病院にいけば、子供ができるの? 〜不妊クリニックに行く前に知っておくべき4つのこと〜
2022-04-14 妊娠力アップの鍼灸術
病院にいけば、子供ができるの?
〜不妊クリニックに行く前に知っておくべき4つのこと〜
千葉県柏市スタジオシュカはり灸治療院です。当院では妊活・美容・お身体でお悩みの方への女性のための鍼灸治療を行っております。
あなたはどんなとき、病院に行きますか?
熱が出たときや体調不良のとき…
早く治すために、病院に行きますよね。
同じように、『今すぐ妊娠したい』から
病院に行くのではないでしょうか。
病院に行けばすぐ妊娠できるの?
今回は不妊クリニックに行く前に、
【知っておくべき4つの事】
というテーマでお伝えしていきます。
1、病院に行けば必ず授かるわけではない
残念ですが、病院に行けば必ず妊娠するわけではありません。
多くの人は病院に行けば治る
そう考えていますが
治療を受けても妊娠できない方もいます。
不妊症が他の病気と違うのは
【治る・治らない】
ではなく
【授かる・授からない】
ということです。
原因が治れば、授かるわけではないですし、原因がない方が7割です。
この治療の難しいところは
できない原因となっているであろう病気を治しても
すぐに授かるわけではないところです。
例えば、
不妊の原因となる子宮筋腫という病気があります。
手術で筋腫を取ったからと言って
すぐに妊娠できるわけではありません。
残念ですが、不妊治療ですべてのご夫婦が妊娠するわけではありません。
その前提の上で
・ご夫婦でよく話し合い
・病院での不妊治療
・ご夫婦での体質改善
に取り組む必要があります。
妊活は大変ですが、ご夫婦でしっかりと支え合うことで
道が開けていきます。
また、ご主人との話し合いがうまくいかないときには
私たちのような第3者に話を聴いてもらうといいですね。
できるだけ一人で抱え込まずに、助け合って取り組みましょう。
2、原因が特定できない人が約7割
当院の患者さんにも、
病院で原因がなかった方が大勢います。
そのため病院だけに頼らずに、
鍼灸でしっかりと体質を改善をしています。
原因がわからないまま、
【なぜ妊娠しないんだろう…】
と、先の見えない不安を抱えて妊活するのはつらいですよね。
あなたはいかがでしょうか?
そんな方に見直してほしいことがあります。
こんな状況はありませんか…?
・生理痛 ・PMS ・生理周期の乱れ
・便秘 ・冷え ・ストレス
・過労 ・運動不足 ・睡眠の問題
・日常的な不調
病院で指摘されないこれらが原因になっていることもあります。
これらは病院の治療で治すことができないことが多いですが
ご自身のセルフケアや鍼灸で改善できることです。
そのため原因不明の不妊の方は
・生活習慣を見直し
・不調を治すことに目を向け
授かる身体を作っていきましょう。
そうすることで
・何をしたらいいかわからないまま時間だけが過ぎていく
・治療しても妊娠できずに費用がかさむ
このような状態を防ぐことができます。
多くの場合、不妊治療にはお金と時間とストレスがかかりますよね。
お金や時間を節約し
できるだけストレスがない妊活のためにも
ご自身でできることは自分で取り組んでみましょう。
それが妊娠の近道です。
3,日本の不妊の原因の多くがセックスレス
健康保険の弊害でもあると思いますが
『病院に行けば良くなる』
という認識の方が多いように思います。
しかし上記でお伝えしているように
治療をしても授からない方もいますし
原因が見つからない方もいます。
そんな方々から相談を受けて気になることがあります。
それは月の夫婦生活が
【平均2回以下】
というご夫婦が多いこと。
多くても5回程度。
夫婦の性生活の
世界の平均…年間103回
日本の平均…年間40回
世界から見ると、驚くほど少ないんですよね。
多い国は年間140回で、月平均11回は行っていることになります。
おととし発表された、『ジャパンセックスサーベイ2020』の調査※では、婚姻関係にあるカップルのセックスレスが51.9%にもおよび
2組に1組以上はセックスレスということがわかったそうです。
※『ジャパンセックスサーベイ2020』は世の男女が性と正しく向き合える幸せな社会に貢献することを目的とした大規模調査。
セックスレスにはご夫婦の中で、様々な理由があります。
・仕事が忙しい
・行為をすることが面倒くさい
・疲れていてできない
・そもそも行為が好きではない
・性交痛
・パートナーが肉親のように思える
・他に楽しい趣味がある
などなど・・・
もしくは、
★そんなに夫婦生活をしなくても授かる
★二人目不妊の方で多い、1人目が1~2回の夫婦生活で授かったという成功体験
思い込みが夫婦生活が少ない原因なのかな、と思います。
ですが、夫婦生活を増やすだけで
自然妊娠される方がたくさんいます。
不妊治療をがんばるのも
体質を改善することも大切ですが
夫婦生活についても、ご主人と話し合ってみてくださいね。
統計上は
【2日に1度の夫婦生活が一番妊娠しやすい】
と言われています。
精子は射精から、
48時間〜72時間は生きられます。
2日に1回だとお腹の中に常に精子がいる状態になるため、
いつ排卵が起こっても、精子と卵子が出会えますよね。
そこまではムリでも
回数が少しでも増えたら、妊娠率はぐんとあがりますよ。
それが難しいご夫婦のために、
・タイミング法
・人工授精
などの治療法があるので安心してくださいね。
4,病院は全部一緒ではない
あまりご存じない方が多いのですが
本気で妊娠したい方に知っておいてほしいことがあります。
それは病院によって
・考え方
・治療方法
・妊娠率
・ドクターや看護師さんの対応
これらはかなり違います。
不妊治療は安くありません。
だからこそ、病院の情報をしっかりと集めてほしいと思います。
また、2022年4月から保険治療が始まり、体外受精が6回まで保険適用となり受けやすくなりました。
ただし、保険適用となる治療は範囲が絞られるため
従来の体外受精より妊娠率が高い方法が適用外のこともあります。
病院によっては保険適用を一切しないと決断したところもあります。
これは不親切なわけではなく
より妊娠率が高い治療方法を提供するためには
法律的に保険を適用することができないからです。
治療法によって妊娠率は変わります。
お医者さんも妊娠するために一生懸命になってくれる方が多いです。
しかしながら…病院によって妊娠率は大きく異なります。
同じ治療法でも
やり方や使う薬などが変わることがあり
それによっても妊娠率が変わります。
多くの方は、
病院を選ぶとき
・家から近いこと
・職場との往復の中で通いやすい病院
を基準にします。
通いやすさも重要ですが、近くの病院に通ううちに
・治療法が自分に合っているか?
・技術力があるのか?
・受けたい検査があるか?
・本当に妊娠できるか?
など、病院に不信感を持たれる方も多いですね。
良い病院に巡り合えたらいいのですが・・・
情報が手に入らないかもしれません。
そんなときは、近くで古くから不妊治療をしている鍼灸院に相談してみてください。
絶対ではないですが、
鍼灸では昔から不妊症の治療をしているので、ネットよりも病院の情報に詳しいことがあります。
その他には、不妊カウンセラーと話してみるのもいいですね。
様々な病院に通う人の情報を持っていることが多いので、良い情報を貰えるかもしれません。
あなたに合った治療法や
妊娠率の高い治療法にたどり着くためにも
しっかりとした情報を集めておきましょう。
まとめ
以上4つが
病院にいく前に知っておいてほしいことです。
これが絶対ではないですが
私たちが日々相談を受けている内容をまとめました。
参考になりましたら幸いです。
スタジオシュカ鍼灸治療院