2026年9月更新:ジャンクフードとセロトニンの関係、便秘とセロトニンの関係という院長の知見をQ&Aとして追加し、鍼灸セクションに院の所在地・料金・所要時間を明示、各h2直後に直答を追加

妊活中にイライラや落ち込みが増えたと感じたら、それは意志の弱さではなくセロトニンという脳内物質の不足かもしれません。東洋医学では心と体を切り離せないものと考え、ホルモンバランスを整えるにはまず心の安定が必要だとされています。院長の宮崎圭太です。今回は、セロトニンを増やすための具体的な習慣と、妊活とセロトニンの関係についてお伝えします。
セロトニンが不足すると気分の落ち込みだけでなく、自律神経やホルモンバランスにも影響が及び、妊活そのものに関わってきます。セロトニンとは、「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質で、心の安定・自律神経のバランス・睡眠の質を支えています。
セロトニンは脳だけでなく、全身のセロトニンの約90%は腸で作られています。妊活中は様々なプレッシャーを感じやすく、セロトニンが不足しがちになります。
不妊とストレスの関係|妊活中の心のケア方法も紹介でも詳しく解説していますが、ストレスホルモンであるコルチゾールが高い状態が続くと、生殖ホルモンの分泌が抑制されることが研究で明らかになっています。
日本産科婦人科学会の調査によると、ストレスレベルが高い女性は排卵周期の乱れが生じやすく、妊娠までの期間が長くなる傾向が見られます。心の状態が妊娠力に直接影響すると考えられています。
東洋医学では、体内を巡る「気」の流れが滞ると様々な不調が生じるとされています。この「気」の流れは、現代医学でいうセロトニンなどの神経伝達物質やホルモンの働きと似ているのではないかと私は考えています。
特に「肝」は感情をコントロールする臓器とされ、ストレスによって「肝気」が滞ると、イライラや落ち込みだけでなく、生殖機能にも影響が出ると考えられています。
妊活中のストレスは「肝気鬱結」「心腎不交」「自律神経の乱れ」という3つの状態として東洋医学では捉えます。どれも気の巡りが滞ることで生じ、生殖機能にまで影響が及びます。
東洋医学では、ストレスによって気の流れが滞った状態を「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼びます。現代社会では仕事や人間関係、さらに妊活そのものがこの状態を引き起こしやすいのです。
肝気鬱結になると、胸や脇腹の張り、ため息が増える、気分の落ち込み、生理前の不調が強くなるなどの症状が現れます。これらはすべて妊活に悪影響を及ぼします。
東洋医学では「心(しん)」は精神活動を、「腎(じん)」は生殖機能を司る臓器と考えます。この二つのバランスが崩れた状態を「心腎不交」と呼び、不眠や寝つきの悪さ、ホルモンバランスの乱れにつながります。
妊活中は検査や治療のプレッシャーで「心」が過剰に働き、「腎」の機能が低下しがちです。このバランスを整えることが大切だと私は考えています。
自律神経を整えて、妊娠しやすい体へ!女性のための不妊ケアでも解説していますが、ストレスによる交感神経優位の状態が続くと、血の巡りが悪くなり、子宮や卵巣などの生殖器官に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなります。
セロトニンには自律神経のバランスを整える働きがあるため、分泌を促すことで副交感神経の働きが活性化し、生殖器官の血の巡りをサポートすると考えられています。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
セロトニンを増やす方法は、朝の光・食事・腸内環境・運動という日常の4つの要素に集約されます。どれも特別な道具なしで今日から始められます。
朝の光を浴びることはセロトニン分泌の鍵です。起床後30分以内に、15分程度太陽の光を浴びる習慣をつけてみてください。曇りの日でも効果はあります。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜には睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌がスムーズになります。セロトニンとメラトニンのサイクルが整うと、生殖ホルモンも安定しやすくなるんです。
