2026年9月更新:院長の知見(何もしていないのに疲れる理由・熱中症とのループ)とQ&A3問、院の料金と所在地を追記し、断定的な効果表現をサポート表現に修正

夏バテは、特別なことをしていなくても起こります。暑さや冷房による体の負担、自律神経の乱れが原因となることがあるからです。「何もしていないのに疲れる」と感じたら、それは夏の疲れが溜まっているサインかもしれません。
実は、この夏の疲れには女性ホルモンの乱れが大きく関わっています。東洋医学では、夏の暑さと冷房による寒暖差が、女性の体に特有の影響を与えると考えられています。
院長の宮崎圭太です。この記事では、なぜ夏にホルモンバランスが乱れやすいのか、そして暑さに負けない体づくりの具体的な方法をお伝えします。東洋医学の知恵を借りて、今年の夏を元気に過ごしていきましょう。
暑さによる自律神経の乱れが、女性ホルモンの分泌をコントロールする脳の働きに直接影響するからです。
毎年7月になると、多くの女性が次のような症状を感じています。
これらの症状は、実は密接に関連しています。暑さによるストレスが自律神経に影響し、結果としてホルモンバランスが崩れてしまうのです。
西洋医学では、暑さが視床下部-下垂体-卵巣軸に影響を与えると考えられています。視床下部-下垂体-卵巣軸とは、女性ホルモンの分泌をコントロールする体内のシステムのことです。
特に冷房の効いた室内と外気温の差が激しいと、体温調節機能が混乱します。これが交感神経を過度に刺激し、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加するんです。
その結果、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が不安定になってしまいます。
東洋医学では、夏バテを「陰陽」「気・血・水」のバランスの乱れとして捉えます。
陰陽とは、東洋医学で自然界や体の状態を「陰」と「陽」の二つの性質に分けて捉える考え方のことです。夏は「陽」の季節とされ、自然界の「陽気」が最も盛んになる時期にあたります。
