【妊活】冷えが卵子の質を低下させる理由
2020-02-03 不妊治療
red lily blossom on the background of the pregnant woman belly
こんにちは!くとみんです♪
冷えは妊活の敵だ、と言いますよね。
ではなぜ敵なのでしょう、どうして冷えるのでしょう?
『冷え』は体から送られているサイン
人の体の中で
子供を作る機能、妊娠は
『本人が生き残る』という観点からは
関係のない機能です。
生き残るために必要なのが栄養。
じゃあその栄養を全身に送ってくれるのは?
心臓、血管、血液です。
血液は、生きるために優先順位の高いところから栄養します。
優先順位の高い脳、心臓、肺などに血がいかなくなると
死につながりますよね。
血流がうまく巡らないところ、
生きるための優先順位が低い卵巣、子宮などの生殖器系。
生理痛が起こるのは血液がめぐっていないサインです。
現在の状態を知るための
サインを無視し続けると
『激痛』に変わります。
そろそろサインに気づいてもらわないと生死にかかわるので
体は激痛によって危険を脳に伝えます。
心筋梗塞や狭心症が激痛なのはこのためです。
では、痛みが出る前の注意信号は?
答えは『冷え』。
人間の体温はおもに
血液が運ぶエネルギーによって発熱され温められたり
もしくは温かい血液によって
直接温められます。
つまり『冷えている』状態とは
血液がうまく循環していない
もしくは
血液によって栄養が届いていない
『注意を要する』状態です。
注意を要する、と書くと
まあ、まだ大丈夫
って思ってしまうかもしれませんが
体はこれにしっかりと反応するので
生殖器官への血流は激減します。
先ほども書きましたが、妊娠するための機能は
生命の維持において重要ではないので
脳や胃腸などの内臓よりも血流の優先順位が低くなっています。
子宮や卵巣の血流低下よって、
卵子や精子の質は低下する上に
内膜も薄くなるので
妊娠しづらい状態となってしまいます。
また、血流不足が長い期間続くと
いい状態に戻すのがどんどん難しくなっていくので
今冷え性がある人は、冷えを甘く見ずに
食事に気をつけたり、運動をしたり
取り戻せる間に改善しましょう。
冷たいものを食べないだけでなく、
小麦粉や砂糖、添加物も体を冷やす原因になるので要注意です。
運動に関しては、激しい運動をがんばって週に1回やるよりも
毎朝1分のスロージョギングなど軽いものを毎日続ける方がずっと大切です。
最後にもう一度、
冷えは元気に生きたいと
体から送られているサイン。
冷えには十分に注意してくださいね。
久富