針の効果、薬の効果。

2013-09-03  体のこと

こんにちわ。あついですね!!

こんな日はビアガーデンでジンジャーエールが飲みたいです。
はい、お酒飲めません 笑

さて、よく聞かれること。

『針の効果はどのくらい続きますか?』

今日はこの『効果の持続時間』について。

針の効果が、どのくらい続くか、ということの前に薬の効果についてお話したいと思います。

薬の「持続時間」と鍼の「効果」の決定的な違い

薬について。

例えば、鎮痛剤だったら、その効果は痛みを『感じなくしてくれる時間』を『効果が持続する時間』といえます。

ようは、痛みを出す原因が治る治らないに関わらず、薬の効果によって、痛みが感じなくなっている時間がどれくらい続くのか、ということ。

これは生理的半減期と言われる、薬が体の機能によって分解されたり、体の外に排出されたりするまでの時間によって計算されます。そしてそれは人それぞれですが、ある程度一定です。

体によって分解されたり排出されるまでの間は痛みがなくなっている=その時間が薬の効果の持続時間。

話を続けます。

では、針の効果の持続時間はどうでしょう?というのが今日のテーマです。

針の効果。

針の効果は、薬と違って痛みを感じなくすることではないわけです。

これが今日一番重要です。

痛みを感じなくするんじゃなく、痛みを治すのが針の効果です。

それなので、治らない場合もありますが、もし、1回で治っちゃったら・・・持続時間は?

はい、永遠になりますね。だって、治ったんだから再発しなければずっと痛くない。簡単に言っちゃえばこれが効果。

でも、まあ、世の中そんなに甘くないわけです。

腰痛や肩こりは原因をなくす(治す)ことがとても難しいわけです。

再発が起こるのはなぜ?

なぜなら原因が『生活習慣』、つまり『生き方』が問題で、それによって痛みが出るからです。

生き方(仕事とかね)が問題だからといって、生き方(仕事)を今すぐ変えることが出来る人、そんなにいないですよね。

だからこそ痛みが消えても、また再発することが多いわけです。

ただ、この『再発』(=針の効果の持続時間)と、さっきの『薬の効果の持続時間』とを較べてみてください。

ぜんぜん意味が違うのってわかりますか?

針で治った痛みの再発は『せっかく治ったにもかかわらず酷使することでまた傷める』こと。

薬の効果は、そもそも『まやかし』でしかないこと。=治ってない。

こういう違いがあります。

再発を防ぐためのメンテナンスという考え方

何が言いたいか、だんだん話がそれそうなので強引にまとめます。

  • 針は、効果に持続時間はありません(永遠)
  • 針で治っても、酷使すれば、また壊れます(再発)
  • 針で疲労を回復させていけば、再発の可能性は減少します(メンテナンス)

それなので、針で効果的な治療をしたあとの体はメンテナンスしながら丁寧に使いましょう。

そういうわけで、針の効果はどれくらい続きますか?と、聞かれた場合、スタジオシュカのマニュアルでは

『あなたの生活の次第です』

と、答えることになっています(笑)
だってこれが真実ですよ?

まやかしじゃなく、事実なんです。

そんなわけで、あなたの大切な身体=人生です。
大切に扱ってくださいね。

宮崎

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