視床下部-下垂体-卵巣軸の機能を整える!妊活のための東洋医学的アプローチ【柏市の不妊治療専門サロン】

2025-04-23  不妊治療

視床下部-下垂体-卵巣軸と東洋医学によるホルモンバランス改善

こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。妊活中に「ホルモンバランスが乱れている」「排卵がうまくいかない」とお悩みではありませんか?このブログでは、東洋医学の視点から視床下部-下垂体-卵巣軸の機能と、妊娠しやすい体づくりのためのアプローチ方法をご紹介します。

視床下部-下垂体-卵巣軸とは?

西洋医学から見た視床下部-下垂体-卵巣軸の役割

視床下部-下垂体-卵巣軸(ホルモンの司令塔と実行部隊の連携システム)は、女性の生殖機能を司る重要なホルモンネットワークです。視床下部からのGnRH分泌が下垂体に働きかけ、FSH・LHを分泌させます。これらが卵巣に作用して卵胞発育や排卵、プロゲステロン分泌を促します。

このシステムは精密な連携で働いており、一箇所でも問題があると全体のバランスが崩れ、排卵障害や着床障害などの不妊要因になります。

自律神経系との関連性

自律神経は視床下部の機能に大きく影響します。ストレスが多いと交感神経が優位になり、GnRHの分泌リズムが乱れます。不妊とストレスの関係でも解説していますが、ストレスホルモンのコルチゾールは直接的に視床下部-下垂体-卵巣軸を抑制します。

東洋医学から見た視床下部-下垂体-卵巣軸の機能異常の原因

腎の精気と視床下部-下垂体-卵巣軸の関係

東洋医学では、生殖機能は「腎」と深い関わりがあるとされています。「腎」は生命の源である「精」を蓄え、生殖や成長発達を司るエネルギー系統です。

腎の精気が不足すると、ホルモン分泌の指令系統(視床下部-下垂体)や実行系統(卵巣)の機能低下につながります。

気・血・水のバランス乱れとホルモン分泌

東洋医学では「気・血・水」のバランスがホルモン分泌に影響すると考えます。「血」の滞りや不足は卵巣への栄養供給を妨げ、「気」の流れの滞りは子宮や卵巣周辺の血流を悪化させます。

ストレスは「気」の流れを乱す大きな要因で、特に「肝」の機能低下は気の流れを滞らせ、様々な不調を引き起こします。これが「腎」の機能にも影響し、視床下部-下垂体-卵巣軸の働きが低下するのです。

視床下部-下垂体-卵巣軸を整える東洋医学的アプローチ

鍼灸治療で刺激する主要なツボとその効果

視床下部-下垂体-卵巣軸の機能改善に効果的な主要なツボは:

  • 関元:おへその下約3cmにあるツボ。「腎」のエネルギーを補い、子宮機能を活性化。
  • 三陰交:足首内側のくるぶしから指4本分上にあるツボ。肝・脾・腎の陰経が交わり、ホルモンバランスを調整。
  • 太衝:足の甲の第1・2中足骨間にあるツボ。肝の気の流れを整え、ストレスを軽減。

これらのツボへの鍼灸刺激は神経系や内分泌系に働きかけ、自律神経を整えて妊娠しやすい体へ導きます。

体質別の鍼灸アプローチ法

東洋医学では一人ひとりの体質に合わせた施術が重要です:

  • 気虚タイプ:疲れやすく元気がない方。足三里や百会などのツボで「補気」。
  • 血虚タイプ:顔色が悪く、めまいがある方。合谷や膈兪などのツボで「補血」。
  • 腎虚タイプ:腰痛や冷え、頻尿がある方。腎兪や命門などのツボで「腎」を補う。

