頭痛には薬よりも鍼の方が有効、という医学的研究発表
2013-07-12 頭痛について
こんばんわ。
あついすね♪
慢性的な頭痛の軽減には
さてさて。
2009年か08年だったと思いますが
ロイターでこんなニュースが流れました。
「慢性の頭痛、はり治療が薬より有効=米研究」
→ロイターの記事はこちらをクリック
頭痛へのはり治療の有効性はWHO「世界保健機構」によって認められています。
そしてこのニュースでは、
「慢性的な頭痛の軽減にはアスピリンなどの薬よりも鍼治療が効くとの調査結果を、米デューク大の研究者らが、専門しAnesthesia and Analgesiaで発表した。
偏頭痛や緊張性頭痛などの慢性の頭痛患者約4000人が対象となった複数の研究を再調査したところ、はり治療を受けた患者では62%に改善が見られたのに対し、薬の服用では45%だった。
また、実際のはり治療では53%に改善が見られたが、医療対象とならない位置にはりをうつ偽の治療では45%だった。効果が現れるには平均で5―6回の治療が必要だった。」
という内容です。
宮崎の個人的な、この記事の中で注目は、「再調査」という言葉です。
これはおそらく、一度集計したデータを再度、同じ人たちの「その後」を調査したものではないでしょうか。
もしそうだった場合、薬の「一時的な鎮痛」では「治らなかった」人が45%、
はり治療でその後に頭痛がすっかりと「治った」人が62%ということになりますね。
もし、一時的に、低料金で、痛みを消すだけなら、
薬の方が「手っ取り早い」のかもしれません。
針灸師の技術力にも左右はされますが。
しかし、「根本的に頭痛を治す」ためには、はり治療の方が成果が良かった、ということになります。
だからと言って
どちらがいい
ということは一概には言えないと思います。
なぜなら鍼治療はには鍼治療なりのデメリットもあるからです。
それは、「技術者のレベルに大きく左右される」ということと
現行の日本の法律の下では頭痛に鍼治療が適応でないことです。
また、レベルの高い技術者の1回の治療費は、
頭痛薬1錠に比べ、間違いなく高額です。
そして、このニュースにあるように、
効果が出てくるまで平均で5~6回くらいかかります。
痛み自体は1回の治療でなくなることがほとんどです。
しかし、頭痛がでなくなる、頭痛が治るまでに5~6回くらいかかります。
スタジオシュカで宮崎の治療を受けていただいても
だいたい同じくらいの回数になることが多いですね。
そのため、短期間で、安い料金で、と考えるのなら
薬の方がいいのかもしれません。
もし将来的に頭痛に悩まされることのない体、
将来的に積み重なっていく薬代の合計、
それを考えて鍼治療を選択される方もとても多いです。
頭痛は外来があるくらいに悩んでる方が多い病気です。
あなたにあった治療方向を、ぜひご検討してみてくださいね!
宮崎