2026年9月更新:頭痛の仕組みへの直答・チラミンの定義文・冷やす対処法の理由(院長知見)・セルフケア方法・Q&Aを追記
寝すぎた翌日に頭が痛くなるのは、寝不足ではなく「脳の血管が必要以上に緩んで拡張している」ことが原因です。寝すぎによる頭痛は、睡眠不足の頭痛とは逆の仕組みで起きています。
院長の宮崎圭太です。今回は「寝すぎと頭痛」の関係と、その場でできる対処法についてお話しします。
頭痛は、脳の血管がいったん収縮し、その後急に拡張することで、血管周囲にある三叉神経(さんさしんけい)という感覚神経が刺激されて起こると言われています。三叉神経とは、顔や頭の感覚を脳に伝える神経のことです。
脳の血管を急に拡張させる原因には、次のようなものがあります。
寝すぎによる頭痛は、脳が休息する中で血管の緊張が緩みすぎて拡張し、三叉神経を刺激することで起こります。仕組みを分けると次の流れです。
対策として、次のことを意識してみてください。
☆平日の睡眠不足を休日に解消する生活ではなく、平日も休日も同じ時間に就寝し、起床するように生活リズムを見直す
☆チョコレートや赤ワイン、柑橘類などチラミンを含む食べ物を大量摂取しない
☆睡眠の質を上げ、自分に必要な睡眠時間の分だけ寝るようにする
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。
寝すぎの頭痛は血管の拡張によって起きているので、温めるより冷やす方が向いています。「温めると血の巡りが良くなりすぎて、心臓の拍動と同じペースでドクンと側頭あたりが痛み出す」こともあるので、そういうタイプの頭痛はすぐ冷やした方がいいと考えています。
セルフケアとしては、眉毛を目頭から目尻に向かってつまんでいく方法と、目のくぼみ(眼窩)を下から上に押し上げる方法もおすすめです。頭痛のときは眉間やおでこが凝り固まっていることが多いので、この辺りをほぐすと楽になることがあります。
Q. 寝すぎで頭痛が起きたとき、温めた方がいいですか?
A. 寝すぎによる頭痛は血管が拡張していることが多いので、温めるとかえって痛みが強まることがあります。まずは冷やして様子を見てみてください。
Q. どれくらい寝ると頭痛が起きやすいですか?
A. 元記事や院での相談の中では具体的な時間の基準はお伝えしていません。普段より長く眠って頭が重い、ズキズキするという場合は、寝すぎによる頭痛のサインと考えてよいでしょう。
Q. 寝すぎの頭痛を繰り返さないためにできることは?
A. 平日と休日で就寝・起床の時間をそろえること、チョコレートや赤ワインなどチラミンを含む食品の摂り過ぎを避けることが対策になります。
まずは生活リズムを整えて、睡眠の質を上げるようにしましょうね。
※効果には個人差があり、施術効果を保証するものではありません。医療行為の代替ではありません。