元気な笑顔が印象的な小林さん。スタジオシュカで自身でも不妊治療の辛さを体験
-それを乗り越えた経験を活かし不妊カウンセリングを行う。彼女と話すと元気になる、という患者さんにとって一番近い存在。
■自分自身の不妊治療を乗り越えて…
-どうしてスタジオシュカ鍼灸治療院で働いているんですか?
働いて4年目になるんですが、居心地がとてもいいことと、自分と同じような境遇や同世代の方が多くて、皆さんとお話ししているのが楽しいですし、良い意味で友達のような患者さんがたくさん来てくださるのが嬉しいです。
-自身が不妊治療からの出産を経験しているまきさん。そのあたりの経験についても聞いてみる
もともとは近くの病院に通っていました。検査を一通りしたあとに、タイミング法から人工授精を行っていました。人工授精で陽性反応が出たこともあったんですが、うまくいかなくて…。
当時からこちらで働いていたのですが、代表の宮崎は病院や治療方法についても詳しいので、いろいろと相談した上で、NaturalArtClinicの寺元先生の元で不妊治療を受けることにしました。
でも、すぐにはうまくいかなくて、期間も空いたりしながら3回目の顕微授精で妊娠することができました。
■不妊治療と仕事の両立。
-実際にどんな気持ちだったのか?
もちろん、落ち込むこともありました。特に流産してしまったときにはすごく落ち込みましたね。どうしてできないんだろう、といろいろ考えてしまうこともあり、すごくつらい時期でした。
ただ、ここに来る皆さんと話をしたり、ここで話を聴いてもらったりしながら、自分でも生活習慣の見直しや今できることを前向きにやってこられたので、落ち込みすぎることもなかったのがよかったんだと思います。
そんな経験のある私だからこそ、患者さんにしてあげたいことがあります。 同じような境遇を経験していているので、今の気持ちや不安なこと、何でもいいので話して頂けたらと思います。
-不妊治療を乗り越えられた理由は?
不妊治療をしていると、病気のようなここを治療すれば治るなどではなく、ゴールが見えないこともあります。周りの人に簡単に話せることでもないです。本当は周りの人に聴いてもらったらいいんでしょうけど、そうもいきません。
でも、だからこそ、一人で抱え込まないで欲しいと思っています。
ネガティブな感情になっていると、本当につらくなってしまいます。だけど、人に聴いてもらったり、話をしたり、自分でできることを探していると、気持ちに余裕が生まれて楽になることもあります。
私は自分自身、一通りの不妊治療を経験してきているので、話を聴いてあげられたらと思っていますし、スタジオシュカの先生たちにきいてもらうことで、前に進むこともできると思います。
ひとりで誰のサポートも貰えずに頑張っているような人が、一人にならないようにしてあげたいですね。
■前を向いていくということ
-最後に、いま妊活をがんばっている人へのアドバイスを聞いてみた
うーん、なんだろうな。うまくいかないで辛いこともありますが、そんな時は吐き出しても全然良いと思います。
ここに来るまで、ずっと一人でがんばってきた。そういう方が本当にたくさんいらっしゃいます。
吐き出したら、あとは周りのサポートをもらいながら前を向いていくこと。それと、どんなことでもそうだと思うんですが、どんな結果でも納得いくまでやり切ってほしいと思います。
-いつも明るい小林さんでも、辛いときや苦しんだ経験があるからこそ伝えられること。不妊カウンセリングで救われる人がいる、そんな風に感じた。
2021年10月 Natural Art Clinic 寺元理事長先生と