ユリーアンジェラ

-話を聞く前から興味を持ってしまう只者ではないオーラ。
話を聞き出すと、鍼灸師でありながら、世界中を旅していた?
気になる発言や驚きの発言が次々に飛び出す。
そんな自由で明るく魅力的なユリーアンジェラ先生にお話を伺った。

 

-なぜスタジオシュカ・はりんで働いてる?

もともと柔道整復師のあとに鍼灸の資格も取って、海外に行ってバックパッカーをしていて。2018年に帰国したんです。
どこかで働くのはもともと性に合ってなくて(笑)

「開業するのが良いかな」ということで開業しました。

自分で鍼灸院をやりながら好きに過ごしたけど、海外生活から急にその生活なったので、飽きちゃって(笑)
そんな中、代表の宮崎のSNSが目についたんです。
鍼灸師でありながら、様々な活動をしていたり、新しい取り組みをしているのが気になりました。
「会ってみたい!」となって会ってみたら面白がってくれて。

私は鍼灸師でありながら、鑑定もやっているんですね。
ちょうど2021年2月で、節分で運気が変わるといわれる時期だったんです。
そして私の運気が「責任を負う」という2021年。
責任を負うというのは、何かお役目が来た時に「はい」か「yes」か「よろこんで」と答えるということ。
そんな話をしたら宮崎が「じゃあ責任を負う方法を考えます」って(笑)

次の月に「横浜の治療院(はりん)をオープンするから一緒に働かない?」と誘ってもらいました。

私の状況も踏まえての提案で、自分の鍼灸院や他の事業も行いつつ、週3回はりんで施術をさせていただいています。
自由に働きたい、という想いがある自分にとって居心地のいい環境で自由に働けています。

 

-とにかく色々気になる発言がたくさんでてくるユリー先生ですが…鍼灸師になったきっかけを聞いてみた。

富山県の出身ですが、実家がいわゆる良家というか「お嬢様」と呼ばれるような環境でした。
本名とは別に「○○家のお嬢様」というのがつくような生活で。それが…私には性に合わなかった(笑)

当たり前のように跡継ぎのポジションで、そのように育てられる兄の状況が疑問で、
「お母さん、お兄ちゃんはどうして自分の人生を生きられないの?跡継ぎと決められて可哀そう」って。

そんな私に母は「お兄ちゃんはかわいそうじゃないのよ」と。
「何をしたらいいかわからない」という人もたくさんいる中で、「やるべきこと、使命があるのは人生では幸せなことでもある」「お兄ちゃんは、あれがやりたいとかこれがやりたいとか言わないでしょ?」って。

幸い、両親にはやりたいことがあるなら考えなきゃいけない、という柔軟さはあったので不幸というわけではないんですが、私には衝撃だったんです。「やばい!」って(笑)

「やりたいことを口にださないと、人生が人に決められちゃうんだ!」って思いました。

それからは幼心に、
「学校の先生になりた~い。」「消防士になりた~い。」と自己主張を(笑)
何かしら発言しないと勝手に決められちゃう!!と思ってましたから。

そんな環境だったので「自分にできることをやりたい」という想いと「自分のやりたいことって何なんだろう」という思考はずっとありました。

ピアノが弾けたので音大受験をしたんですがうまくいかず、他にできることを考え
バレーボールをずっとやっていたので「身体を触る仕事」という方向に。

鍼灸に興味を持って調べたら、柔道整復師の活躍を目にすることが多かったので、まずは柔道整復の学校にいって、2つ資格とると3年×2で6年かかるんですが、鍼灸も資格を取りました。

 

-興味や能力の幅が広く、色々やってきたユリーさんは鍼灸への興味は強かった様子。中退してすぐにでも海外にいっちゃいそうだが…(笑)そんなユリーさんが鍼灸に引かれ続けた理由はなんだったのか。

学生時代に自分に合うかどうかの確認という目的で整骨院でバイトしましたが、自分は鍼灸に魅力を感じるな、と。
直接自分の手を使う鍼灸がやりたかった。

「鍼がさせる」という行為は、鍼灸師かドクターできないので、とても貴重だと感じています。

 

