生理痛を和らげる!5月に実践したい東洋医学的セルフケア【千葉県柏市の女性の悩み専門の鍼灸院】

2025-05-19  季節の養生法

生理痛を和らげる東洋医学的セルフケア方法と女性の体を温めるツボこんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。毎月やってくる生理痛、特に季節の変わり目の5月は症状が悪化することがありませんか?🌸 鎮痛剤に頼りたくないけれど、痛みがつらくて日常生活に支障が出ている方も多いはず。このブログでは、東洋医学の視点から生理痛の原因を解説し、5月の季節の特性に合わせたセルフケア方法をご紹介します。 体の内側から不調を改善し、痛みの少ない快適な生理周期を取り戻しましょう!

目次

生理痛でお悩みの方、セルフケアだけでは改善しない場合はプロの力を借りてみませんか?スタジオシュカ鍼灸治療院では、初回トライアルでじっくりとカウンセリングを行い、あなたに合った施術プランをご提案しています。詳しくは記事の最後をご覧ください。

生理痛と季節の変わり目の関係性

東洋医学から見た「5月」の特徴

東洋医学では、一年を五行(木・火・土・金・水)に分けて考えます。5月は春(木)から夏(火)へと移り変わる時期。この時期は体内のエネルギーも大きく変化します。🌿→🔥

特に「肝(木)」から「心(火)」へとエネルギーが移行する時期は、体のバランスが崩れやすく、生理痛が悪化しやすいのです。

また、5月は気温の変化が激しい時期でもあります。昼間は暑く、朝晩は冷え込むことも。この寒暖差が自律神経のバランスを乱し、ホルモンバランスにも影響を与えるのです。

なぜ季節の変わり目に生理痛が悪化するのか

季節の変わり目に生理痛が悪化する理由は主に3つあります。

  1. 気温や気圧の変化:体が環境の変化に適応しきれず、自律神経が乱れやすくなります
  2. 冷房の使用開始:5月から冷房を使い始める方も多く、体が冷えることで血行が悪くなります
  3. ストレスの増加:季節の変わり目は心身ともに疲れやすく、ストレスホルモンが分泌されやすい時期です

これらの要因が重なることで、普段より生理痛が強く感じられることがあるのです。

では、ホルモンバランスを整えるツボと鍼灸:女性特有の悩みを解消する効果的な施術を参考に、東洋医学的な視点から生理痛の原因を詳しく見ていきましょう。

東洋医学から見た生理痛の原因

気・血・水の流れの滞り

東洋医学では、体内を巡る「気・血・水」の流れが滞ることで様々な不調が起こると考えます。

生理痛の主な原因は、「気滞血瘀(きたいけつお)」と呼ばれる状態。これは気の流れが滞り、その結果血液の循環も悪くなった状態を指します。

特に女性の場合、肝経(かんけい)・脾経(ひけい)・腎経(じんけい)という経絡(体内のエネルギーの通り道)の流れが滞ると、子宮周辺の血流が悪くなり、生理痛を引き起こします。

五臓六腑の中でも、特に「肝」は気の流れをスムーズにする役割があり、「脾」は血を作る役割があります。これらの働きが低下すると、生理痛が起こりやすくなるのです。

冷えと生理痛の密接な関係

冷えは生理痛の大敵です!特に下半身の冷えは、子宮周辺の血行を悪化させ、痛みを増強させます。😨

東洋医学では、これを「寒凝血瘀(かんぎょうけつお)」と呼びます。冷えによって血液の流れが滞り、子宮の収縮がスムーズに行われなくなるのです。

5月は気温の変化が激しく、特に冷房の使用が始まる時期。知らず知らずのうちに体が冷えていることも少なくありません。冷え性改善で体の中から温活!妊活を成功させるためのヒントでも詳しく説明していますが、体を温めることは生理痛改善の基本なのです。

ストレスと生理痛の関連性

東洋医学では、ストレスは特に「肝」の働きに影響を与えると考えられています。

肝の働きが抑制されると、気の流れが滞り、その結果として血の巡りも悪くなります。ストレスが多い現代女性に生理痛が多いのは、この理由も大きいのです。

自律神経を整えて、妊娠しやすい体へ!女性のための不妊ケアでも紹介していますが、自律神経のバランスを整えることは、生理痛の緩和にも非常に効果的です。

5月に実践したい!生理痛を和らげるセルフケア法

初夏に効果的な生理痛緩和のツボ刺激法

ツボ刺激は自宅で簡単にできる生理痛対策です。特に以下のツボが効果的です。

  • 関元(かんげん):へそから指4本分ほど下にあるツボ。子宮の働きを整え、下腹部の冷えを改善します
  • 三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上にあるツボ。女性特有の不調全般に効果的
  • 血海(けっかい):太ももの内側、膝のお皿から指4本分上にあるツボ。血の巡りを良くします
  • 太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の骨が合流する部分にあるツボ。肝経の流れを改善
  • 合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の骨が合流する部分にあるツボ。全身の気の流れを整えます

これらのツボを、親指や人差し指で3〜5秒押して3〜5秒離す、というリズムで1分程度刺激します。力加減は心地よく感じる程度で大丈夫です!

