2026年9月更新:各h2冒頭に直答を追加、産後の冷えのぼせ実話を反映、Q&A3問と院の料金・所在地・鍼の情報を追記

「暑がりだから冷え性じゃない」——実は、そう思っている方こそ冷えを見逃していることがあるんです。手足が火照るのに、お腹を触ると冷たい。それは冷えの一種かもしれません。
院長の宮崎圭太です。今回は、手足が火照るのに体の芯は冷えている「冷えのぼせ」について、東洋医学の視点からの見分け方と、下半身を温める養生法をお伝えしますね。
手足の火照りは、冷えていない証拠ではありません。下半身の冷えを打ち消そうと熱が上半身に偏っている「隠れ冷え性」のサインであることが多いんです。
「冷え性」と聞くと手足が氷のように冷たい状態を思い浮かべますよね。でも冷え性にはいくつかのタイプがあります。
厚生労働省研究班監修の女性の健康推進室によると、女性は男性に比べて筋肉量が少なく、体の熱を作りにくい特徴があるとされています。冷房や薄着、運動不足などが重なると、自律神経による体温調節がうまく働かなくなることがあるんですね。
その中でも見逃されやすいのが「冷えのぼせ」タイプです。手足が火照っているから「自分は冷え性じゃない」と思い込んでしまうケースが本当に多いんです。
冷えのぼせとは、下半身は冷えているのに、上半身や顔がほてる状態のことです。こんな症状に心当たりはありませんか?
これらは、体の上下で温度のバランスが崩れているサイン。東洋医学では、この状態を「上熱下寒(じょうねつげかん)」と呼んでいます。上熱下寒とは、上半身に熱がこもり、下半身が冷えている状態のことです。
実は、産後にこの状態が続く方も少なくありません。私の身近でも、1人目を出産してから上半身は汗をかくほど熱いのに足は冷たい、という冷えのぼせのような状態が長く続いた例がありました。「暑がりになった」と感じている方こそ、一度足元を確かめてみてほしいんです。
冷えのぼせは、本来下へ向かうはずのエネルギーが逆流し、上半身に熱が偏ることで起こると考えます。カギを握るのは「気」の流れです。
東洋医学では、体の中を「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という3つの要素が巡っていると考えます。この3つがスムーズに流れていれば、体は健やかな状態を保てるんですね。
冷えのぼせで特に関係が深いのが「気」の逆流です。東洋医学では「気逆(きぎゃく)」と呼ばれ、本来は上から下へ流れる気が逆流し、上半身に熱がこもって下半身が冷える状態を指します。
気・血・水の巡りについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考になさってくださいね。
▶︎ 気・血・水から見る妊娠力!体の巡りをサポートする東洋医学的アプローチ
東洋医学には「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉があります。頭寒足熱とは、「頭は涼しく、足は温かく」という健康的な体温バランスの理想形のことです。
ところが冷えのぼせは、まさにこの逆の「頭熱足寒」。この状態が続くと、次のような不調につながることがあると言われています。
近畿大学病院の解説でも、冷え症は自律神経の失調と関係が深いとされています。自律神経と冷えの関係については、こちらの記事も参考になりますよ。
▶︎ 自律神経を整えて、妊娠しやすい体へ!女性のための不妊ケア
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
下の5つの質問で3つ以上「はい」なら、冷えのぼせタイプの可能性があります。まずは今の自分を知ることが養生の出発点です。
以下の質問に「はい」か「いいえ」でお答えくださいね。
「はい」が3つ以上の方は、隠れ冷え性(冷えのぼせタイプ)の可能性があります。「私は暑がりだから大丈夫」と思っていた方も、体の中では冷えが隠れているかもしれません。