-次に気になる、「10年のバックパッカー生活」について、なぜ海外に行き、何をしたのか。

資格取得後すぐ、24歳から10年間、海外を旅して、34歳の時に帰ってきたんです。
およそ10年、バックパッカーをしていました。

最初はただただ旅を。
でも…性格上、旅にも飽きちゃうんですよね(笑)

そんな時「鍼灸の資格あるじゃん」って。
公園で段ボールを敷いて「Accupuncture(鍼灸)」「15min.(15分)」って書いて。
自分から声をかけて小金を稼いで。
それをやってると見ている人が話しかけてくるんですよね。

「うちに寝たきりの母がいるんだけど診てくれるか?」とか。
それでそのお宅に通ったり、時には「1週間施術するから1週間泊めて?」と交渉したり。

家に泊まり込んで親戚中の鍼灸をしたり。
次の移動先へのバスチケットを買ってもらったり(笑)

日本とは新しいものに対する感覚も違うんですよね。
もちろん場所にもよりますが気楽に施術を受けてくれてました。
公園で、って、日本では考えられませんよね。

この間、鍼を調達しに帰ってきたりしていましたが、ほとんどの時間を海外で過ごしました。

 

-聞けば聞くほど驚きですが、一見「美容サロン」にいそうなユリーさん。美容鍼もおこなっている「はりん」で働くにはぴったりにも思える。

もちろん美容もしますし、外見にも気を遣ってます。
ただ…もともと美容に一切興味かったですし、海外にいる時はノーメイクで出歩いていました。
ちゃんと外見に気を遣いだしたのはここ半年くらいですかね。

美容も不妊もなんでも対応しますが、実は寝違え、五十肩、膝が痛い、腰痛などが得意です。
もともと「はっきりと結果が分かる」のがやりがいを感じる部分なんですよね。
結果を明示できる痛みを取る施術が得意です。
性格上「結果を出したい」のがすごくあるのかもしれません。

結果って色々あると思うんですが「相手の思う結果」が大事で。
求めることが「良くする以上に優しく寄り添われたい」のであれば、「寄り添われること」が結果だと思いますし、
話を聞いてほしい人には聞くし、話が聞きたい人には話します。

その中の1つに「鍼灸で良くなりたい」があると捉えています。
色々できる自分でいたいという想いもありますし、できることは全てしてあげたいですね。

 

-ご自身でも鍼灸院を経営され、鑑定の仕事、海外での交流など、様々な面で人と関わっているユリーさん。
特に自分で経営している院では、鍼を受けに来る以上に「ユリーに会いに行く」という根強いファンも多いという。それは実際に、話を聞いていても納得だが…

「一般的じゃない」自覚はあるんです(笑)
「面白いことやってる」自分を見ていて面白いんだろうな。
「海外に行く!住む!」のも実際にはやれなかったり、やれるとも思得ない人が、やってきた人の話をおとぎ話やファンタジー、フィクションとして聞きたい。
そんな風に思ってもらえてるのではないでしょうか?
海外自体は「変化」に直結しないけど、「海外に行く」のは分かりやすく変化をイメージできますよね。

私からしたら、国内の方がやりづらい。特に私が身を置く「鍼灸」という世界は、伝統をとても大切にする反面、変化をよしとしない文化もあります。
でも私自身は、どんどん変化をしたい。

今までと同じじゃなきゃだめなの?というところに斬り込むと、周囲は良い顔をしないし、したくてもできないという面もあると思う。
そんな中では、海外に行く!くらい分かりやすい変化が動きやすいですね。

 

-自由であるがゆえ、今ここにいるということが価値であるように感じるユリーさん。きっとまた、数年後には全く違うことをしているような…そんな中で、患者さんとはどのように向き合っているのか。

「ずっと私自身が近くで寄り添い続ける」という関わりはあまりないかもしれません。
ただ、お互い思い入れが深かい患者さんとは、海外から絵葉書を送ったりもします。
「今こんなことやってるよ!」って。
それを喜んでくれる方もいらっしゃるので、私としてはできるところでケアをしたいと思っています。

 

-海外を渡り歩き、鍼灸の枠にも囚われることなく、自由に人生を楽しむユリーさん。
そんな中でも、代表の宮崎先生との出会いがきっかけで『はりん』で働き、患者さんには絵葉書を送る。そんな、人との縁を大切にする姿が印象的だった。
その自由で魅力的な姿に、ファンが多いのにも納得だ。