2026年9月更新:不定愁訴・湿邪・脾胃の定義文、Q&A形式の実践的な回答、院の料金・所在地・所要時間、NG表現の置換を追加

梅雨の時期に「なんとなく体がだるい」「食欲が湧かない」と感じるなら、それは気のせいではありません。血液検査で異常が見つからなくても、体は確かに悲鳴を上げているんです。院長の宮崎圭太です。この記事では、東洋医学の視点から梅雨バテの原因を紐解き、脾胃(消化器系)を整えるための具体的な方法をお伝えします。
これは「不定愁訴」と呼ばれる状態で、検査では異常が出ないのに体調は明らかに悪い、という梅雨時期特有の不調です。不定愁訴とは、明確な病名がつかないまま体の不調を訴える状態のことです。
具体的にはこんな症状があります。
これらの症状は血液検査や画像検査では異常が見つからないため、西洋医学では「様子を見ましょう」と言われることが多いんです。でも、体調が悪いという感覚そのものは間違っていません。
梅雨時期の湿度は70〜90%にもなります。この高湿度が自律神経のバランスを崩す大きな原因なんです。
人間の体は本来、汗をかいて体温調節をします。しかし湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体内に熱がこもってしまいます。
すると交感神経が過度に働き、疲労感や食欲不振を引き起こすんです。気圧の変化も重なって、気分の落ち込みや倦怠感につながります。低気圧の日に「なんとなく気分が落ち着かない」と話される方は少なくなく、月経周期をカレンダーで見ながら体調の変化を気にされている方も多い印象です。
東洋医学では、湿邪(しつじゃ)が脾胃の働きを鈍らせ、気・血・水の巡りが滞ることが梅雨バテの根本原因と考えられています。
湿邪とは、梅雨時期の湿気が体に与える重く粘性のある邪気のことです。脾胃とは消化吸収を司る臓腑のことで、現代医学の脾臓・胃とは少し概念が違い、消化器系全体の働きを指しています。
湿邪は脾胃の働きを鈍らせる性質があります。そのため以下のような症状が現れます。
東洋医学では、体内を「気・血・水」が巡ることで健康が保たれると考えます。湿邪によって脾胃が弱ると、まず「気」の生成が不足します。
気は全身を動かすエネルギーなので、これが不足すると疲労感や無気力感が生まれるんです。次に「血」の巡りが悪くなり、栄養が全身に行き渡らなくなります。最後に「水」の代謝が滞り、むくみや体の重さとして現れます。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
温性食材とツボ押しを組み合わせることで、脾胃の働きを助けることができると考えられています。
湿邪に対抗するには、体を温める食材を積極的に摂ることが大切です。
逆に避けたいのは冷たい飲み物や生もの、甘いお菓子です。これらは脾胃の働きをさらに弱めてしまいます。
温かいスープや煮込み料理を中心にした食事で、内臓から温めていきましょう。スープにしょうがを加えるだけでも変化を感じやすいですよ。
自宅で簡単にできるツボ押しで、脾胃の働きをサポートしましょう。
1. 足三里(あしさんり)
膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下にあります。胃腸の働きを整える万能ツボです。親指でやや強めに30秒間押します。
2. 中脘(ちゅうかん)
みぞおちとおへその中間点にあります。消化不良や胃もたれに向くと言われています。両手で円を描くようにマッサージしてください。
3. 陰陵泉(いんりょうせん)
膝の内側、すねの骨の際にあります。水分代謝をサポートし、むくみのケアにつながると言われています。両足同時に1分間押しましょう。
これらのツボは食後1時間以降に刺激するのがベストタイミングです。1日1回の習慣にすると続けやすいと感じています。
朝の白湯・日中の除湿・夜の入浴という3つの習慣を続けることが、梅雨バテを軽くする近道になると考えています。
朝の習慣:
温かい白湯を1杯飲んで、胃腸を目覚めさせましょう。レモンやしょうがを加えると更に変化を感じやすくなります。
日中の過ごし方:
エアコンで除湿を心がけ、室内湿度を50〜60%に保ちます。軽いストレッチや散歩で気血の巡りをサポートしましょう。
夜の習慣:
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、体の芯から温まります。入浴後は冷たい飲み物を避け、常温の水分補給を心がけてください。
梅雨の湿度が下がれば症状も落ち着いてくることが多いですが、脾胃の働きが弱ったままだと夏の疲れに続いてしまうこともあります。季節の変わり目を乗り切るコツは、無理をしないこと。体の声に耳を傾けて、休息も大切にしてくださいね。
セルフケアで良くならないときはどうすればいいか、と聞かれることもあります。薬は飲まないで済むならそれに越したことはありませんが、症状によっては医療機関の力を借りたほうがいい場合もあります。つらいときは無理に我慢せず、医療機関も選択肢に入れてください。
セルフケアで整いにくい場合、脾経・胃経への鍼灸刺激が消化機能や気血水の巡りをサポートする選択肢の一つになると考えられています。
スタジオシュカでは、一人ひとりの体質を詳しく診断し、0.14〜0.20mmの極細鍼を使って脾胃の働きをサポートする施術を行っています。初回は90分・12,100円(税込)で、体質に合わせた養生法もお伝えしています。2回目以降は30分・同料金です。千葉県柏市富里1-1-4 サウスタウン柏Bにあります。
毎年梅雨時期の不調にお悩みの方は、東洋医学的な視点からのアプローチをぜひ体験してみてください。原因不明の不調も、東洋医学の視点から見ると整える糸口が見つかることが多いんです。
梅雨時期の「なんとなく不調」は、湿邪による脾胃の働きの低下が根本原因と考えられています。
温性食材を中心とした食事、適切なツボ刺激、規則正しい生活習慣で、体づくりのお手伝いをすることができます。一人で頑張らず、専門家のサポートも活用しながら、季節に負けない体を作っていきましょう。
体は変わっていくものです。小さな一歩から始めて、元気で快適な毎日を取り戻してくださいね。
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※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。