こんにちは!スタジオシュカ鍼灸治療院の宮崎圭太です。
6月に入り、気温がぐっと上がってきましたね。
「冷房は苦手だから、扇風機にしているんです」という妊活中の方、最近とても多いんです。
自然な風だから安心、そう思って選んでいる方も多いはず。
でも、実はその扇風機が、知らないうちに体を冷やしているかもしれません【!】
今日は、6月から始めたい”風との付き合い方”についてお話しします。
「クーラーは体に良くなさそう」
「自然の風のほうがやさしい気がする」
そんな声を、妊活中の方からよくお聞きします。
体を冷やしたくないという、やさしい気持ちからの選択です。
とくに妊活を頑張っている方ほど、温活に意識が向いていますよね。
ところが、扇風機を使っているのに、なぜか体がだるい。
朝起きても、すっきりしない。
そんなお声もよく耳にします。
実はこれ、「自然な風」だからこその落とし穴かもしれません。
東洋医学には「風邪(ふうじゃ)」という考え方があります。
これは「かぜ」のことではなく、文字通り”風という邪気”のこと。
東洋医学では、体の不調をまねく外からの要因を「六淫(ろくいん)」と呼びます。
そのひとつが、この風邪なんです。
外から入り込む不調の原因として、昔から重視されてきました。
とくに風が入りやすいとされている場所があります。
「あ、いつも扇風機の風が当たっているところ…!」
そう感じた方も多いのではないでしょうか?
これらの場所は、皮膚が薄く、太い血管が通っている大切なところ。
風が長く当たると、体の表面からじわじわと熱が奪われていきます。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
私たちの体は、体温を一定に保つしくみがあります。
このしくみを担っているのが、自律神経です。
暑ければ汗をかいて熱を逃がし、寒ければ血管を縮めて熱を守る。
とても優秀なはたらきなんですよ。
ただ、無理なく対応できる温度差には限界があるとされています。
厚生労働省の研究班が監修する女性の健康情報サイトでも、こんな解説がされているんです。
温度差の大きな環境や薄着、冷たい飲食物などが重なると、自律神経による体温調節がうまく働きにくくなる、と。(参考:女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修)
面白い研究があるんです。
労働安全衛生総合研究所のレポートに、こんな内容があるんです。
扇風機の風を体に当てると、送風中は深部体温(しんぶたいおん:体の内側の温度)はあまり下がらない。
でも、送風が終わったあとに深部体温が下がっていくとされています。(参考:労働安全衛生総合研究所「扇風機を用いた簡便な身体冷却方法」)
つまり、表面を冷やしているようで、結果的に内側まで冷やすことになるということ。
これは熱中症対策としては有効な方法。
でも、妊活中の方が長時間風に当たり続けると、思いがけず体の芯まで冷えてしまうかもしれません。
扇風機は、体に向けて固定するのではなく、首振りモードに。
さらに、風の向きを壁や天井に向けるのもおすすめです。
部屋全体の空気をやさしくかき混ぜるイメージですね。
直接風が当たらないだけで、体への負担はぐっと減ります【!】
寝ているあいだは、自分で体温調節がしにくい時間。
とくに眠っているとき、風邪(ふうじゃ)が入り込みやすいとされています。
夏でも使える薄手のシルクやコットン素材なら、暑苦しさも気になりません。
「首・足首・お腹」を覆うだけで、翌朝の体の軽さが変わってきますよ。
足首の冷えと妊活の関係については、こちらの記事もご参考ください。
→足首が硬いと子宮が冷える?妊活中に見落としがちな”足首ケア”の重要性
就寝時の扇風機は、つけっぱなしにせず、タイマーをセットしましょう。
目安は2〜3時間。
寝つきの良さをサポートしつつ、深い眠りに入る時間帯には風を止める。
こうすることで、体への負担を最小限にできます。
「眠れないから一晩中つけたい」という方は、風量を「弱」にして、向きを天井に。
体に風が直撃しない工夫が大切です。
「風よけ習慣」を取り入れても、追いつかないこともあるんです。
すでに体の中に冷えが溜まっている場合、表面のケアだけでは届きにくいんですよ。
とくに、長年冷房や扇風機を使い続けてきた方。
「内側の冷え」が、知らず知らずのうちに積み重なっているかもしれません。
同じ「冷え」でも、現れ方は人それぞれ。
東洋医学では、こうした体質のちがいを見極めながら、お一人おひとりに合ったケアを考えていきます。
セルフケアを続けても変化を感じにくい場合、体の内側からのアプローチが必要かもしれません。
当院では、お一人おひとりの体質に合わせた施術で、妊娠しやすい体づくりをサポートしています。
スタジオシュカでは、まずじっくりとお話を伺うところから始めます。
普段の生活、お仕事の環境、睡眠の質、そして「夏の過ごし方」。
そうした情報から、その方に合った経絡(けいらく:気や血の通り道)やツボを選びます。
そして、鍼灸でやさしくケアしていきます。
「自分の体質を知れたことが、いちばんの収穫だった」
そう言ってくださる方も多いんです。
6月の今、ケアを始めておくと、本格的な夏が来る前に体を整えていけます。
暑い盛りになってから慌てるよりも、ずっとやさしい体づくりができますよ。
冷房や扇風機が手放せない季節に向けて、いまから準備をしておきませんか?
初夏の冷房対策については、こちらの記事もぜひお読みください。
→「初夏の冷房疲れ」が夏の妊活を決める?5月から始める”先回り冷え対策”の新常識
夏の衣替えと冷えについては、こちらもご参考に。
→半袖に替えたら急に疲れやすくなった?妊活女性が見落としがちな「衣替え時期の冷え」の正体
下半身の巡りが気になる方には、こちらの記事もおすすめです。
→妊活中の「ふくらはぎのむくみ」を放置していませんか?下半身の巡りが着床に関わる理由
首・肩のこりと気の流れについては、こちらをどうぞ。
→スマホ首が妊活の邪魔をする?首・肩のこりと東洋医学から見た「気の流れ」の話
冷え性と妊活の関係について、もっと知りたい方はこちら。
体験者の声もご紹介しております。
「冷房は苦手だから扇風機」
その選択は、決して間違いではありません。
でも、自然な風だからこそ、長時間浴び続けると体に影響が出ることもあるんです。
大切なのは、風を「敵」にせず、上手に付き合っていくこと。
今日からできる3つのポイントを、もう一度おさらいしますね😊
小さな工夫の積み重ねが、夏全体の体調を変えていきます。
妊活を頑張っているあなたが、心地よく夏を迎えられますように。
そして、今のあなたの選択は、すべて赤ちゃんを思う気持ちから来ているもの。
その気持ちは、必ず体に届いていますよ。
もし「自分に合った冷え対策がわからない」と感じたら、いつでもご相談くださいね。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。