生理不順が夏に悪化する理由とは?ホルモンバランスを整える食材選び【千葉県柏市の女性の悩み専門の鍼灸院】
2025-07-24 季節の養生法
こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。
「夏になると生理周期が乱れがち」「冷房で体が冷えて生理痛がひどくなる」そんなお悩みはありませんか?
実は夏の生理不順は、気温差や食生活の変化が大きく影響しているんです!
このブログを読むと、なぜ夏に生理不順が起こりやすいのかを東洋医学の視点から理解できます。
そして、ホルモンバランスを整える具体的な食材選びを身につけることができるんです♪
季節に左右されない安定した月経周期を目指して、今日から実践できる養生法をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください!
なぜ夏に生理不順が起こりやすいのか?
冷房による急激な温度差の影響
7月下旬になると、外気温35℃なのに室内は20℃台。
この急激な温度差が、自律神経とホルモン分泌に大きな影響を与えるんです。
視床下部という脳の一部が体温調節とホルモン分泌の両方を司っているため、温度変化のストレスがそのままホルモンバランスの乱れにつながってしまいます。
特に女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れやすく、生理周期の延長や短縮を引き起こすんですね。
夏バテによる栄養不足とホルモンへの影響
暑くて食欲がわかない、冷たいものばかり食べている。
そんな夏の食生活では、女性ホルモンの原料となる栄養素が不足してしまいます!
特に以下の栄養素不足が深刻です:
- 鉄分 – 月経による出血で失われやすい
- タンパク質 – ホルモン合成の基本材料
- ビタミンB群 – 神経伝達とホルモン代謝に必要
- 亜鉛 – 生殖ホルモンの分泌に関与
水分代謝の乱れと血流悪化
夏は汗をかく一方で、冷たい飲み物を大量に摂取しがちです。
これが体内の水分代謝を乱し、血流悪化を招く原因となります。
血流が悪くなると、子宮や卵巣への栄養供給が滞り、ホルモン分泌機能が低下。
結果として生理不順や生理痛の悪化につながってしまうんです。
東洋医学から見た夏の生理不順の原因
「心」の季節における血液循環の乱れ
東洋医学では、夏は「心」の季節とされています。
心は血液循環を司る臓器であり、精神活動にも深く関わっているんです。
夏の暑さで心の機能が乱れると、全身の血液循環が悪くなります。
特に女性の生殖器官は血液の巡りが重要なため、心の不調が直接生理不順につながりやすいんですね♪
寒邪による子宮の冷えとホルモン分泌低下
冷房や冷たい食べ物により体内に「寒邪」が侵入すると、子宮周辺が冷えてしまいます。
東洋医学では「冷えは万病の元」と言われ、特に女性の生殖機能に大きな影響を与えます。
子宮が冷えると:
- 卵巣の血流が悪くなる
- ホルモン分泌が不安定になる
- 子宮内膜の質が低下する
脾胃虚弱による気血不足
夏バテで消化機能が低下すると、東洋医学でいう「脾胃虚弱」の状態になります。
脾胃は気血を作る工場のような役割を担っているんです。
消化吸収機能が弱くなると、体全体の気血が不足し、月経に必要なエネルギーや血液が十分に作れなくなってしまいます。
ホルモンバランスを整える夏の食材選び
体の余分な熱を取る「清熱食材」
暑さで体にこもった余分な熱を取り除く食材をご紹介します!
トマト
リコピンが豊富で抗酸化作用が高く、体の熱を穏やかに冷まします。
生でも加熱調理でも効果的ですが、冷え性の方は温かいスープにするのがおすすめです♪
きゅうり
水分が多く利尿作用があり、体の中の余分な熱と水分を排出してくれます。
サラダや酢の物として食べると、夏バテ予防にも効果的です。
冬瓜
むくみ解消と清熱作用を併せ持つ優秀な食材です。
スープや煮物にして、体を優しく冷ましながら栄養補給ができます。
血を補って生理を安定させる「補血食材」
月経で失われる血液を補い、ホルモン分泌をサポートする食材です。
赤身魚(マグロ、カツオ)
良質なタンパク質と鉄分、ビタミンB群が豊富です。
女性ホルモンの原料となり、血液の質も向上させてくれます。
レバー(豚・鶏)
鉄分含有量はトップクラスで、ビタミンAも豊富です。
苦手な方は、しっかり下処理をして甘辛く煮付けると食べやすくなりますよ!
ほうれん草
植物性の鉄分と葉酸が豊富で、血液の質を高めてくれます。
ビタミンCを含む食材と一緒に摂ると、鉄分の吸収率がアップします♪
気の巡りを良くする「理気食材」
ストレスや環境変化による気の滞りを改善し、ホルモンバランスを整える食材です。
柑橘類(レモン、グレープフルーツ)
爽やかな香りが気分をリフレッシュし、自律神経を整えます。
ビタミンCも豊富で、鉄分の吸収を助ける効果もあります。
しそ
香り成分のペリルアルデヒドが気の巡りを良くし、消化機能も促進します。
薬味として使ったり、しそ茶として飲むのもおすすめです!
