妊娠に絶対大事な低温期の過ごし方

2024-09-27  不妊治療








【はじめに】低温期が妊娠に与える影響とは?

妊活中、多くの人が排卵後の高温期を大事にしていると思いますが、
実は「低温期」が妊娠にとって非常に重要なんです。

この低温期の過ごし方が、排卵後の着床や妊娠率を大きく左右します。

今回は、妊娠したいと願う方が知っておくべき
「低温期の過ごし方」について詳しくお話しします。

【低温期とは?】妊活における重要な時期

まず、低温期とは「生理が始まってから排卵までの期間」を指します。
この時期は体温が低いため「低温期」と呼ばれます。

低温期の過ごし方が妊娠に重要な理由は、以下の2つです。

1. 子宮内膜が厚くなる時期だから

低温期は、子宮内膜が少しずつ厚くなる時期です。
この内膜の厚さが、妊娠にとって非常に重要です。

アメリカの研究では、
内膜が10ミリ以上であれば理想的と言われており、
10ミリから16ミリの間で厚ければ厚いほど
妊娠率が高まるという結果が出ています。

内膜をしっかり厚くするためには、
低温期に体を冷やさないことが重要です。

温かい食べ物や飲み物を取り入れ、
体を温めてあげましょう。

2. 卵胞が育つ大事な時期

低温期は、卵が育つ大事な時期でもあります。
排卵は通常、生理開始から14日目ごろに起こると言われていますが、
この間に卵胞が成長し、最も大きい卵が排卵されます。

排卵が早い方(10日目や11日目)や、
逆に遅い方(16日目、17日目、20日目)でも、
低温期の過ごし方が卵の質や成長に影響を与えます。

ストレスや睡眠不足、
冷たいものを摂取すると卵の成長に悪影響を与えるため、
リラックスしながら過ごすことが大事です。

【よくある疑問】高温期の方が大事なのでは?

「排卵後の高温期の方が大事なんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、この時期は妊娠の準備期間であり、
低温期に体をしっかり整えることで、
妊娠率や着床後の安定性が高まります。

「忙しくて気を使えない」という方もいるかもしれませんが、
まずは小さな習慣から始めてみてください。

例えば、冷たい飲み物を避ける、
十分な睡眠をとるといったシンプルなことが妊娠の成功につながります。

【まとめ】低温期を大事にして妊娠しやすい体づくりを

低温期は、妊娠に向けて体を整える大切な時期です。
この時期にしっかりと体を温め、
ストレスを減らしてリラックスすることで、
妊娠しやすい体質を作ることができます。

妊娠に向けて、一歩ずつ自分の体と向き合って、
無理のない範囲でケアしていきましょう。

あなたの努力はきっと妊娠成功に繋がります。

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