東洋医学のデータ分析
2013-12-07 体のこと
こんばんわー。
毎日気持ちよく晴れていますね。
寒いですが、晴れた日の空は気持ちが明るくなります。
さて。
今日はちょっとだけ東洋医学の講座です。
東洋医学、鍼灸や漢方って
おそらくあなたも、
鍼灸って体のツボを押すと体の他のところがよくなる、
というようなイメージをお持ちではないでしょうか?
もしくは、漢方によってゆっくりと身体が変わる、
そんなイメージもあると思います。
そして、効くか効かないか?
というところで、半信半疑のところもあるのではないでしょうか?
たしかに、東洋医学には、
薬のように体の外から何かを変える
力はありません。
体の外から入れるものによって、
体内で化学反応を起こして
症状を変化させることはできません。
できることはツボを刺激したり、
体の中で不足しているものを補ってあげて
体調を整えることだけです。
しかし人間は、現代ではあらゆる分野の科学によって
本来の自然界の中で生きてきたありのままの状態とは
大きくかけななれてしまっています。
そのため、かなり不自然に体は歪んでしまっているんですね。
ストレス状態です。
その歪みこそが、あなたのどこに行っても治らない症状です。
歪み、という言葉を使うと
背骨とか骨盤とか、硬いものが歪んだイメージを持ってしまいがちですが
それだけではなく
本来の状態ではない、という意味です。
精神に強すぎる刺激が入れば
精神は歪んだ状態になりますし、
それが継続していけば歪みは大きくなります。
そして精神の歪みはやがて体に影響します。
筋肉に刺激があれば、筋肉が歪むわけです。
そしてそれは内蔵や骨、精神に影響します。
こういう歪みは心身ともに一個の人間全てに起こりえます。
このような人間の歪んだ状態=症状を
3千年も前から観察し続けて
鍼灸や漢方でどうにか治そうとしてきたのが東洋医学です。
症状に対して全身を様々な方法で刺激して
変化が起こったことを集積する。
小さなことから大きなことまで。
とても根気のいる作業です。
何千年にも渡ってそれを伝え続けてきたんですから。
そしてそのデータの集積が『ツボ』や『漢方』なわけです。
東洋医学の先人たちは
集めたデータを分析・解析して
症状に対して治療方法を最適化し続けてきました。
その最適化されたデータを元に
東洋医学では治療を行っています。
鍼灸を受けた人によく、
『なんでこんなに効くんですか?』
と聞かれます。
それは、何千年も積み上げたデータがあるからです。
ほかでもない、人間を観察し続けたデータ。
効かないわけがないんですね。
今日はちょっとした東洋医学の講座でした。
宮﨑