ミント
清涼感があり、頭をすっきりさせて気分転換に最適です。
ハーブティーとして飲むと、リラックス効果も期待できます。
症状別・体質別の食材活用法
生理が遅れがちな方の食材選び
生理周期が35日以上と長い方は、気血不足タイプの可能性が高いです。
おすすめ食材組み合わせ:
- 赤身肉 + ほうれん草 + レモン汁
- 黒豆 + 黒ごま + はちみつ
- 鶏手羽先 + 生姜 + ネギ
体を温めながら血を補う食材を中心に選びましょう!
生理痛がひどい方の食材選び
生理痛が重い方は、血の巡りが悪い瘀血タイプが多いです。
おすすめ食材組み合わせ:
- 青魚 + 生姜 + ネギ
- 黒きくらげ + トマト + オリーブオイル
- 納豆 + しそ + 大根おろし
血流を良くする食材で、痛みの原因となる瘀血を改善していきます♪
経血量が少ない方の食材選び
経血量が極端に少ない方は、血虚タイプの可能性があります。
おすすめ食材組み合わせ:
- 鶏レバー + ニラ + 卵
- あさり + ほうれん草 + にんにく
- 牛肉 + 人参 + 玉ねぎ
血を作る力を高める食材を積極的に摂りましょう!
夏の生理不順を予防する生活習慣
冷房対策と温活のバランス
冷房は必要ですが、体を冷やしすぎないよう工夫が大切です。
実践ポイント:
- 職場では膝掛けやカーディガンで温度調整
- 足首を温めるレッグウォーマーを活用
- 就寝時は腹巻きで お腹を保温
「頭寒足熱」を心がけ、下半身を中心に温めることが重要です!
水分補給の正しい方法
夏の水分補給は量だけでなく、質と温度も大切なんです。
おすすめの飲み物:
- 常温の水にレモンを絞った水
- 温かい麦茶や ルイボスティー
- 生姜湯や しそ茶
一度に大量に飲むのではなく、こまめに少しずつ摂ることが大切です♪
睡眠とストレス管理
夏の夜は寝苦しく、睡眠不足がホルモンバランスを乱しやすくなります。
快眠のコツ:
- 就寝2時間前からエアコンで室温を下げておく
- 足湯で血行を促進してからベッドに入る
- ラベンダーなどのアロマで リラックス
質の良い睡眠は、女性ホルモンの分泌に不可欠です!
鍼灸による生理不順の根本治療
個別体質診断の重要性
同じ生理不順でも、体質によって原因も治療法も異なります。
東洋医学的な体質診断では、以下の要素を総合的に判断するんです。
- 舌の色や苔の状態(舌診)
- 脈の強さや速さ(脈診)
- お腹の状態(腹診)
- 生活習慣や症状の詳細な問診
これらの診断により、あなただけの最適な施術プランを立てることができます♪
効果的なツボと経絡調整
生理不順に効果的な代表的なツボをご紹介します。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしから指4本分上にある、婦人科系の万能ツボです。
月経周期を整え、生理痛の緩和にも効果的です。
血海(けっかい)
膝のお皿の内側上端から指3本分上にあります。
血液の質を高め、月経量の調整に役立ちます。
関元(かんげん)
おへそから指4本分下にある、生命力の源となるツボです。
子宮の機能を活性化し、ホルモンバランスを整えます!
より効果的な改善をお求めの方は、初夏のホルモンバランスを整える養生法の記事や生理痛を和らげる東洋医学的セルフケアの記事もぜひ参考にしてください。
食事療法と合わせて、より根本的な体質改善をお考えの方は、東洋医学の視点から個別の体質に合わせたアプローチを受けてみませんか?
スタジオシュカでは、生理不順でお悩みの女性一人ひとりの体質や生活環境を詳しくお聞きし、鍼灸治療とカウンセリングで根本的な改善をサポートしています。
初回トライアルでは、あなたの体質タイプを東洋医学的に診断し、最適な食材選びのアドバイスも行います♪
まとめ:季節に負けない女性の体づくり
夏の生理不順は、気温差や食生活の変化による一時的なものが多いです。
しかし放置していると、慢性的なホルモンバランスの乱れにつながる可能性があります。
今回ご紹介した食材選びと生活習慣の改善を続けることで、きっと体の変化を実感していただけるはずです!
東洋医学の知恵を取り入れた優しい養生法で、季節に左右されない健やかな月経周期を目指しましょう。
夏の生理不順を改善して、季節に左右されない健やかな女性らしさを取り戻しませんか?
毎月安心して過ごせる体づくりは、必ず実現できます♪
体調に不安を感じた時は、一人で悩まずに専門家に相談することも大切です。
あなたの健やかな毎日を、心から応援しています!
鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/
※外部リンク参考情報
- 厚生労働省 女性の健康に関する情報
- 日本産科婦人科学会 月経異常に関するガイドライン