梅雨の湿気で悪化する手足の冷えを解消!体の芯から温める3つの習慣【柏市の鍼灸院】

2025-06-14  季節の養生法

梅雨の冷え性改善のための温活習慣を実践する女性のイメージ

こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。

「6月なのに手足が冷たくて靴下が手放せない」「湿度が高いのになぜか体が冷える」そんなお悩みはありませんか?梅雨の時期は湿気と冷房の影響で、多くの女性が冷えの症状に悩まされています。

このブログを読むと、梅雨時期特有の冷えのメカニズムが理解でき、東洋医学の知恵を活かした「体の芯から温める3つの習慣」を身につけることができます。毎年この時期に体調を崩しがちな方も、今年は違う夏を迎えられるはずです!

梅雨時期に冷えが悪化する理由

梅雨になると「なぜか体が冷える」と感じる方が急増します。これには明確な理由があるんです。

湿邪と寒邪のダブルパンチ

東洋医学では、梅雨の湿気を「湿邪」と呼びます。湿邪は体内の水分代謝を乱し、気血の流れを滞らせてしまいます。

さらに冷房による「寒邪」が加わることで、体の芯から冷えが進行するのです。この二つが重なると、手足の末端まで温かい血液が届きにくくなってしまいます。

エアコンと外気温の寒暖差が招く冷え

梅雨時期の室内外の温度差は、自律神経に大きな負担をかけます。体温調節機能が混乱し、血管の収縮が起こりやすくなるのです。

特に女性は男性より筋肉量が少ないため、熱を作り出す力が弱く、冷えの影響を受けやすいと言われています。

東洋医学から見た梅雨の冷えの原因

東洋医学の視点から見ると、梅雨の冷えには特徴的なパターンがあります。

脾胃の働きが弱まる梅雨の特徴

五行説では、梅雨は「土」の季節とされ、脾胃(消化器系)に影響を与えやすい時期です。

脾胃の働きが弱まると:

  • 水分代謝が悪くなる
  • 体内に余分な水分が溜まる
  • 気血の巡りが悪くなる
  • 体温を維持する力が低下する

気血水の巡りが滞る「湿邪」の影響

湿邪は重くて粘る性質を持ちます。これが体内に入ると、気血水の流れを重く粘らせ、スムーズな循環を妨げてしまうのです。

結果として、手足の末端まで温かい気血が届かず、冷えの症状が現れます。

体質別・冷えのタイプ診断

あなたはどのタイプでしょうか?

腎陽虚タイプ:慢性的な冷え、疲れやすい、腰や膝がだるい

脾陽虚タイプ:お腹が冷える、消化不良、むくみやすい

気滞タイプ:ストレスで冷えが悪化、手足だけ冷たい

体質に合わせたケアが、効果的な改善への近道となります。

体の芯から温める3つの習慣

それでは、東洋医学の知恵を活かした具体的な改善方法をお伝えします!

習慣1:朝の白湯習慣と温性食材の活用

朝一番の白湯は、脾胃の働きを活性化させる最高の習慣です。

効果的な白湯の飲み方:

  • 温度:50〜60℃(熱すぎず、ぬるすぎず)
  • 量:コップ1杯(200ml程度)
  • タイミング:起床後30分以内
  • 飲み方:ゆっくりと時間をかけて

さらに、温性食材を積極的に取り入れましょう。生姜は辛温解表の効果があり、体の表面から温めてくれます。シナモンは温腎陽の働きがあり、体の深部から温める力があります。

冷たい飲み物は控えめに、常温か温かいものを選ぶことで、脾胃への負担を軽減できます。詳しい食材選びについては、体を温める食材選びで詳しく解説しています。

習慣2:湿気に負けない入浴法と足湯

梅雨時期の入浴は、湿邪を取り除きながら体を温める重要な時間です。

梅雨時期の効果的入浴法:

  • 温度:38〜40℃(熱すぎると湿邪が体内に入りやすくなる)
  • 時間:15〜20分
  • 入浴剤:エプソムソルトや生姜湯
  • 入浴後:しっかりと水分を拭き取る

時間がない時は足湯でも十分効果があります!洗面器にお湯を張り、くるぶしまで浸けて10分程度。足の三陰交というツボが温まり、全身の血流が改善されます。

足湯後は靴下を履いて、せっかく温まった足を冷やさないよう注意しましょう。

習慣3:気血水を整える簡単ツボ押し

東洋医学のツボ刺激で、気血の巡りを改善しましょう!毎日続けることで、体質改善が期待できます。

冷えに効果的な3つのツボ:

関元(かんげん):おへそから指4本分下
効果:腎陽を補い、全身を温める
刺激法:両手で時計回りに30回マッサージ

三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上
効果:脾胃の働きを高め、水分代謝を改善
刺激法:親指で3秒押して離す×10回

太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の骨の間
効果:肝の疏泄を促し、気の巡りを改善
刺激法:痛気持ちいい程度に5秒間押す×5回

朝起きた時と夜寝る前の5分間、この3つのツボを刺激するだけでも、冷えの改善に大きな効果が期待できます。

詳しい冷え性改善の温活方法については、梅雨前の生理痛予防術!湿気で悪化する痛みを和らげる食材と生活習慣でもご紹介しています。

鍼灸で根本改善!冷え性への専門的アプローチ

セルフケアで改善が見られない場合は、専門的な鍼灸治療をおすすめします。

セルフケアと専門治療の違い

セルフケアは表面的な症状緩和が中心ですが、鍼灸治療では根本的な体質改善を目指します。

鍼灸では:

  • 個人の体質に合わせたツボの選択
  • 深部の経絡への直接的なアプローチ
  • 自律神経の調整
  • 血流改善の促進

これらの効果により、一時的な症状緩和ではなく、冷えにくい体質への根本的な改善が期待できるのです。

スタジオシュカでの冷え性改善事例

30代女性のAさんは、毎年梅雨になると手足の冷えがひどくなり、夏でも靴下が手放せませんでした。

体質診断の結果、脾陽虚タイプと判明。脾胃の働きを高める鍼灸治療と、生活習慣の改善指導を3ヶ月間続けました。

結果、梅雨時期でも手足の冷えを感じることが少なくなり、素足でサンダルを履けるまでに改善されました。

セルフケアでも改善しにくい頑固な冷えにお悩みの方は、東洋医学の力を借りてみませんか?スタジオシュカでは、お一人お一人の体質に合わせた鍼灸治療で、根本的な冷え性改善をサポートしています。

梅雨時期の体調管理や冷え性について、もっと詳しく知りたい方は、初回トライアルでお気軽にご相談ください。あなたの体質に最適な温活方法を一緒に見つけていきましょう。

まとめ:梅雨を快適に過ごすための温活習慣

梅雨時期の冷えは、湿邪と寒邪の影響で起こる自然な体の反応です。しかし、適切なケアで改善することができます!

今日から始められる3つの習慣:

  1. 朝の白湯習慣と温性食材の活用
  2. 湿気に負けない入浴法と足湯
  3. 気血水を整える簡単ツボ押し

これらの習慣を続けることで、梅雨の湿気に負けない温かい体を作ることができます。また、むくみ改善や温熱療法との組み合わせで、さらに効果的な体質改善が期待できます。

毎年同じ時期に体調を崩しがちな方も、今年は東洋医学の知恵を活かして、快適な梅雨を過ごしてくださいね♪

あなたの体は必ず変化します。一歩ずつ、ご自分のペースで温活を始めてみましょう。きっと体の変化を実感できるはずです!

鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/