2026年9月更新:肝の気の変化(イライラ→憂鬱)と血虚の知見、Q&A3問、通院者の実話、料金・所在地を追記

生理前のイライラは、あなたの性格でも心の弱さでもありません。東洋医学では、体の中の「気」と「血」の巡りが乱れたときに出るサインだと考えます。柏市のスタジオシュカ鍼灸治療院の院長、宮崎圭太です。
この記事では、なぜ生理前だけイライラが止まらなくなるのかを東洋医学の視点で解き明かし、今日から自宅でできるセルフケアを3つお伝えします。「些細なことで家族に当たって、あとで自己嫌悪になる」——そんなご自分を責めてきた方に、まず読んでほしい内容です。
PMSに悩む女性はとても多く、あなただけの問題ではありません。まずは「自分を責めなくていい」と知ることが、最初のケアになります。
PMS(月経前症候群)とは、生理が始まる3〜10日ほど前から現れる心と体の不調のことです。厚生労働省研究班監修の情報によると、妊娠可能年齢の女性の多くが何らかのPMS症状を経験しているとされています。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
「私だけがこんなにつらいのかな」と感じるかもしれませんが、悩んでいるのはあなただけではないんです。
市販薬やサプリは一時的に症状を和らげる助けになりますが、飲むのをやめると元に戻りやすいのは、症状を抑えているだけで体質そのものには届いていないからです。
「飲んでいるときは楽だけど、やめると戻る」という経験はありませんか?PMSを繰り返さない体づくりには、体の内側からのアプローチが大切なんです。済生会の情報でも、PMSには「体質や症状に応じた対処」が重要とされています。
東洋医学では、生理前のイライラは「肝(かん)」の気の滞りから起こると考えます。気持ちの問題ではなく、体の巡りからくるサインなんです。
肝気鬱結(かんきうっけつ)とは、体の気の巡りを担う「肝」の働きが乱れ、気の流れが滞った状態のことです。ストレスや疲れがたまると、この状態に傾きやすくなります。
気が滞ると、イライラや怒りっぽさ、胸の張り、ため息などが出やすくなります。私が施術の現場で見てきて特徴的だと感じるのは、この感情の変化には順番があることです。
イライラが収まったのに元気が出ない——これは肝の気が消耗した典型的なパターンで、性格の問題ではなく体の巡りの変化なんです。詳しくは生理不順・PMSをサポート!自律神経と視床下部を整える東洋医学的アプローチでも解説しています。
PMSがひどいと妊娠しにくい、という直接の因果関係があるわけではありません。ただ、背景にある「気の滞り」や「血の巡りの悪さ」は、妊活の体づくりにも関わると東洋医学では考えられています。
生理前の不調が強い方には、東洋医学でいう「血虚(けっきょ)」——血が足りない状態が隠れていることがあります。血虚は生理前の脈に表れやすく、当院ではその場合、足りない血を補うような施術で全身を整えていきます。
生理前だけ調子が崩れる方は、黄体期(高温期)のバランスが乱れやすい傾向もあります。「生理前だけ調子が悪い」は黄体期のサイン?もあわせて参考にしてみてください。PMSをケアすることは、妊活のための体づくりにもつながっていきます。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
特別な道具はいりません。ツボ押し・呼吸法・香りの3つを、生理前1週間の習慣にしてみてください。
太衝とは、足の甲にある「肝」の気の巡りに関わるツボのことです。イライラを感じたときの手当てとして東洋医学で古くから使われてきました。
【太衝の場所】
足の親指と人差し指の骨が交わるあたり、少しくぼんだ部分にあります。
【押し方】
親指でゆっくり3〜5秒押し、ゆっくり離す。これを5回ほど繰り返します。イライラを感じたときや、生理前1週間に毎日行うのがおすすめです。
ツボケアについては生理周期に合わせたツボケア!でも詳しくご紹介しています。
イライラしているとき、呼吸は無意識に浅くなっています。ゆっくり吐く呼吸は自律神経を整え、滞った気の巡りをサポートしてくれます。
これを3〜5回繰り返すだけでOKです。朝起きたときや、寝る前に行うと整いやすいですよ。深い呼吸が妊娠力をサポート!の記事もあわせてご覧ください。
東洋医学では、香りには「気を巡らせる」働きがあると考えられています。なかでも柑橘系は、滞った気をめぐらせるのにぴったりです。
レモン、グレープフルーツ、オレンジなどの香りを、次のように取り入れてみましょう。
イライラしたときに、ふわっと香りを感じるだけでも気持ちが軽くなります。心のケアについては妊活中のセロトニン不足解消法!も参考になります。
現場でよくいただく質問に、3つお答えします。
東洋医学では、肝の気が溢れて起きたイライラが長引くと、やがて気が消耗して憂鬱に転じると考えます。イライラと落ち込みは別々のものではなく、同じ「肝」の巡りの変化の前半と後半なんです。
ツボ押しと呼吸法は、生理が始まる1週間ほど前から毎日続けると習慣にしやすいです。イライラを感じたそのときに行うのも効果的だと言われています。
セルフケアを続けても波が大きい方、日頃から気持ちに余裕がなくピリピリしてしまう方に向いています。実際に通われている30代の方からは「ここに来ると、そんなに焦らなくても大丈夫なんだなと思わせてもらえる」という声もいただいています。
セルフケアだけでは届きにくい部分があるのも事実です。長年の巡りの滞りは、自分では触れられない深いところにあることが多いんです。
長年かけて蓄積された「気の滞り」や「血の巡りの悪さ」は、自分ではなかなか届かない深い部分にあります。忙しい毎日でセルフケアを続けること自体が難しい方も多いのではないでしょうか。
「頑張っているのに変わらない」と感じても、それは努力が足りないのではありません。体の奥からケアが必要なサインかもしれません。結果が出ない焦りを和らげる!妊活中の心のケア方法もぜひ読んでみてください。
鍼灸では、「肝」だけでなく「脾」「腎」など全身のバランスを見ながら、一人ひとりの体質に合わせて施術します。生理前の脈に血虚が出ていれば、血を補うようにアプローチするなど、その方の状態に合わせて調整します。
当院で使うのは0.14〜0.20mmの極細の鍼です。施術中はリラックスして過ごせるので、心のケアにもつながります。「話を聞いてもらえるだけでも楽になった」とおっしゃる方も多いんですよ。
ご来院は千葉県柏市富里1-1-4 サウスタウン柏B、料金は初回90分・2回目以降30分で12,100円(税込)です。ホルモンバランスを整えるツボと鍼灸や、妊活中の自律神経を整える!心と体のバランスをサポートする5つの習慣もあわせてどうぞ。
生理前のイライラや落ち込みは、性格や心の弱さではなく、体の中の「気」や「血」の巡りが表すサインです。だからこそ、巡りを整えることでケアしていけます。
今日ご紹介したセルフケアを、まずは生活に取り入れてみてください。
そして、一人で抱え込まなくても大丈夫です。つらいときは、プロの力を借りることも選択肢のひとつ。あなたの体と心が、少しでも軽くなりますように。
※個人の体質により体験には個人差があります
※施術効果を保証するものではありません
※医療行為の代替ではありません
体験者の声もご紹介しております。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。