2026年9月更新:各h2冒頭に直答を追加し、OHSSの定義文・受診目安・Q&A3問・院の料金と所在地を明記、NG表現を全面置換

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)は、正しく知っていれば多くの場合そなえられるものです。恐れて治療をやめる必要はありません。むくみやお腹の張り、息苦しさに不安を感じている方に向けて、仕組み・症状の見分け方・受診の目安・体づくりのお手伝いまでを、この一記事でまとめました。
院長の宮崎圭太です。私は施術の現場で、採卵前後の体の負担にどう向き合うかを日々ご相談いただいています。この記事では、あなたが「今の自分の症状はどの段階か」「いつ病院に連絡すべきか」を自分で判断できるようになることを目指します。
OHSSとは、排卵誘発剤に卵巣が過剰に反応して腫れ、血管から水分がお腹などに漏れ出す状態のことです。特に若くて卵巣がよく反応する方に起こりやすいとされています。
きっかけになりやすいのは、排卵を促すhCG製剤の投与後です。この時期に症状が目立ってくることが多いんです。
誘発剤で複数の卵胞が育つと卵巣が腫れ、同時に血管の透過性(血管の壁から水分が漏れやすくなる性質)が高まります。血液中の水分がお腹の中などにしみ出すため、張りやむくみが起きます。
この仕組みには血管内皮増殖因子(VEGF)というたんぱく質が関わっています。VEGFは卵巣から分泌され、血管の透過性を高める働きがあります。
誰にでも起こりうるものですが、次の特徴がある方はリスクが高いと考えられています。
当てはまる項目が多いほど、治療計画の段階で医師にその点を伝えておくことが、あなたを守る一番の準備になります。
生殖補助医療(ART)を受ける方のうち、軽度のOHSSは約20〜33%に見られます。中等度から重度になるのは全体の1〜5%程度です。
つまり、強い症状にまで進むケースはごく一部です。適切な管理とそなえがあれば、多くの方は安全に治療を続けられます。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
見分けの目安は、体重の増え方とお腹・呼吸の状態です。数日で体重が急に増えたり息苦しさが出たら、段階が上がっているサインと考えてください。
軽度では次のような症状が出ます。
この段階では、安静にして水分を少量ずつこまめに摂りましょう。症状が引かない場合は医師に相談してください。
中度になると生活に支障が出てきます。
これらが見られたら、迷わず担当医に連絡しましょう。
「不妊とストレスの関係|妊活中の心のケア方法も紹介」でも触れているように、この時期の心の負担へのケアも大切です。
重度は医学的な緊急事態です。次の症状が一つでもあれば、すぐに医療機関を受診してください。
これらは体内の水分バランスが大きく崩れ、合併症のリスクが高まっているサインです。ためらう理由はありません。
「最初は採卵後の普通の痛みだと思っていました。でも次第に息苦しくなり、体重が3日で4kg増えたので病院へ行ったら中等度OHSSと診断されました。」(35歳・Aさん)
症状の進み方は人それぞれです。「何かおかしい」と感じたら、その直感を大事にして医師に相談してみてください。
最大のそなえは、治療計画の段階で自分のリスクを医師に共有し、日々の体調変化を記録することです。予防薬や誘発法の選択肢も相談で見えてきます。
リスクを下げるには、計画の段階からの相談がカギになります。
質問事項をメモして持っていくと安心です。不安なことは遠慮せず聞いてくださいね。
日々の暮らしでもできることがあります。
「【妊活中のストレスを撃退!】仕事・夫・周囲からのストレスと上手に付き合う方法」で紹介しているストレスとの付き合い方も役立ちます。
私が現場で大切にしているのは、いきなり鍼灸ありきで考えるのではなく、まず卵子の質と全身のコンディションを整えることです。土壌が整えば、体は本来の力を発揮しやすくなると考えています。
東洋医学では「気・血・水」のバランスを整えることを重視します。鍼灸はこのバランスを整えるサポートに向くと考えられています。
柏市のスタジオシュカ鍼灸治療院では、不妊治療と併用できる体づくりのお手伝いをしています。初回は90分・2回目以降は30分(12,100円/税込)で、0.14〜0.20mmの極細鍼を使い、一人ひとりの状態に合わせた施術プランをご提案します。詳しくはこちらをご覧ください。所在地は千葉県柏市富里1-1-4 サウスタウン柏Bです。
