とツボには、以下のようなものがあります:

任脈(にんみゃく)

  • 体の前面を通る重要な経絡で、生殖器官に直接関連
  • 主要なツボ:関元(かんげん)、気海(きかい)

腎経(じんけい)

  • 腎臓から足裏まで走る経絡で、生殖能力と深く関連
  • 主要なツボ:太谿(たいけい)、湧泉(ゆうせん)

脾経(ひけい)

  • 足の内側から腹部へ走り、栄養の吸収と変換に関連
  • 主要なツボ:三陰交(さんいんこう)、血海(けっかい)

自宅でできる!黄体機能を高める経絡刺激法

自宅でできる効果的なツボ刺激法をご紹介します。

関元(かんげん)

  • 位置:おへその下約3cm
  • 刺激方法:仰向けに寝て、手のひらで時計回りに30回ほど優しくマッサージ

三陰交(さんいんこう)

  • 位置:内くるぶしの上約3横指(約4cm)の脛の内側
  • 刺激方法:親指で左右のツボを3〜5分間押す

太谿(たいけい)

  • 位置:内くるぶしと踵の間のくぼみ
  • 刺激方法:親指でツボを5〜10秒押して3秒緩めるを10回繰り返す

これらのツボ刺激は、毎日続けることで効果が現れます。温灸も黄体機能強化に効果的で、特に「関元」への温灸がおすすめです。不妊鍼灸で妊娠への希望を叶える!でも詳しく解説しています。

黄体機能を強化する生活習慣と食事法

腎陽を補う代表的な食材には、黒豆、黒ごま、クルミなどの黒い食材や、生姜、ねぎなどの温性の食材があります。

また、黄体ホルモン分泌をサポートする日常習慣として、以下があげられます:

  • 22時〜2時の間の質の高い睡眠
  • ウォーキングやヨガなどの適度な運動
  • 深呼吸や瞑想などのストレス管理
  • 38〜40度のぬるめのお湯に20分浸かる入浴

逆に避けたい習慣や食品としては、睡眠不足、過度のストレス、冷たい飲食物、カフェインの過剰摂取などがあります。

プロの鍼灸治療による黄体機能強化

スタジオシュカ鍼灸治療院では、黄体機能強化に特化した独自のアプローチを行っています。

初回カウンセリングと体質診断で詳細な状態把握を行い、オーダーメイド施術プランを作成します。

鍼灸治療は西洋医学的な不妊治療と併用することで、より高い効果が期待できます。タイミング法、人工授精、体外受精などの治療に合わせた最適な施術タイミングがあります。【妊活】鍼灸で妊娠しやすい体を作る!でもその効果を解説しています。

まとめ

黄体機能の弱さは妊活において重要な要素であり、東洋医学の経絡調整法は効果的なアプローチとなります。自宅でのセルフケアと並行して、専門家による施術も検討してみてください。

不妊治療の鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/infertility