冷えのタイプによって対策も変わってきます。ご自身の冷えタイプをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
▶︎ あなたの冷えはどこから?足先・お腹・手先タイプ別の東洋医学的ケア法
ポイントはただ一つ、上に上がった熱を下に下ろすイメージで、下半身を温めることです。全身を熱くするのではなく、足元だけ集中的に温めるのがコツなんです。
冷えのぼせの方は、熱いお風呂に長く入るとのぼせやすいですよね。そこでおすすめなのが「半身浴」です。
こうすることで、下半身をじっくり温めながら、上半身ののぼせを防げます。時間がない日は足湯もおすすめ。くるぶしより少し上までお湯に浸けて、10分ほど温まるだけでも違いを感じられますよ。
入浴法についてもっと詳しく知りたい方はこちら。
▶︎ 体を温める入浴法!基礎体温アップのための習慣
下半身を温めるのに役立つツボをご紹介しますね。
【三陰交(さんいんこう)】
内くるぶしから指4本分上、すねの骨の内側のキワにあるツボ。女性の健康をサポートするツボとして知られています。
【湧泉(ゆうせん)】
足の裏、土踏まずのやや上、足指を曲げたときにできるくぼみにあるツボ。「エネルギーが湧き出る泉」という意味があり、体を温めるのに役立つとされています。
ツボ押しの詳しいやり方はこちらの記事でもご紹介しています。
▶︎ 冷えやむくみ解消に!自宅で簡単にできるツボ押し&鍼灸で血行促進
お腹を温めるツボについてはこちらも参考になりますよ。
▶︎ 子宮を温める関元ツボの正しい刺激法!妊娠力をサポートするセルフケア術
Q. 手足が火照るのに、温めても大丈夫なんですか?
火照っているのは上半身と手足の先です。冷えているのはお腹や太ももといった体の芯なので、下半身を温めることで上下のバランスが整いやすくなります。全身を熱くするのではなく、足元を中心に温めてくださいね。
Q. のぼせやすくて、半身浴でも顔が熱くなります。
首筋を濡れタオルで冷やしながら入ると、のぼせを抑えやすくなります。それでもつらい日は、湯船をやめて足湯だけにするのも一つの方法ですよ。
Q. 冷たい飲み物がやめられません。
いきなりゼロにする必要はありません。常温や温かい飲み物を1日1杯増やすところから始めてみてください。少しずつで大丈夫です。
セルフケアを続けても変化を感じにくいときは、どの巡りが滞っているかを見極めたうえでのケアが近道になります。冷えのぼせはタイプによってアプローチが変わるからです。
冷えのぼせは、気・血・水のどの巡りが滞っているかによってアプローチが変わってきます。
ご自身で体質を見極めるのは、なかなか難しいものです。当院では東洋医学的な視点からお一人おひとりの体質を丁寧に確認し、あなたに合ったケアをご提案しています。
スタジオシュカ鍼灸治療院は千葉県柏市富里1-1-4 サウスタウン柏Bにあります。施術は初回90分・2回目以降30分で、料金は12,100円(税込)。使う鍼は0.14〜0.20mmの極細鍼なので、鍼が初めての方にも受けていただきやすいですよ。
冷え対策についてはこちらの記事も参考になりますよ。
▶︎ 冷え性改善で体の中から温活!妊活を成功させるためのヒント
▶︎ 秋の冷え対策で女性ホルモンをサポート!体を温める3つの生活習慣
手足の火照りは冷えていない証拠ではなく、下半身の冷えを見逃すサインです。まず気づくことが、体を整える第一歩になります。
「私は暑がりだから冷え性じゃない」と思っていた方も、まずは今回のセルフチェックでご自身の状態を確認してみてくださいね。
冬は東洋医学で「腎」を養う季節とされています。体を温めてエネルギーを蓄えることで、寒さに負けない体づくりのお手伝いにつながりますよ。一人で悩まず、気になることがあれば、あなたの体質に合った養生法を一緒に見つけていきましょう。
※個人の体質により体験には個人差があります
※施術効果を保証するものではありません
※医療行為の代替ではありません
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。