しかし現代女性は、冷房による人工的な「陰」の環境と、外の強い「陽」を行き来することで、体内の陰陽バランスが大きく乱れてしまいます。
この乱れが、以下のような症状として現れます。
東洋医学の基本概念である「気・血・水」の観点から見ると、夏バテは次のメカニズムで起こると考えられています。
気の不足:暑さによる体力消耗で「気」が不足し、内臓機能が低下します。特に脾胃(消化器系)の働きが弱くなり、栄養吸収が悪くなります。
血の滞り:冷房による血管収縮と暑さによる血管拡張を繰り返すことで、血液循環が不安定になります。
水の停滞:発汗機能の乱れにより、体内の水分代謝が悪くなり、むくみや冷えを引き起こします。
五行説では、夏は「火」の季節で「心」と関連しています。心は血液循環をつかさどり、ホルモンの運搬にも重要な役割を果たすと考えられています。
夏の暑さで「心」に負担がかかると、全身への栄養とホルモンの供給が不安定になるんです。これが女性特有の不調につながります。
Q. 夏バテと熱中症は関係がありますか?
関係があります。夏はみんな疲れやすく、冷たいものの摂り過ぎで胃腸が疲れると夏バテが進み、それが熱中症を起こしやすくするという「ループ」につながると私は考えています。胃腸を冷やしすぎないことが、熱中症予防の一つの手がかりになるかもしれません。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
自律神経を整える朝の習慣と、体を冷やしすぎない食養生を組み合わせることが、夏の体調を安定させる近道です。
まずは朝の5分ルーティンで体内時計をリセットしましょう。
起床後30分以内に5〜10分間、直射日光を浴びます。これによりセロトニンの分泌が促され、夜のメラトニン分泌につながると言われています。
冷たい水ではなく、40〜50度の白湯をゆっくり飲みます。内臓を温めることで消化機能が働きやすくなり、栄養吸収をサポートします。
首や肩回りを中心に、3〜5分程度の軽いストレッチを行います。血の巡りをサポートすることで、ホルモンの運搬にも役立つと考えられています。
夏の食養生では「体を冷やしすぎない」ことが重要です。季節の変わり目に効く食材も参考にしてください。
冷たいものばかりではなく、温かいスープや蒸し料理も取り入れましょう。生野菜サラダには温性の食材(生姜、ねぎ、大葉など)をプラスするのがおすすめです。
ただ水を飲むだけでは、かえって体を冷やしてしまうことがあります。
厚生労働省の熱中症予防ガイドラインでも、適切な水分補給の重要性が強調されています。
関元・三陰交・足三里という3つのツボを刺激することで、冷えやむくみ、消化機能の乱れを整えるサポートになります。
関元とは、おへそから指4本分下にある、東洋医学で「元気の関所」と呼ばれるツボのことです。
位置:おへそから指4本分下
期待できること:子宮・卵巣まわりの巡りのサポート、基礎代謝のサポート
刺激法:両手で円を描くように、ゆっくり5分間マッサージ
夏の冷房で冷えた下腹部を温めることは、女性ホルモンの分泌をサポートすると考えられています。
三陰交とは、内くるぶしから指4本分上にある、3つの陰経絡が交わる婦人科系のツボのことです。
位置:内くるぶしから指4本分上、骨の内側
期待できること:婦人科系の調子のサポート、むくみのケア、眠りの質のサポート
刺激法:親指で3秒押して3秒離すを10回繰り返し
女性の体調を総合的にサポートし、ホルモンバランスの安定に役立つツボと言われています。
位置:膝下の外側、指4本分下のくぼみ
期待できること:胃腸の働きのサポート、体力回復、免疫力のサポート
刺激法:両足同時に、円を描くように1分間マッサージ
夏バテによる食欲不振をサポートし、栄養吸収を助けると言われています。「万能のツボ」とも呼ばれ、全身の調子を整えるツボです。
Q. 何もしていないのに疲れるのはなぜですか?
暑さや冷房による体温調節の負担、自律神経の乱れが原因となっていることがあります。特別なことをしていなくても、夏はそれだけで体力を消耗しやすい季節なんです。
鍼灸は自律神経のバランスを整え、血の巡りをサポートすることで、夏バテによる不調を和らげる方法の一つと考えられています。
鍼灸治療では、特定のツボへの刺激により自律神経のバランスを整えます。これにより、冷房と外気温の差に対応しやすい体温調節機能をサポートすると考えられています。
特に頚部や背部への施術は、交感神経の過緊張を和らげ、副交感神経の働きを活性化します。その結果、ホルモン分泌が安定し、生理周期も整いやすくなるとされています。
冷房冷えの対策として、鍼灸による血の巡りのサポートは一つの選択肢と考えられています。
鍼刺激により血管拡張作用のある一酸化窒素が分泌され、末梢循環がサポートされると考えられています。これにより手足の冷えが和らぎ、全身の血の巡りが整いやすくなります。
結果として、ホルモンが全身に運ばれやすくなり、女性特有の不調が整うことが期待されています。
東洋医学では「一人一人の体質に合わせた治療」を重視します。同じ夏バテでも、その人の体質や生活環境によって最適なアプローチは異なります。
スタジオシュカでは、詳細な問診と体質チェックにより、あなたに合った夏の養生法をお伝えしています。初回は90分でじっくりお話を伺い、2回目以降は30分、料金は12,100円(税込)です。柏市富里のサウスタウン柏Bで施術を行っています。
日本東洋医学会でも、個人の体質に応じた治療の重要性が説明されています。
Q. 鍼灸で夏バテはサポートされますか?
鍼灸は自律神経のバランスを整え、血の巡りをサポートする方法として知られています。個人差はありますが、冷えやむくみ、生理周期の乱れなど、夏特有の不調に向き合う一つの選択肢と私は考えています。
夏のホルモンバランスの乱れは、単なる暑さだけでなく、現代の生活環境が大きく影響しています。しかし、東洋医学の知恵を活用することで、自然に体調を整えることができるんです。
これらの習慣を続けることで、夏バテ知らずの元気な体に近づいていけます。そして何より、ホルモンバランスが整うことで、心も軽やかに過ごせるようになるんです。
今年の夏は、あなたらしく健やかに過ごしていきましょう。応援しています。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。