当院では初回カウンセリングで詳細な東洋医学的診断を行い、最適なアプローチをご提案しています。

症例紹介:ホルモンバランスが改善した実例

35歳のA様は、仕事のストレスから無排卵月経が続き、基礎体温も安定しない状態でした。「肝気鬱結」と「腎陰虚」の状態と診断し、肝経と腎経を中心とした鍼灸治療と自宅でのセルフケアを2ヶ月継続した結果、基礎体温が安定し排卵も確認できるようになりました。

視床下部-下垂体-卵巣軸の機能改善には、専門家による適切な経絡刺激が効果的です。スタジオシュカ鍼灸治療院では、あなたの体質や症状に合わせた個別の治療プランをご提案する初回トライアルを行っています。

自宅でできる!視床下部-下垂体-卵巣軸を整えるセルフケア

日常生活で実践できるツボ刺激法

自宅でできるツボ刺激法をご紹介します:

  • 三陰交のセルフマッサージ:足首内側のくるぶしから指4本分上のツボを、親指で円を描くように1〜2分間マッサージ。就寝前がおすすめ。
  • 関元の温灸:おへその下約3cmのツボをカイロや温めたタオルで10〜15分間温める。冷え性の方に効果的。
  • 太衝の指圧:足の甲の第1・2中足骨間のツボを、親指で3〜5秒ずつ押し、5回程度繰り返す。ストレス時に効果的。

食事療法とホルモンバランスを整える生活習慣

東洋医学的に効果的な食材:

  • 「腎」を補う食材:黒豆、黒ごま、くるみ、羊肉、海老など
  • 「血」を補う食材:レバー、ほうれん草、赤身肉、赤い果物
  • 「気」を補う食材:山芋、かぼちゃ、にんじん、しいたけ、大豆製品

生活習慣の見直しポイント:

  • 良質な睡眠:22時〜2時の「腎」の活動時間にしっかり眠る
  • 適度な運動:ウォーキングやヨガなどの有酸素運動で自律神経を整える
  • 入浴法:38〜40℃のぬるめのお湯に20分浸かり、下半身を温める
  • ストレス管理:瞑想やアロマテラピーでリラックス

詳しい食事法については妊活に役立つ栄養素とおすすめ食材ランキングも参考にしてください。

視床下部-下垂体-卵巣軸の機能改善と妊活成功への道

専門家のサポートを受けるタイミング

以下のような症状が3ヶ月以上続く場合は専門家に相談しましょう:

  • 基礎体温の高温期と低温期の差が明確でない
  • 生理不順や無排卵が続いている
  • PMS(月経前症候群)の症状が強い
  • 冷えやむくみが慢性的にある

日本産科婦人科学会でも専門家への相談タイミングについて解説されています。

鍼灸と西洋医学的治療の併用について

視床下部-下垂体-卵巣軸の機能改善には、東洋医学と西洋医学の併用が効果的です。鍼灸で妊娠しやすい体を作るでも解説しているように、鍼灸はタイミング法や人工授精、体外受精などの効果を高め、副作用を軽減します。日本東洋医学会でも併用療法の有効性について述べられています。

妊活中の心のケアの重要性

視床下部-下垂体-卵巣軸の機能は精神状態に大きく影響されます。妊活の長期化によるストレスがホルモンバランスを乱すという悪循環を防ぐため、心のケアも重要です。ホルモンバランスを整えるツボと鍼灸でも心と体のつながりについて解説しています。

ホルモンバランスの乱れによる不妊でお悩みの方は、ぜひ一度スタジオシュカでの専門的なカウンセリングをご検討ください。東洋医学の観点から、あなたの体質や症状を丁寧に分析し、妊娠しやすい体づくりをサポートします。

まとめ

視床下部-下垂体-卵巣軸の機能は妊娠力に大きく関わっています。東洋医学では「気・血・水」のバランスと「腎」の機能を整えることで、このホルモンネットワークを改善します。専門的な鍼灸治療と日常のセルフケア、適切な生活習慣を組み合わせることで、自然な形でホルモンバランスを整え、妊活を成功させる体づくりを始めましょう!

不妊治療の鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/infertility