卵子の質を高める!妊活中の食生活と栄養素ガイド【柏駅徒歩13分の不妊治療サロン】
2025-04-17 不妊治療
こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。妊活中、「食事で卵子の質を高められるのかな?」と気になっている方へ向けて、効果的な栄養素と食生活のポイントをご紹介します。
卵子の質と妊娠の関係
卵子の質とは、遺伝子情報だけでなく、細胞内の「ミトコンドリア」の活性や正常に細胞分裂する能力も含みます。質の高い卵子は受精後の胚発育が順調に進み、着床率や妊娠継続率が高まります。
女性は生まれた時点で一生分の卵子を持っており、年齢とともに老化します。特に35歳を過ぎると、卵子内のミトコンドリア機能低下や染色体異常リスクが高まりますが、体内環境を整えることで卵子の質を最大限に高めることは可能です。
東洋医学から見た卵子の質
東洋医学では、体内のエネルギー「気」、栄養を運ぶ「血」、体液である「水」の3つのバランスが重要と考えます。特に「血」の巡りが悪いと、卵巣に栄養が届きにくくなります。
また「腎」というエネルギーシステムが生殖機能を司るとされ、「腎陽」と呼ばれる温めるエネルギーが弱まると、体が冷え、卵巣機能も低下します。不妊に悩む女性の多くが冷え性を抱えているのはこのためです。
卵子の質を高める重要栄養素
卵子の質低下の大きな原因は「酸化ストレス」です。これを防ぐ抗酸化物質を積極的に摂りましょう。
必須栄養素と食材:
- ビタミンE:細胞膜を守り老化防止(ナッツ類、アボカド、オリーブオイル)
- ビタミンC:コラーゲン生成促進(柑橘類、キウイ、パプリカ)
- コエンザイムQ10:細胞エネルギー生産(魚類、肉類、ナッツ類)
- 葉酸:細胞分裂促進(緑黄色野菜、レバー、豆類)
- オメガ3脂肪酸:炎症抑制(青魚、亜麻仁油、クルミ)
- タンパク質:卵子成熟の材料(魚類、鶏卵、大豆製品、乳製品、赤身肉)
温活のための食材選び
東洋医学では食材にも「温性」「涼性」があると考えます。妊活中は「温性食材」を意識して体を内側から温めましょう。
- 温性食材(積極的に):生姜、ねぎ、にんにく、かぼちゃ、さつまいも、鶏肉、くるみ、黒ごま
- 涼性食材(控えめに):スイカ、バナナ、生野菜、アイスクリーム、冷たい飲み物
月経周期に合わせた食事プラン
女性の体は月経周期によって変化するため、それに合わせた食事内容も効果的です。
- 月経期(1〜5日目):鉄分補給(赤身肉、小松菜)と温かい食事
- 卵胞期(6〜14日目):タンパク質と抗酸化物質で卵胞育成
- 排卵期(14〜16日目):血流促進食材(生姜、ねぎ)と亜鉛(牡蠣、ごま)
- 黄体期(17〜28日目):ビタミンB群とマグネシウム(ナッツ類、海藻類)
1日3食の理想的な栄養バランス
妊活中は1日3食、規則正しく食べることが基本です。
- 朝食:タンパク質重視(例:卵料理+全粒粉パン+ヨーグルト)
- 昼食:バランス良く(例:玄米ご飯+魚や肉+野菜)
- 夕食:就寝3時間前までに、消化の良い温かい食事(例:スープや鍋料理)
毎食「タンパク質+炭水化物+野菜」を意識しましょう。また、質の高い睡眠はホルモンバランスを整えるため、夕食の時間帯にも注意を。
簡単実践!卵子の質を高めるレシピ
「栄養たっぷり!朝食ボウル」
材料:茹で卵1個、アボカド1/4個、ほうれん草1/2束、くるみ小さじ1、ヨーグルト100g、はちみつ少々
作り方:
- ほうれん草は茹でて水気を絞り刻む
- ボウルにヨーグルト、半分に切った茹で卵、アボカド、ほうれん草を盛り付け
- 刻んだくるみをトッピングし、はちみつをかける
「体を温める卵子ケア鍋」
材料:鶏もも肉200g、豆腐1/2丁、白菜1/4個、人参1/2本、しいたけ4個、長ねぎ1本、生姜1かけ、だし汁600ml
作り方:
- 具材を食べやすい大きさに切る
- 鍋にだし汁、生姜、長ねぎを入れて火にかける
- 野菜、鶏肉、豆腐の順に入れて煮る
- 塩、しょうゆで味を調える
鍼灸で卵巣血流を改善
食事改善と並行して、鍼灸治療も卵子の質向上に効果的です。鍼灸は卵巣への血流を改善し、ホルモンバランスを整えます。主に効果的なツボには、足の三陰交(さんいんこう)、おへその下の関元(かんげん)や気海(きかい)などがあります。
体質に合わせたアプローチ
東洋医学では一人ひとりの体質に合わせた対策が重要です。
- 冷え症タイプ:温性食材を増やし、温灸を取り入れた施術
- 血虚タイプ:鉄分豊富な食材とタンパク質をしっかり摂取
- 気滞タイプ:消化に良い食事と気の流れを促進する施術
実際に、スタジオシュカで鍼灸施術と食事改善を併用して妊娠に至った方の例も多くあります。個人差はありますが、多くの方が3〜6ヶ月の継続で変化を実感されています。
まとめ:継続が鍵
卵子の質を高める食生活改善は、短期間ではなく3ヶ月以上の継続が重要です。卵子が育つには約90日かかるため、少なくともこの期間は続けましょう。
無理なく続けるポイント:
- 一度にすべてを変えず、小さな目標から始める
- 季節の食材を活用し、経済的に続ける
- 楽しみながら、同じ目標を持つ仲間と情報交換する
食事改善と鍼灸施術の組み合わせで、さらに効果的に卵子の質を高められます。スタジオシュカ鍼灸治療院では、あなたの体質や生活習慣に合わせた個別のアドバイスを初回トライアルで受けられますので、ぜひお気軽にご相談ください。
不妊治療の鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/infertility