軽度〜中度は、医師の指示のもと自宅で経過を見ることが多いです。毎日の体重・尿量・お腹まわりを記録し、変化があればすぐ連絡できる体制を整えておきましょう。
自己判断で市販薬を飲むのは避けてください。
OHSSは心にも大きな負担がかかります。治療の中断や延期になることもありますが、あなたのせいではありません。
「不妊治療の心と体を守る!メンタルケアの重要性と役立つ情報」も参考になります。一時的に立ち止まることは、長い目で見れば心と体の回復につながります。一人で抱え込まないでくださいね。
東洋医学ではOHSSの状態を、体に余分な水がたまる「水毒」や、血の巡りがとどこおる「瘀血」として捉えます。鍼灸はこの巡りを整え、全身の気血水のバランスをサポートすると考えられています。
とくに次のツボがよく使われます。
鍼灸による血の巡りのサポートは、卵巣まわりの循環をうながし、自律神経のバランスを整えることでホルモン分泌の安定にも役立つと言われています。
「不妊に悩むあなたへ。鍼灸治療が妊娠に繋がるメカニズムとは?」では、鍼灸の働きを詳しく解説しています。
不妊治療(西洋医学)と鍼灸(東洋医学)を併用することで、次のようなメリットが期待されています。
「体外受精と鍼灸の融合で、妊娠への一歩を。成功率アップと心身のリラックスをサポート」では、併用のメリットを詳しく説明しています。
当院では、不妊治療を受けている方に寄り添った施術を行っています。OHSSにそなえた体づくりや症状のつらさへのケアにも対応した施術プランで、治療継続をサポートします。詳しくはこちらからご確認ください。
Q. OHSSの症状が出ているときに鍼灸を受けてもいいですか?
A. 中度以上の症状が出ているときは、まず担当医の指示を最優先にしてください。施術を受ける前に必ず現在の状態を医師と当院にお伝えいただき、その上で受けられる範囲を一緒に判断します。
Q. 採卵前に鍼灸を受けるとOHSSを防げますか?
A. 鍼灸そのものがOHSSを防ぐわけではありません。私が大切にしているのは、まず卵子の質と全身の状態を整えること。そのうえで巡りや自律神経のバランスをサポートすることが、体への負担にそなえる土台づくりになると考えています。
Q. 治療を中断している間も通ってよいですか?
A. はい。むしろ次のサイクルに向けて体を整えるよい時間です。初回は90分でじっくりカウンセリングし、あなたの状態に合わせたプランをご提案します。
OHSSを経験した後は、次回のプランを医師と見直すことが最優先です。誘発法をよりマイルドにする、採卵と移植を分けるなど、選べる方法があります。
自分の体験や不安をしっかり言葉にして伝えることが、次の安全につながります。
「不妊治療における採卵とは?詳細な解説と成功率、よくある質問」も参考になります。
東洋医学的なアプローチで体づくりを進めることで、治療の土台を整えつつ、体への負担にそなえられる可能性もあります。
OHSSは不妊治療で起こりうるリスクですが、正しい知識とそなえで、多くの場合はリスクを下げたり症状のつらさをやわらげたりできます。
自分のリスク因子を知り、医師と十分に相談しながら進めること。そして「体重が急に増えた」「息苦しい」といったサインが出たら早めに連絡すること。この二つが、あなた自身を守る力になります。
東洋医学的なケアも取り入れることで、体づくりのお手伝いや症状のつらさへのケアに役立てられます。鍼灸は血の巡りやホルモンバランスのケアをサポートし、西洋医学との併用でより穏やかに治療を続けやすくなると考えられています。
不妊治療は長い道のりです。一時的な困難を乗り越えながら、ご自身のペースで進んでいきましょう。スタジオシュカ鍼灸治療院は、不妊治療中のさまざまな状況に寄り添って施術を行っています。初回はカウンセリングと施術で約90分(12,100円/税込)。ぜひホームページをご覧ください。
※この記事は情報提供を目的としています。具体的な治療については必ず医師にご相談ください。不妊治療の最新情報については、厚生労働省の公式サイトもご参照ください。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。