子宮を温める!関元ツボの刺激で妊娠力を高めるでも紹介していますが、特に関元のツボは継続的に刺激することで効果を実感しやすいツボです。

季節に合わせた温活方法

5月は昼と夜の温度差が大きいため、体温管理が重要です。特に下半身を温めることを意識しましょう。🔥

  1. 半身浴:38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分浸かり、下半身の血行を促進
  2. 腹巻きの活用:薄手のものを選び、冷房対策として使用
  3. 温湿布:生理痛がひどい時は下腹部に貼って温める
  4. 冷たい飲み物を控える:特に生理前・生理中は常温か温かい飲み物を

むくみと不妊の関係性とは?鍼灸で体質改善し、妊娠しやすい体へでも解説していますが、体を温めることは血行促進だけでなく、むくみの改善にも効果的です。

気の巡りを良くするストレッチ・軽運動

5月の肝(木)から心(火)へのエネルギー移行を助けるストレッチを紹介します。

  • 体側伸ばし:肝経の流れをスムーズにし、気の流れを改善します
  • 骨盤回し:骨盤周辺の血行を促進し、子宮の血流を良くします
  • ねじりのポーズ:内臓を刺激し、デトックス効果を高めます
  • 猫のポーズ:背骨の柔軟性を高め、全身の気の流れを整えます

これらのストレッチは各5〜10回、呼吸と合わせてゆっくりと行うのがポイントです。無理はせず、心地よいと感じる範囲で行いましょう。

東洋医学的な食事法で生理痛を軽減

5月に摂りたい食材と避けたい食材

東洋医学では食材にも「温性」「平性」「冷性」があると考えます。5月は特に以下の食材がおすすめです。

摂りたい食材

  • 生姜(温性):体を温め、気の流れを良くします
  • 黒豆(平性):血を補い、女性ホルモンのバランスを整えます
  • クコの実(平性):腎を補い、疲労回復に効果的です
  • ナツメ(平性):血を補い、精神を安定させます
  • 鶏肉(平性):血と気を補います
  • 人参(温性):気を補い、体力を回復させます

避けたい食材

  • 生野菜(冷性):特に生理中は避けた方が良いでしょう
  • アイスクリームなどの冷たい食べ物
  • バナナ、スイカなどの冷性の果物
  • 加工食品(添加物が肝の負担になります)

生理痛に効く簡単レシピと飲み物

忙しい方でも簡単に作れる、生理痛に効果的なレシピをご紹介します。

生姜黒豆スープ

  • 材料:黒豆、生姜、鶏肉、人参、長ネギ、水
  • 作り方:すべての材料を鍋に入れて30分ほど煮込むだけ
  • 効果:体を温め、血を補い、気の流れを良くします

クコの実と紅茶のホットドリンク

  • 材料:クコの実5g、紅茶ティーバッグ1つ、はちみつ少々
  • 作り方:紅茶にクコの実を入れて蒸らし、はちみつで味を調整
  • 効果:腎を補い、血行を促進します

生理周期に合わせた食事のポイントも大切です。生理周期と頭痛の記事でも触れていますが、生理前はホルモンバランスが大きく変化するため、特に気の巡りを良くする食材を意識すると良いでしょう。

プロの鍼灸施術で得られる生理痛緩和効果

鍼灸治療が生理痛に効く理由

セルフケアだけでは改善しない生理痛には、プロの鍼灸施術がおすすめです。鍼灸が生理痛に効く理由は主に以下の3つです。

  1. 血行改善効果:鍼灸は血管を拡張し、子宮周辺の血流を改善します
  2. 自律神経の調整:交感神経と副交感神経のバランスを整えます
  3. 内因性オピオイドの分泌促進:鍼刺激によって体内の痛みを和らげる物質(エンドルフィンなど)が分泌されます

西洋医学の研究でも、鍼灸治療が生理痛に効果的であることが日本東洋医学会の公式サイトなどで報告されています。

初回カウンセリングでわかること

スタジオシュカ鍼灸治療院の初回カウンセリングでは、以下のようなことがわかります。

  • あなたの生理痛のタイプ(「気滞血瘀」「寒凝血瘀」など)
  • あなたの体質(「虚証」「実証」など)
  • 生活習慣の中で改善すべきポイント
  • あなたに合ったセルフケア方法

カウンセリングでは、脈診や舌診などの東洋医学独自の診断方法も行い、体の内側の状態を把握します。そして、あなたの体質や生活習慣に合わせた最適な施術プランをご提案します。

また、生理前の腰の重だるさを和らげる。自分でできるセルフケアのポイントの記事でもお伝えしているように、生理痛と腰痛は深い関係があります。両方の症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:生理痛と上手に付き合うために

5月の季節の変わり目は特に生理痛が悪化しやすい時期です。この記事でご紹介した東洋医学的なセルフケア法を実践して、少しでも快適な生理期間を過ごしましょう。

重要なポイントをおさらいすると:

  • 体を温め、特に下半身の冷えを予防する
  • ツボ刺激で気と血の流れを良くする
  • 季節に合わせた食材選びを心がける
  • 適度なストレッチで体の巡りを促進する

セルフケアだけでは改善が難しい場合は、プロの力を借りることも大切です。スタジオシュカ鍼灸治療院では、あなたの体質や生活習慣に合わせた東洋医学的アプローチで、生理痛の根本改善をサポートします。

初回トライアルでは、じっくりとカウンセリングを行い、あなたの生理痛の原因を探ります。鍼灸が初めての方も安心してお越しいただけるよう、丁寧な説明と施術を心がけています。

生理痛に悩まされない、快適な毎日を取り戻しましょう!東洋医学の知恵が、あなたの健康をサポートします。

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※生理痛がひどい場合や、急に痛みのパターンが変わった場合は、婦人科を受診することをおすすめします。