セロトニンの原料となるのはアミノ酸の一種「トリプトファン」です。トリプトファンを多く含む食品には以下のようなものがあります。
これらの食品をビタミンB6やB12と一緒に摂ることで、より効率よくセロトニンに変換されます。朝食に取り入れると効果的です。
Q. ストレスがあるとジャンクフードが食べたくなるのはなぜですか?
マックのような添加物や砂糖の多い食品は、食べた後に一気に気分を持ち上げる作用があります。ストレスで今の気分をなくしたいという欲求に対して、ジャンクな食品はセロトニンを介して短時間でその気分を消してくれるからです。ただこれは麻薬に近い一時的な作用で、トリプトファンを含む食品からじっくり作られるセロトニンとは仕組みが違うと私は考えています。
セロトニンの約90%は腸で作られているため、腸内環境を整えることは分泌を促す重要なポイントです。特に排便習慣は、腸壁のセロトニン生成に直接関わっています。
発酵食品(味噌、ぬか漬け、キムチなど)や食物繊維(海藻、きのこ、根菜類)を積極的に摂り、腸内細菌のバランスを整えましょう。
Q. 便秘はセロトニンにも影響しますか?
影響します。腸壁にはセロトニンを生成する機能がありますが、便秘で腸が圧迫されているとその働きが鈍くなり、セロトニンが出にくくなると考えられています。排便習慣を整えることは、気分の安定にもつながる大切なケアなんです。
適度な運動はセロトニン分泌を促し、「気」の流れを整えます。特におすすめなのは以下の運動です。
激しすぎない運動を週3回程度取り入れることで、ストレス軽減と血の巡りをサポートする両方の効果が期待できます。妊活に役立つ筋トレも参考にしてみてください。
ストレスを強く感じた「今」を落ち着かせたいなら、呼吸法とツボ刺激がすぐに使えます。どちらも道具がいらず、その場でできます。
ストレスを感じたときに即効性があるのが「4-7-8呼吸法」です。
この呼吸法を行うことで副交感神経が優位になり、リラックス状態に導かれます。不安を感じたとき、寝つきが悪いときにもおすすめです。
ホルモンバランスを整えるツボと鍼灸:女性特有の悩みを解消する効果的な施術でも紹介していますが、以下のツボはセルフケアにも役立ちます。
各ツボを親指で優しく押し、気持ちいいと感じる強さで1分程度刺激してみてください。
「ボディスキャン瞑想」は初心者でも取り組みやすい瞑想法です。
この瞑想を毎日続けることで、ストレスへの反応が穏やかになり、セロトニン分泌もサポートされると考えられています。
鍼灸は自律神経のバランスを整えることで、セルフケアより深い層からセロトニン分泌をサポートします。柏市のスタジオシュカ鍼灸治療院では、初回90分・12,100円(税込)でカウンセリングから施術まで行っています。
厚生労働省「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」でも紹介されていますが、鍼灸には自律神経のバランスを整える働きがあることが研究で示されています。
特に「交感神経」と「副交感神経」のバランスを整えることで、ストレス反応を和らげ、セロトニン分泌をサポートする効果が期待できます。
東洋医学では、「肝経」「心経」「脾経」「腎経」の調整がセロトニン分泌と関連していると考えられています。鍼灸施術では以下のようなツボへのアプローチが行われます。
これらのツボへの施術は、セルフケアよりも深い層にアプローチし、当院では0.14〜0.20mmの極細鍼を使うため、初めての方でも痛みを感じにくいのが特徴です。
【不妊治療中のストレス解消に】鍼灸で心と体を整え、妊娠しやすい体へ!にあるように、鍼灸施術の効果は個人差がありますが、多くの方が以下のような変化を感じられています。
Q. 鍼灸は何回くらいで変化を感じられますか?
個人差はありますが、リラックス感は施術直後、睡眠の質は1〜2回、イライラや不安感の軽減は3〜5回程度から感じる方が多いです。基礎体温の安定やホルモンバランスのケアには1〜3ヶ月の継続をおすすめしています。
日本統合医療学会の報告によると、鍼灸と生活の見直しを組み合わせることで、ストレス関連ホルモンの低下と妊活への良い影響が期待できるとされています。
セロトニン分泌をサポートすることは、妊活中のストレスケアだけでなく、体全体のホルモンバランスを整え、結果的に妊娠しやすい体づくりにつながります。ポイントは、朝の光と食事、腸内環境、そして必要なときのセルフケアを積み重ねることです。
これらのセルフケアを継続し、必要に応じて鍼灸治療などの専門的なサポートを受けることで、妊活中の心と体のバランスを保っていきましょう。
心と体のバランスは、妊活だけでなく、日々の生活の質を高めます。スタジオシュカ鍼灸治療院(千葉県柏市富里1-1-4 サウスタウン柏B)では、専門的なカウンセリングと鍼灸施術で、あなたの体質に合わせたサポートを行っています。初回は90分・12,100円(税込)で、2回目以降は30分です。
不妊治療の鍼灸について詳しくはこちら https://studioshuca.com/infertility
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。